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2009年1月18日 鑑賞記録

記事のアップが、書いても書いても全然間に合わないので、今日はまとめてしまおう。
イチオシのものだけは、この後別途記事にしますが。

ということで、本日見に行った展覧会。ちょっとした感想を加えて。

・新人作家による版画展「空は晴れているけど」 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

⇒これが本日の一推し。次の記事に続く。

・加藤唐九郎・重高・高宏 「窯ぐれ三代展」 菊池寛実記念 智美術館 前期は2月8日まで開催

智美術館の展示は毎度のことながらレベルが高い。何しろあの空間、あの展示方法ならどんな作品でも、美しく見えてしまうのではないか。今回は唐九郎から始まって孫までの三代の陶芸展。高レベルな作品が更に美しく映えていた。
何と言っても志野である。志野焼は、あまり好みではないのだが、彼らの手にかかると志野のもっさりした感じが消えている。高宏の志野焼に至っては、これが志野?と驚くような斬新さ。
黄瀬戸も良かった。
唐九郎は茶碗をはじめ花器など、古陶磁の研究をされただけあり、基本から外れない桃山陶芸を追求する姿勢が作品に現れていた。
重高は、大きな花器などに個性が出ていたと思う。
もっとも楽しみなのは高宏の今後の作品。冒頭の新しい志野など、枠に捕らわれない作品を作っていって欲しいと思う。

・「追憶の羅馬 ローマ展 館蔵日本近代絵画の精華」 大倉集古館 前期は2月8日まで開催

昨年の日本橋三越での展覧会を思い出す。同じ趣旨の展覧会だが、今回は大倉集古館の所蔵品のでローマ展に出展されていたものを前期・後期に分けて展示。
よって、昨年三越で見た作品が多かったが、何しろ大きな作品が多いので見ごたえがある。
大観、古径、玉堂らの大作に再会。

・「近代の屏風絵-煌めきの空間」 泉屋博古館分館 前期は2月8日まで開催

やはり展示数が少ないこともあってか、いまひとつ。一番良かったのは、海北友雪の「日吉山王祭礼図屏風」(江戸時代)。こちらは見ごたえある六曲一双の屏風絵。細かい人物描写が面白い。

・「新春展」 ニューオータニ美術館 1月25日まで開催

Takさん、一村雨さんらが続々とご報告されているニューオータニ美術館の新春展。展示数はさほどないものの質は高い。
印象に残った作品は次の通り。

*ビュフェ 「二羽の鳥(つる)」
こんなに大きい作品とは思わなかった。ビュフェが鶴を描くとこうなるのか。水色のバックが効果的。

*ポールギアマン 「チューリップ」
ギアマンの作品は初めてかもしれない。赤・黄・白の3色チューリップが思い思いの方向に向いている。こちらはパステル調の背景。

*モイズ・キスリング 「ハンモックの婦人」
キスリング?と思わずキャプションを見てしまった。意外に小さい。ちょっと私の見たことのあるキスリングぽくなくて、逆に印象に残った。

*ジャン=フランソワ・ミレー 「田園に沈む夕陽」
これ、とっても好き。パステル画だけど、空と広大な大地のシンプルな画面が見ていて落ち着く。

*キース・ヴァン・ドンゲン 「腰掛ける婦人」
ミレーと一、二を争うほど良かった。キース・ヴァン・ドンゲンをまとめて見たい!
この婦人像のか細さ、なのにどこか色香漂う。首と腕が長い。白磁のような肌だった。

*岩佐又兵衛 「本間孫四郎遠矢図」
こんなに作品と観る側の距離って開いていたっけ?と思わせるほど、作品が遠く見えた。単眼鏡なしでは、ほとんど作品の詳細を知るのは困難だと思う。
よくよく眺めると、さすが又兵衛。人物の表情がきちんと描き分けられている。

*喜多川歌麿 「美人と若衆図」
ブロマイド写真のようなちょっと変わった構図の肉筆。歌麿の肉筆ってなかなかお目にかかれないので、こちらもしかと目に焼き付ける。

*葛飾北斎 「ほととぎす虹図」
北斎の死の前年に描かれた作品。89歳にしてなお、ほととぎすを細部まで描いているのはさすが。
ただ、北斎にしてはパンチのない作品。やはり年には勝てない?

*小林古径 「上宮太子」
聖徳太子16歳の図。眼もと涼やかな太子像は好感が持てる。

*祥瑞振出形香合 景徳鎮窯
蓋が付け替えられる交合なんて、初めて見た。とても愛らしく美しい。
こんなのが、手許にあったら楽しいだろうな。

ところで、奥の部屋には平櫛田中の大谷翁の木彫がドンと鎮座していた。あの存在感はすごい。
作品リストには掲載されていないので、尚のこと驚く。

・「東京藝術大学退官記念 田渕俊夫展」 日本橋三越

昨日に続いて再訪。今日で終了の展覧会だけれど、見ることができて本当に良かった。
とら様に感謝申し上げます。
田渕俊夫は私の大好きな日本画であった。名前がピンと来なかったのだけれど、自分のブログで「田渕俊夫」と検索したら、2件も記事が出て来た。いずれも好印象の作品に挙げられていた。
かつて地元愛知県芸術大学で教鞭を取られていたとのことで、県内のメナード美術館で何度か作品を拝見していたのであった。

昨日はものすごく混んでいて、ゆっくり見られなかったのと図録が欲しくての再訪。
しかし、既に図録は完売だった。。。幸いなことに東京展のあと、名古屋と福岡に巡回するため、急遽増刷されるとのこと。
しっかり、予約して来た。

日本橋高島屋の展示とは異なり、こちらでは初期の作品から最新作まで幅広く網羅されている。
刻シリーズや翠色や赤・黄色と多彩に色を使用した作品もあれば、現代アートぽい日本画もある。更に、永平寺に奉納した襖絵など見ごたえ十分。
本当に素晴らしい内容だった。

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