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「ARTS CHALLENGE 2009」 愛知芸術文化センター

愛知芸術文化センターって何?と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
ここは、名古屋市繁華街「栄」の駅から地下街を通じ結ばれている愛知県の文化関連施設である。
センター内には、愛知県美術館、アートライブラリーだけでなく愛知県芸術劇場(大ホール、コンサートホール、小ホール等あり)なども含めた一大文化ゾーンとなっている。

ARTS CHALLENGE」は、新進アーティストの発見inあいち実行委員会(愛知県県民生活部文化芸術課内にあり)の主催により、愛知から世界へ羽ばたくアーティストの輩出を目指して、若手アーティストを支援し、活動発表の場を提供する事業として、開催されている。
チラシやHPを見たけれど、いつから始まったか判然とせず、過去の実績が2007年からしかないので、
2007年から始まったらしい。

美術部門、舞踊部門で応募者の中から選ばれた30代までの若手アーティストたちが、作品の展示・公演を通じて次代を切りひらくアートの創造にチャレンジするというのが、メインの内容。

ということで、今回美術部門入選作13人、2団体の作品が愛知県芸術文化センターで展示されていたため見に行った。注:3月1日(日)で展示は終了。

中で、好印象だった作家のみご紹介。

・田中香奈 「空と水と光の瞬間」 
ガラス素材を使って、「雨」をモチーフに表現した作品。雫のような雨粒が微妙に形を変えて数種類、それが会場の回廊にあるガラス窓手前に糸のように細くいくつもぶら下がっている光景は美しかった。
手前は透明なガラスなのに、先に進むと少しずつ雫のガラスに薄い紫色が混じってくる。
この色の変化も魅力。総じて、洗練された作品という印象を受けた。
アーティストの田中香奈さんは、現在アメリカ在住で、個展も日本でなくアメリカ西海岸で開いている。

・宮永春香 「FEITICO」
「これは、編み物により制作した陶磁器の作品です。」とあるが、陶磁器は普通編み物ではできない筈。多分、編み物のような陶磁器の作品なんだと思う。
制作過程で、粘土を編み物のように編んでいるのかもしれない。実際、そんな風情の白い陶芸作品だった。
経歴を拝見すると、金沢市在住で、既にINAXギャラリーなど国内で個展をされている作家さんだった。

・smilo-fat(栗本真壱+谷川真) 「WONDER BOOK」
家型をモチーフにした大きなポップアップ絵本。
ポイントは大きなだけでなく、実際鑑賞者が絵本の中に入って、ポップアップ状態を楽しめるということ。
飛び出す絵本実体験版である。ありそうなようで、これまで見たことがなく発想が面白い。
さらに、絵本なだけに、1風景(描写)だけで終わらず、朝、昼、晩と時間を変えて風景を楽しめる工夫がされていた。
残念なのは、ポップアップする個々の絵本の飾りにもうひと工夫欲しかったこと。
制作者2人は大学は違うがそれぞれ建築学科を卒業している。


全体としては、まずまず楽しめたけれどまだまだこれからかなと思う作品も多かった。
愛知県は2010年国際芸術祭として「愛知トリエンナーレ」の開催を予定していたが、不況による県の財政不足が原因で、計画全体の見直し、変更の危機にさらされている。

派手なイベントはさておき、せっかくアーツチャレンジという新たな活動を始めたのなら、まずは活動を継続し定着させて欲しいと強く主催者側に期待したい。

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