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2009年2月11日 鑑賞記録

昨日の記録です。
昨夜は、氏家コレクションの記事を完成目前にして、ESCキーを押し、全て消え去り、修復するだけで精魂尽き果てました。

1.「清方美の誕生-下絵等との比較」 鏑木清方記念美術館 ~3/25 
鎌倉へ行く際には、必ず立ち寄る。国宝館や神奈川近美に行く途中だし、入館料が200円とお安いので気軽に入れるのも魅力。
今回は下絵を展示し、制作の過程を探ろうという試み。完成作品(本物)と併せて展示されているものはわずかだったけれど、どの作品にも共通していたのは、人物の顔より下、特に肩の線や着物の線を入念に選択していることがよく分かった。

この展示は来月第Ⅱ期ということで後期展示に入る。

2.「肉筆浮世絵の美」 鎌倉国宝館 ~2/15
昨日アップした通り、感動の肉筆浮世絵の名品との出会いだった。
鶴岡八幡宮の牡丹園は、今が見ごろということで、賑わっていたが私は入らずしまい。
感心おありの方は、鑑賞と併せて楽しめることと思う。

3.「アジアとヨーロッパの肖像」 神奈川県立歴史博物館 ~3/29
横浜に戻って、神奈川歴史博物館へ。今回の「アジアとヨーロッパの肖像」は大阪からの巡回展。神奈川県では、この歴史博物館と近代美術館葉山館との同時共催。

が、予想した通り全体としては、バラバラとした印象だけが残った。
アジアとヨーロッパの肖像画をめぐる比較が中心。民俗学的視野での展示と言える。インド、朝鮮、中国、ネパールなどのアジア各国とヨーロッパにおける作品が少しずつ並んでいる。

一番記憶に残ったのは、ヘレン・ハイドの版画作品。この後訪れた横浜美術館所蔵の作品で、横浜美術館での展覧会にも出展されていた。この女性の版画は、他の外国人作家による日本の版画と違い、彼女自身のオリジナル性が出ていて、優しい視点が感じられる。
もっと、まとめて観たいものだ。

変わったものとしては、福岡市博物館所蔵の「唐蘭風俗図屏風」(下画像はその一部) 谷鵬紫溟<こくほうしめい>(3月1日までの展示)が忘れられない。
tani

谷鵬紫溟の名前を初めて知ったが、江戸後期の長崎派の画家だった。
この屏風右隻左隻の六曲一双にぎっちり様々なものが描かれている。これが摩訶不思議で、作者の想像力たるや、いかばかりかと思い知る。
この絵は、谷鵬にとっての異国の姿だったに違いない。
屏風の蝶番や端にも絵があるようなので、行かれる方はお見逃しなく。

トーマス・マレーの「ウィリアム3世像」や狩野探幽の「東照大権現霊夢像」(3月1日以後はレプリカになる)の大君対決もなかなか。
後者は霊夢像とあるせいか、探幽にしては妙な絵だ。

4.「ひびきあう東西の美術 開港から現代まで」 横浜美術館 ~3/1
横浜美術館の所蔵品による企画展。
展覧会構成は以下の通り。
(1)日本のすがた
(2)歴史
(3)生命のかたち
(4)静物
(5)空間をあらわす
(6)絵画をこえる

最初は横浜美ならではの明治期の洋画や版画の東西対決で日本を見つめ直す趣旨で良かった。
特に、ワーグマン、五姓田作品や、バーサ・ラムと小林清親の版画対決、前述のヘレン・ハイドやモーティマー・メンペスの日本の職人にスポットを当てた版画シリーズなど楽しませてくれた。
昨年感動の渡辺幽香の「幼児図」とも再会を果たす。

しかし楽しめたのはこの第1章だけで、後半になるにつれ、失速したように思う。
「東西の美術のひびきあい」というテーマがどんどん薄れて行ったのが原因ではないか。
観る側の私の嗜好というのが一番大きな理由だと思うけれど。。。

5.「ウェッジウッド-ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史」 そごう美術館 ~3/1
いづつやの文化記号さんでご紹介されていたので、寄ってみた。
この日観た中では、氏家コレクションの次点はこの展覧会。休憩で入ったそごうの紳士服売場にあるコーヒーバーで供されたコーヒーカップがウェッジウッドだったのは、単なる偶然か必然か。

展覧会は約200点でウェッジウッドの歴史と作品を展観するもの。
改めて眺めてみると、ウェッジウッドは宝石やカメオのように美しい。
ウェッジウッドと言えば一番に思い浮かべるジャスパー(という名前らしい)は、お馴染みのペールブルーよりも濃茶や薄いグリーンやイエローのものが良い。
黒のシリーズなども惹かれる。
また、大丸ミュージアムで最近見たトラキア文明の赤絵式、黒絵式壺によく似た古典主義的シリーズなどもあり、知らないウェッジウッドの世界を知った。

しかし、こんな栄華を誇る同社が2009年1月5日に経営破綻するなど、名門もそれだけでは生き残れない時代が到来したというのはやるせない。

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