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「氾濫するイメージ-反芸術以後の印刷メディアと美術 1960’sー1970’s」 うらわ美術館 はじめての美術館12

urawa

うらわ美術館で会期終了日(25日)に「氾濫するイメージ-反芸術以後の印刷メディアと美術 1960’sー1970’s」を見て来た。
この美術館、土曜・日曜は夜8時まで開館と土日休みの勤め人には理想的な運営をして下さっている。
金曜夜の夜間開館をする美術館は多いが、平日は金曜だろうが何だろうが、早く帰れないことは多いので、土日の夜間開館をもっとしていただける美術館が増えて欲しいもの。

こちらは、八王子市夢美術館に似た雰囲気。浦和駅より徒歩7分。商店街を抜ければすぐ。
ホテルのあるビルの3階にある。
5時過ぎに入館し、観客は少ないだろうと思いきや、意外や意外大入りで、びっくりした。
既に図録も完売で大変な盛況ぶりである。

1960年代から70年代にかけてのそのようなヴィジュアル・イメージを横尾忠則、赤瀬川原平、粟津潔、中村宏、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、宇野亜喜良の作品を通して紹介するというのが今回の展覧会の概要。

1969年代生まれの私は、まだ幼少だったためこれらの作品に記憶は浅いが、それでもどこか記憶にひっかるものがあった。
ことにこれらの作家の作品でも印刷芸術、グラフィカルアートに絞った内容なので、作家別に分かりやすくまとまっていた。

出品作家の中では赤瀬川原平のやんちゃな時代の1000円札関連作品と併せて、演劇用のポスター、雑誌掲載の双六など見たことのない物がずらり。
やっぱり赤瀬川さんのものは面白い。読んでいたら、すっかり時間を取られてしまった。

木村恒久はその名前を聞いた時、ピンと来なかったけれど、作品を見たら覚えがあって、これだったのか~などと妙に合点が行った。

中村宏は最近東京現代、名古屋市美で個展が開催されたばかりなので、記憶に新しい。個展では油彩など大きな作品が多かったが、こちらでは出版芸術、メディアアートが展開されていて、目新しさもあった。でも、私はこの人の作品苦手です。ゴメンナサイ。

粟津潔、つげ義春、タイガー立石と来て、タイガー立石は埼玉県近美で昨年初めて知った。
もう、ここらあたりまで来るとかなり濃い。

個人的には宇野亜喜良の作品が良かった。
ウィーンの世紀末芸術をなぜか彷彿とさせる作品。ポスターも色気があって退廃的でとてもおしゃれ。
この方、名古屋出身とのことで余計親近感がわいた。

最後は大御所、横尾忠則。
この方も私の苦手とするところであるが、今回う~むと思わずうならせる作品があった。
週刊プレイボーイに連載されていた柴田錬三郎の小説「うろつき夜太」の挿絵シリーズ。
連載小説の挿絵を依頼された時、横尾は乗り気ではなく何とか無理な注文を付けて断ろうとしていた。挿絵のモデルに田村正和を希望していたら、弟の田村亮が決定し、仕事を引き受ける次第となった。
挿絵を描くにあたって、柴田鎌三郎と寝食を共にするなど、相当な入れ込みだったらしい。
とにかくこの挿絵は素晴らしい。モデルが田村亮というのは納得で当たり役だ。

挿絵にすると横尾忠則の毒気が上手く中和される気がして、私にも受け入れられるのであった。

1969年代、70年代の印刷芸術の面白さを存分に堪能した。
チケットありがとうございました!

*この展覧会は終了していますが、以下の通り巡回します。
2009年4月4日(土)~5月17日(日)八王子市夢美術館
2009年8月29日(土)~10月12日(月)足利市立美術館

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中央線の先の方~氾濫するイメージ展、ラウル・デュフィ展

なんと青木良太さんが秋に情熱大陸に出演するらしい。 買うなら今のうちだ! で、中

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KINさま

昨夜、訪問記事拝見させていただきました。
TBしたのですが、上手く飛んでませんか?
宇野さん、やっぱり良いですよね~。

八王子

行って参りました。ありがとうございました。
もちろん、図録、お持ち帰りでございます!

oki様

こんばんは。
会期最初だったので、空いていたのでしょうね、きっと。
私が行った時は、幅広い年代の男性、女性が来場されていました。
懐かしい派と目新しい派の二つに大別できるかもしれません。

No title

そんなに混雑していましたか。
僕は会期はじめの日曜に行ったのですが、ほぼ貸し切り状態で
memeさん同じく、赤瀬川のをずっと読んでいたら、監視員がじろじろみるのが嫌だったな。
けど赤瀬川のは図録にうまく反映されてなかったです。
あとはつげさんの漫画がおいてあり、ご自由にお読みくださいというのでバラバラとめくってみました。

ふたたび KIN様

男性客、特につげ義春を熱心に見ていた男性が多かったです。
私の今回の収穫は宇野さんですね。

銀座には宮永愛子作品の経過を見るのと、ソニービルで小さな
VAIOをお試ししたいので、週末行ってみます。

同世代として、今後ともお引き立てを!

たびたび失礼します

男性客が多かったんですかぁ。70年文化ですかね。
うー、図録欲しい!

14人、それは行ってもおかしくないですね。
まぁ、ただ、まるっきりデザイン方面なので何かの
ついでとか。

数年の差、まぁ、ここまでくると、もうそれは同年代。
よろしくです。

KINさま

濃いんですよ、この展覧会。
進めば進むほど濃くなるのがポイントでしょうね。
きっと、KINさんのような方々が図録をガンガン買われて行ったのでしょう。
図録、出来ばえ良いです。
そう言えば男性客がいつにも増して多かった。

KINさんのブログでご紹介されていた「きらめくデザイナーたちの競演」
14人知ってたら行くべきか・・・。

> 私も69年産まれ・・・です。
大して違いませんね。わずかに数字が少ないです、私。

エムケイ様

はじめまして。
にわかアートファンの方大歓迎のブログです。

浦和は、高崎線なら都内からあっと言う間でした。
スタート地点にもよりますが、八王子と大差ないように思います。
この展覧会の不思議な熱気は何だったのか、今更ながら不思議ですが
ぜひ、八王子で味わってみてくださいね。

アート談義なら、いつでもこちらで承ります。
ぜひ、お気軽にコメント残していただければ嬉しいです。

美術館だけでなく、ギャラリーも日曜営業して欲しいと思います。

うわー

うわー、知りませんでした、この展覧会。
宇野亜喜良さんにタイガー立石さん、つげ義春さん、と
好きな人達ばかり、そして濃い!濃すぎる!
よーし、次は八王子か、なら行けそうだ!
図録、八王子で再販するだろうか・・・欲しい・・・。

で、知らなかった、その2。
私も69年産まれ・・・です。

はじめまして

こちらの企画展、行きたいと思ってたんですが、
うらわ美術館というだけであきらめてました。

でも、すっごく心に引っかかってました。

どうやら盛況だったみたいで・・・。

でも、最後の「2009年4月4日(土)~5月17日(日)八王子市夢美術館」
を見てニヤリ( ̄∀ ̄*)

八王子市夢美術館、行ったことはないんですが、
ぐるっとパスの対象美術館なのでこの機会に行ってみようと思います。

あと、こちらとは直接関係ないですが、
DOMANI明日展、私も行ってきました。
にわか美術ファンなので、無名の作家ばかりだと思ってたんですが、
結構高名な方たちだったんですね。

夜8時まで開館の美術館増えるといいですよね。
私、平日だと8時までの美術館行くときありますが、
かなりいそいで見ないといけないので、
平日夜10時まで(森美術館みたいに)、
あるいは土日8時までやっててくれるといいですよね。

気づいたら長くなってしまいました。

いつも1人で美術鑑賞、周りに語る人がほとんどいないので、
ついつい書きすぎてしまいました。
これからもちょくちょくお邪魔します。
では失礼します。
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