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「冬の夏 三瀬夏之介展」 佐藤美術館 はじめての美術館14

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「三瀬夏之介展」を見に佐藤美術館(初訪問)に行って来た。
佐藤美術館は、主に新人作家の展覧会を行っている美術館というイメージがあったが、三瀬さんは1973年生まれとまだお若いが、新人作家というくくりより、まさに成長過程にある作家さんというイメージ。

何人かのブロガーの方が書かれているが、私も三瀬さんを知ったのは東京現代美術館で2006年に開催されたMOTマニュアル2006 No Border「日本画から日本画へ」展であった。
この時の出品作家は今をときめく町田久美さん、松井冬子さん、天明屋尚さんら錚々たる顔ぶれだった。中でも私の心を一番とらえたのが、三瀬さんだった。

その後、フィレンツェに研修留学されたとか何かで拝見したが、作品を見る機会はなかった。
約2年ぶりとなる三瀬作品やいかに!と出かけたのだった。

さて、展覧会は3階、4階の2フロアに展示されている。大作「奇景」は3階にある。
しかし、この展覧会「奇景」など1点1点にこだわる必要はないように思う。
受付で渡されたビラにも記載されている通り、小さいものまで含めると出品総数は130点以上、更に作家は展示室全体を1つのインスタレーション作品として見立てているからである。

という訳で、1つの作品として見た時の感想を。

印象に残ったのは緑青色。
最初にあった「rust work」シリーズの小さい額から始まって、あちこちにこの緑青が見られた。
緑青は錆びからも生まれる。
実際錆びから生まれ出た緑青もあった。
この緑青は岩絵の具特有の色ではないか。
墨や和紙、金箔も多様されていたが、私にはこの緑青こそ三瀬作品が日本画たる主張をしているように思えてならない。

次のイメージは「混沌、カオス」。
作家の言葉を引用すれば「矛盾とノイズを含んだ言葉」をキーとした展覧会らしい。
矛盾+ノイズ≒混沌 という算式は悪くない。
とすれば、作家の意図は私に伝わったようだ。

作品とは別に三瀬のアトリエ展示が気になった。
バロック音楽が流れ、机上にあった本は岸田劉生のものが2冊含まれていた。私は劉生が好きなので、親近感がわく。
小さな鉱石たち、あれは何とい名前の石なのだろう?緑青色のものが特別目をひいた。

今度の土日、7日、8日の各午後1時~2時半まで作家が展示会場にて制作しながら作品について語るアーティストトークが開催されます。
三瀬作品の秘密が明かされるかもしれません。

*2月22日(日)まで開催中です。

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あおひー様

こんばんは。
展示会場でのアトリエ再現は流行なんでしょうか。
割といろんな所で見かけるようになりましたね。
作家さんの趣味嗜好がよく現れているのが面白いです。

No title

こんばんわ。
三瀬アトリエはすごく気に入りました。
ああいうのをみると、奈良さんがアトリエ小屋をつくるのを思い出します。

Tak様

再びこんばんは。
今度の土日の公開制作気になりますね~。
でも、私も微妙です。。。

No title

こんばんは。

今度の土日、是非とも伺いたいのですが
今のところ、微妙。。。
見てみたいです、目の前で。混沌。
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