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「ライト・[イン]サイト 拡張する光、変容する知覚」 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]

light

先週TV「日曜美術館」のアートシーンで紹介されていた「ライト・[イン]サイト」に行ってみた。
お目当ては、ミシャ・クバル。
昨年12月に豊田市美術館でクバルの「都市のポートレート」展を見たばかりである。この展覧会はなかなか面白かったので、クバルを追っかけようと思いつく。

展覧会チラシによれば、
自明すぎてあらためて振り返られる機会の少ない「光」という存在のもつ過去、現在そして未来への可能性を、「知覚」という切り口を通して、アートと科学を超えた視点から新たに照射することを企図しているらしい。

光というテーマで思い浮かぶのは、オラファー・エリアソンが一番で、レアンドロ・エルリッヒなんかも光の使い方が上手いアーティストとして浮かぶ。が、両者とも本展出品作家ではない。残念。

全部で12の作品、体験型の作品が多いのがこの展覧会の特徴で、「カメラ・ルシーダ:三次元音響観察室」という作品は当日会場で予約が必要だ。予約必須ということは分かっていたが、4時半に行った時には既に当日予約可能数は全て終了していた。係の方にお聞きしたところ、土日は3時半頃には予約受付が終了してしまうそう。
面白そうな内容なので、再訪しようか悩ましい。今回のチケットでもう1度入場できるのです。

12の作品の中で印象的だったもの。

・「キャンドル・テレビ」 ナムジュン・パイク 1980年
空っぽの四角い箱の中でろうそくが点灯しているだけ。ただそれだけなのに、こんなにも視覚に訴える作品はあるだろうか。揺らめくろうそくの光、ずっと見ていたくなる。
ろうそくが点灯するのは、会期中の土日祝日の午後2時からのみ!

・「サンキュウ-インストゥルメント」 インゴ・ギュンター 1995年
暗い空間の中で発されるストロボ光を浴びることで、体験者のシルエットが壁面に一時的に焼きつけられる作品。
私は配布された解説資料を読まずにまわったので、ogawamaさんのブログ記事を拝見して、はじめてこの作品が広島の原爆投下を疑似体験することを意図したものだと知った。
ストロボ光があまり好きではないので、ここにはそそくさと出て来たのだが、原爆投下をこんなものと一緒にされてはとやや憤慨。

・「思考プロジェクター」 2007年 エイリアン・プロダクションズ
この部屋に入ったら、観客の列ができており、何か分からないけどとりあえず並んだ。
眼底測定装置-これがカールツァイス製、で自身の眼の表面(正面)と眼底の高解像度画像(左)が壁に拡大されたものを見ることになる。
自分の眼の巨大画像に直面すると、客観視できるものなんだなぁと他人事のように眺めていた。
眼の表面は強烈だが、不思議な映像になっていたのが眼底の高解像度画像。
これは、ある種模様のようで不思議だった。
この画像とアーティストが予め制作したアーカイヴとオーヴァーラップしたものが右側の壁に映るという三段階構成。
画像が、眼底の高解像度画像の方。
me

なお、この画像は以下のURLより自身のものを探し出して後で見ることができる。チケット番号を書いた紙を係の方からいただけます。私のもこの中にありました。
http://alien.mur.at/gedankenprojektor/archive.php

この作品でも撮影時にフラッシュがたかれるため、次にあった藤本由紀夫さんの「PRINTED EYE(LIGHT)はパスした。これもフラッシュ系の体験インスタレーション。

・「You and I,Horizontal」 アンソニー・マッコール 2006年 
私の本展ベストはこれ。
暗幕をくぐったら、いきなり平衡感覚がなくなるような不思議な体験をした。
観たものは、距離感のない灯台のあかりのようなもの。解説によれば、光でできた被膜のような立方体。一体どこまでこの光は続いているのか。
先が見えない。行きつく先はどのくらいの距離間があるのか、まるで分からなくなった。

この立方体は微細なミストにプロジェクターからの光をあてることで実現されている。三次元の非物質的彫刻とされていたが、あれは彫刻だったのだろうか。

ミストをくぐり抜ける度、皮膜が揺れて輪郭がゆらゆらと形を変える様が生き物のようで、私には彫刻とは思えなかった。自分とミストの光が一体になったら、もっと面白いのに。

「space-speech-speed」 ミシャ・クバル 1998年
暗闇の中で回転する3つのミラーボールから反射される光が、空間全体を攪拌。光は、プロジェクターから発されるアルファベットの文字で、ミラーボールを介すことで、空間へと散らばって行く。
タイトルは空間(space)の中で、光としての文字がコミュニケーションを誘発しつつ(speech)、空間のダイナミックな動き(speed)をともなって循環するということを示す。

そんな難しいことを考えずとも、この空間にいるだけで日常からの脱出になること請け合い。

*2月28日まで開催中。

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ogawama様

こんばんは。
やたら眼を酷使する内容でした。
特にフラッシュ攻撃にはひるみました。
眼球撮影の後、しばらく目がチカチカして大変だったのです。
その後、キラキラのクバル作品もあったし。

と文句言いつつ、楽しんでました~☆

ニアミスでしたね

これ、楽しかったですねー♪
カメラ・ルシーダ、予約制とは知りませんでした。
予約いっぱいと断っていたのを、メンテか何かで見れないと勘違いしてたみたい。
私は藤本さんのを体験したので眼球撮影はパスしました。
やっぱりマッコールの光が、一番美しかったですね。
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