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はじめての美術館4 朝倉彫塑館

書道博物館を後に向かったのは同じ台東区の「朝倉彫塑館」。
徒歩でそのまま向かえると書道博物館の方にお聞きし、地図もいただいて出発する。
天気の良い冬晴れだったので、気持ち良い。

日暮里駅付近まで来たら「羽二重団子」の看板を見つけた。こちらのお店、何と創業は文政二年で、正岡子規も食したとか。
休憩がてら、早速中に入って煎茶とのセット(462円)を注文する。
中庭が以外にも広く立派で、池には錦鯉が優雅に泳ぎ、隣との境界には竹藪がある。
お味は素朴なしょうゆ味とあまり甘くないあんこのお団子2種。
おやつに丁度良い。

更に歩くと、日暮里駅を超えて徒歩数分。目指す朝倉彫塑館に到着。
こちらは、彫塑家朝倉文夫(1883~1964) が住居兼アトリエとして自ら設計・監督をし、8回におよぶ増改築の後、昭和3年から7年の歳月をかけて新築。昭和10年、現在の形となったもの。

本館は、西洋建築(鉄筋コンクリート造り)のアトリエ棟と、竹をモチーフとした日本建築(数奇屋造り)の住居棟で構成されている。

外観は黒塗りで、聞けばコールタールを塗布したものだそうだが、コンクリート外壁にコールタールとは斬新。
靴を脱いで早速見学。
まずはアトリエ棟。
入ってあっと驚く。何と気持ちの良い空間なんだろう。
天井は高く(8.5m)、3階までの吹き抜け。ハイサイドの窓と片側の大きな窓から燦燦と太陽の光が降り注ぐ。
アトリエ棟の内壁は真綿であった。なんだかモコモコしていると思った。
彫刻作品が壁に当たっても傷つかないようにという配慮らしい。

この空間に朝倉の彫刻作品がそこかしこ展示されている。
こんな場所に置かれたら、幸せだろうな。

そして、奥に進むと書斎への入口などがあるが、窓の向こうにあるのは、巨大な中庭。
「五典の水庭」と呼ばれる中庭は、朝倉が自己反省の場として構成したもので、地下の湧水を利用し、儒教の五常の教えを造形化した「仁」「義」「礼「智」「信」の五つの巨石が配されている。
この時点で、ここに住みたくなった。

残念ながら数寄屋造りの住居部分は耐震上の理由で9月から見学禁止となっていたが、外から眺めるだけで、照明器具と言い、アトリエに負けず劣らず工夫されているようだった。

再度玄関ポーチに戻り、2階へと上がる。
蘭の間と称する東洋蘭の温室として、かつて使用されていた空間は、今現在朝倉が大好きだった猫の彫刻がたくさん展示されている。

そのまま3階へと上がるとここで再びの驚きが。
「朝陽の間」と言われる来客用の応接室として使用されていた日本間。
ここでも、次のような様々な工夫が凝らされている。
・瑪瑙(めのう)の壁
・松の一枚板の床
・屋久杉の根の床柱
・神代杉の天井と障子の腰板
・落とし掛けの真竹
・面皮仕上げの障子の桟

個人的には瑪瑙入りの壁に驚いた。そこまでするかという感じ。
松の一枚板の床も、今ならそう簡単に入手できない気がする。

また、ここからの庭の眺めもまた良い。

最後のとっておきが屋上庭園。
驚いたことに、立派なオリーブの木が植樹されている。
屋上で、よくぞこれだけ育ったなと感心してしまった。樹木の下には、オリーブの実が沢山落ちていた。


ここでは、朝倉文夫の彫刻作品よりもこの建物(登録有形文化財)に目が行ってしまう。
お天気の良い日には最適。

朝倉彫塑館は来年4月1日から平成25年3月まで保存修復工事のため、長期休館に入る。
まだ、行かれたことのない方は、ぜひ1度足をお運びください。
ぐるっとパスには無料入場券が付いています。


見学の後、すぐ近くの「一力」にてラーメンをいただく。
懐かしい醤油味のラーメン、しかも麺は細めのややちぢれで、私の大好きなお味であった。
東京で初めて「また食べたい!」と思えるラーメンに出会って大満足。
こちらは餃子も美味しいそうで、上野のついでに次回は是非餃子とラーメンをいただこう。

気分良く、次なる目的地へ向かった。

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朝倉彫塑館@谷中

 谷中にある朝倉彫塑館は、彫刻家朝倉文夫(1883-1964)のアトリエ兼自邸で...

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非公開コメント

あべまつ様

こんばんは。
お返事遅くなり申し訳ございません。
屋上に上がったとき、隣の家で丸くなって寝ている
野良猫がいました。
猫好きな朝倉も、こんな光景を毎日見ていたのかなと思いました。

あのあたりは、散策すればいろんなお店がありそうで楽しみですね。

No title

こんばんは。
明日、友人達がそこに行くと言ってました。
長期休館される前に、私も行きたいと思います。
屋上は、前回雨であがれなかったので、リベンジ、
決行したいところです。
様々にゃん子達より、建物のあちこちの工夫に
うっとりで、住んでみたいお家ですよね!
ご近所のカレーも美味しいらしいです。
イナムラショウゾウ、お煎餅、ラーメン、カレー
ついつい、食指が動きます。

No title

はろるど様
数寄屋の方にも入られたのですね!
羨ましいです。
数寄屋に座って見るお庭も格別なことでしょう。

一力のラーメンは男性なら量が少ないと思うので、
ぜひ餃子とのセットをおすすめいたします。
ラーメンは昔ながらの素朴なお味です。

mizdesign様
屋上庭園のオリーブに一番驚きました。
よく根が付いたなと更になぜオリーブ?的な驚きです。
4年もかけて修復されるのであれば、是非人数制限または予約制に
しても良いから数寄屋部分に入ってみたいものです。

屋上庭園

こんにちは。
ここは建物も良いですが、何より屋上庭園が素晴らしいと思います。
晴れた日は最高ですね。
数奇屋部分は未見なのですが、修復明けには公開されるのか気になります。

No title

こんばんは。朝倉彫塑館へ行かれたのですね。一度、まだ耐震審査をする前にお邪魔したことがありますが、住居部分からのお庭の眺めもなかなか素敵でした。合わないようで合うアトリエ棟との組み合わせがまた面白いですよね。私も作品そっちのけで建物ばかり見ていました。

>東京で初めて「また食べたい!」と思えるラーメンに出会って大満足

これは知りませんでした!
長期休館とのことで、今度久々にラーメンとセットで試してきたいと思います。
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