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「DOMANI・明日展」 国立新美術館

国立新美術館で開催中の「DOMANI・明日展」に行って来た。
文化庁芸術家在外研修の成果ということで、歴代研修生に選ばれた作家たちの作品展である。
出品作家は、15名。ジャンルは写真、映像、立体、平面絵画と雑多である。
それにしても、この展覧会サブタイトルが「未来を担う美術家たち」となっているので、てっきり若手の作家による展覧会と思いきや、舟越桂など、ベテランの域に達している方も多く、このサブタイトルと内容がマッチしていない気がする。

15名のうち、強く感銘を受けた作家が2人いた。
圧倒的に印象的だったのは、菱山裕子である。この作家の名前は今回初めて知った。
展覧会チラシに作品の写真が掲載されているが、写真では作品の良さ、特徴を全く知ることはできない。
「空飛ぶ男」2000年は、巨大なアルミニウムとステンレススチール、木で作成された立体人間が見事に空を泳いでいる。
しかも、その大きさたるや、245.0×380.0×600.0cmと縦6メートルの超大作。ロン・ミュエクとはまた違う巨大人間なのであった。
彼女の立体人形の素晴らしい所は、顔である。
どの作品も、とても表情が上手く出ている。服もこれがアルミニウムかと目を疑うような出来で、靴についたお花の飾りなどかわいくて、泣かせてくれる。
ブルドックらしき犬も、妙に愛敬があって気になる。
さらに、人間も犬も身体の形をよくとらえ、表現化されている所が素晴らしい。ポーズがひとつひとつ決まっている。
イスラエルに留学していたとのことだが、人物像がどれも外国風なのはそのせいか?
この作品だけは、実際に目で見ないことにはその良さが分からない。

もう一人は、駒形克哉。
駒形は切紙作家として著名で、私も過去作品を見たことがあった。今回は全て2008年の新作。
暗幕をくぐって、てっきり映像作品か何かがあるのかと思いきや、駒形ワールド全開だった。
天井にミラーボールがぶら下がり、白い壁に模様を作り出している不思議な雰囲気。
壁には、金色の紙でできた駒形の切紙細工のオンパレード。
「生命の樹(金の生る樹)」では、実際に使用されている硬貨を型押しして、作品の図柄としている。
この手法は他の作品にも使用されていて、目についた。
どうやって、作っているんだろうと思わせるような紙のアート。
時折人造宝石がアクセントになってキラキラしているのも良かった。

石井勢津子のホログラフィーや馬場磨貴のシュルレアリスム風写真も気になったが、上記2人の作品がとりわけ素晴らしかった。

*明後日26日(月)まで開催中です。

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DOMANI・明日展2008@国立新美術館

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DOMANI・明日展2008 @国立新美術館

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はろるど様

損Jで開催していたのを知らないので、比較できないですが
あそこでは空飛ぶ人間も飛べなかったでしょうね。

こういった展示で1人でも良いと思える作家に出会えれば
良しと思っています。

No title

こんばんは。空飛ぶ男はあの空間でも少し手狭なくらい圧巻でしたね。
今度は2、3室を使ってさらに派手に展示してほしいなと思います。

>サブタイトルと内容がマッチしていない

毎年良く分からない内容ですが、何故かいつも見に行ってしまいます。
損保よりは空間もフレキシブルに使えるので、作家さんもやり易いでしょうね。

Tak様

看板に偽りありでしたが、最初からわかっていたので
それほど落胆もなかったです。
むしろ、空飛ぶ人が見られただけでラッキーだと思いました。

とら様

観客に投票、良いアイディアですね。
私としては、もっと若手の作家にしぼって欲しかったです。

No title

こんばんは。

>このサブタイトルと内容がマッチしていない気がする。
全く同感。
看板に偽りありでしたね。

No title

ヴァラエティに富んだ展示でしたね。
観客に投票させてみると面白いのですが。
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