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「さて、大山崎」 山口晃展  アサヒビール大山崎山荘美術館

yamaguchi

京都と静岡の記事がいつまで経っても終わらない。食べても食べても減らないわんこそばのよう。
展覧会に行かなければ良いのだが、じっとしていられない。

さて、大山崎である。
山口晃さんの作品は、マンガのようで取り立てて好きという訳ではない。
今をときめく日本画現代アーティストと漫画家の境界って何だろう?

今回の展示にも「すゞしろ日記 さて、大山崎版」2008年があったが、これなどまさに漫画である。
大作「最後の晩餐」2008年を見ていると、しごく出来の良い極上のマンガ原画を見ているような気分になった。
「チェンバロを弾く高山右近」2008年然り。

そんな中、一番楽しめたのは新館にあった「邸内見立 洛中洛外圖」2007年。
こちらは、見れば見るほど面白い。ダジャレ?満載の絵画作品。
くすりと笑いを取る技術は山口晃の真骨頂。観客は皆、絵に張り付いて、「あーだ、こーだ」言い合うのが楽しい。
その横にあった「自由研究(柱華道)」も本展のテーマ『大山崎の歴史』にからんだ面白い内容。
こんな視点こそ、まさしく漫画家魂のようなものが見えてしまう。

「大山崎交通乃圖」2008年も作者お得意の分野。空想の入り混じった過去と未来が混在した交通の圖で、こちらも見れば見るほど、いろんな発見があって楽しい。

絵画だけでなく「携行折畳式喫茶室」や「山荘秘密基地」など立体作品も見られた。
前者はもっとひねりが欲しかったが、後者は発想が面白いので、こちらももう少し手の込んだ作りをして欲しかったなと思った。

新館の壁面見立シリーズはガードマンさんが、皆に一生懸命に説明して下さって、それはそれで大変だなと思いつつ、説明なしだとまるで分からないというのもどうなの?とこちらはいま一つ。

大山崎山荘という個性ある美術館に、山口作品はまずまず違和感なく溶け込んでいたと思う。
何より、訪れる老若男女の観客はみんな楽しそうだったのが一番印象深かった。

*3月8日(日)まで開催中。

大山崎山荘美術館の隣に「宝積寺」(ほうしゃくじ)というお寺がある。こちらの本堂に重要文化財指定されている鎌倉時代の院派作「十一面観世音菩薩立像」があるそうなので、次回は必ず拝見したい。

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ogawama様

お風邪の具合はいかがですか?
線の細かさと言えば、先日ミュゼ浜口陽三で見た元田久治さんと
シェル美術賞入選のサカキケイタさんが忘れられません。
元田さんの作品はぜひご覧になっていただきたいです。
山口さんとは違った魅力がありますよ。

お待ちしてました

山口さんの絵はマンガですかー。
うん、理屈抜きに楽しいし胸が躍りますね。
私は細かい描線が大好きです。
大山崎、再訪予定です。

mizdesign様

こんばんは。
観ながら会話の弾む絵って、なかなかないですよね。
山口さんの絵は見ていて会話をしたくなる作品。
楽しいのが魅力です。

No title

こんにちは。
山口さんの作品は、高い技巧と本気の冗談(?)の組み合わせが面白いと思います。
何より、とても楽しそうに観ている方が多かったのが印象的でした。

Tak様

> 出来れば過去の作品もあればなーと思ったりもしました。

そう言えば、2007年~昨年作ばかりでしたね。
テーマがあるから、他の作品は持って来られなかったのかも。
個人的にはアートぽくありませんが、電柱研究のような作品を
今後も期待したいです。
PS:20008年ご指摘ありがとうございました。

No title

こんばんは。

そうなんですよね~
観ているみなさんがそれぞれ皆揃って
愉しそうなのが印象的でした。
人気の秘密はまさにそこでしょう。
出来れば過去の作品もあればなーと思ったりもしました。
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