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黒田記念館 常設展示を観る はじめての美術館16

いつも、東博や東京藝大美術館へ向かう道すがら、瀟洒な建物~と気になっていた建築がありました。それが、黒田記念館です。
ここは、夜間ライトアップされると更に引き立ち目立ちます。

開館は、毎週木曜と土曜の13:00~16:00のみ。
入場は無料です。

同記念館のHPによれば、「黒田清輝は、大正13(1924)年に没する際、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるよう遺言し、これをうけ昭和3(1928)年に竣工したのが黒田記念館です。昭和5(1930)年には、同館に美術に関する学術的調査研究と研究資料の収集を目的として、現在の東京文化財研究所の前身である美術研究所が設置されました。平成12(2000)年、新庁舎が竣工。そのため、同記念館を再利用することになり、昭和初期における美術館建築(岡田信一郎設計)として貴重なものであることから、創建当初の姿に復することとし、2階部分を中心とする改修の後、平成13(2001)年9月にリニューアルオープンした。」


名古屋にいる頃から、この記念館のことは知っていて木曜と土曜の午後開館という壁が厚く立ちふさがり、これまで中に入る機会を得られませんでした。
漸く、今回その内部に入ることができました。

美術館というより、洋館に絵を見るためにお邪魔しま~すという感覚でドアを開けると、吹き抜けのポーチがあります。
この感覚は、設計者の意図通り。設計者の岡田は記念館を中世ヨーロッパの貴族の館をイメージして設計したそうです。日本にいながらにして、中世の貴族の館を味わえるという貴重な建物。

イメージとしては東近美の工芸館をもっと広くした感じです。大きさは黒田記念館の方がかなり広いと思われます。

昭和初期の建築ということですが、階段の手すり、ドアの上にあるレリーフ、照明などなど至る所に異国の香が漂いますが、階段などはアールヌーボー風だそうで、いるだけで、気持ちが高揚してくるので不思議です。

展示室も思っていたよりも広く、椅子も置かれているので、ゆったりと作品を楽しめます。
欲を言えば、かの有名な「智感情」のある展示室がちょっと狭い気がしました。この大作があまりに大きく迫力があるため、部屋が狭く見えてしまうのでしょう。
名画「湖畔」も併せて展示されているので、尚更かもしれません。

今回の展示作品の中では「赤髪の少女」1892年が気に入った。
滞仏中にグレーで描いた作品。少女の後ろ姿は少女というよりもう大人の女性のよう。

また、黒田作品とは思えぬ一作品が「昼寝」1894年。
最初見た時、萬鉄五郎の作品かと思った。ゴッホに似たタッチの印象派風の作品。
この時期、黒田はもっとも印象派風の作品を残した。

作品も無論良いけれど、何よりここは過去にタイムスリップしたような感覚を味わえることが最大の魅力だと思います。

なお、3月3日~4月12日まで東京国立博物館本館18室で「黒田清輝のフランス留学」という特集展示が組まれます。

東京にはなかなか行けず、黒田記念館は行きたいけど無理!という皆様へ。
同記念館ホームページhttp://www.tobunken.go.jp/kuroda/は、大変充実しています。バーチャル館内ツアーが楽しめる上に、所蔵作品の全画像を見ることも可能です。
ぜひ、クリックを!

<黒田記念館>
東京都台東区上野公園13-43
交通:
JR上野駅、鶯谷駅より徒歩10分
京成電鉄上野駅より20分
地下鉄銀座線・日比谷線上野駅より15分
地下鉄千代田線根津駅より15分

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