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「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展 東京都現代美術館

neo

今年はブラジルのアーティストを紹介する展覧会が多かったと思う。豊田市美に川崎市民ミュージアムなどなど。
そして、この東京都現代美術館の「ネオ・トロピカリア」展である。
ここのところ、MOTは外しの展覧会が多いので、今回も大きな期待はしていなかったが、これが案外楽しめた。

展覧会は、建設、デザインなど様々な分野で活躍中、活躍した27組のアーティストの作品を紹介している。豊田市美での「Blooming」でも出展していたアーティストもいた。

以下好印象の作家を挙げる。

・リジア・パペ
「Tteia、C」は、金色の糸をピンと張っただけの単純構造にもかかわらず、造形として優れていた。
見る角度によって、糸が見えたり見えなかったり。作品のまわりを2週したが、その都度見え方が変化して面白かった。

・イザベラ・カペト
「ルチャ・リブレ」は2.7m×4.5m布の前面をビーズやスパンコールで覆い尽くしたタペストリー。
見た瞬間、手芸版曼荼羅だと思った。
メリーゴーランドや観覧車など、おもちゃのようなクラフト作品が特徴。手芸・工作分野の作品で、一般的なアートの範疇に含まれるのか、いやアートという概念の定義づけすら明確ではないのだから、何でも良いのか、わずかながら考えさせられた。

・トミエ・オオタケ
名前からも分かるように、日系1世。39歳から絵画に本格的に取り組む。
赤い矩形の抽象画はロスコーぽい?と思ったり、ブルーのはザオ・ウーキー?とありがちなんだけど、印象的だった。

・アナ・マリア・タヴァレス
今回のマイベスト。豊田市美では、屋外の水盤に鏡面の睡蓮作品を並べていた。
MOTでは、映像作品で勝負。
これが、最高!
タイトル「通風孔(ピラネージ)」は、スチールやガラスなどのモダン建築素材からなる無限の迷宮がゆっくりと回転する映像。18世紀のイタリア画家、建築家のピラネージを参照している。
この作品建築の一部を拡大して見せているが、どの映像でも「水」が見えてくる。実際に水を使った撮影をしているのだろうか?
入って左右に巨大スクリーンがあるのだが、あの見せ方しかなかったのかな?
科学館のような360度シアターなんかで、映像流したら、とっても面白そう~。

・オスジェメオス
アーティイスト名「オスジェメオス」(ポルトガル語)=「双子」。
本当に双子のアーティスト。作品はグラフィックアート、落書きから始まっているが、塗る、描くだけでなく、貼ったり、デコレーションしたり、楽しければ手段を問わないといった風情。
画風は、できやよいに似ている。

・ミラ・シェンデル
他の作家による作品とはうって変わって、静謐さが感じられる。
展示作品は、ライスペーパーに油彩であったが、描かれていたものは、日本の書のようにわずかな線描だけ。それなのに、どこか訴えてくるものがあった。

・ルイ・オオタケ
先に挙げたトミエ・オオタケの子供。
独特の色使いと形状で知られる建築家。サンパウロのスラム街を色彩によってよみがえらせたプロジェクトを紹介している。Color brings happy.そんな単純ではないかもしれないが、色彩が街を変えた。

*1月12日まで開催中。

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