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「山梨に眠る秘蔵の日本美術」 山梨県立美術館

以前も書いたけれど、私は「蔵出し」とか「秘蔵」という言葉にとても弱い。
「なんだかスゴイものが出るんじゃないか・・・」という好奇心がムクムクと沸き起こり、居ても立ってもいられない。まぁ、そこまではいかずとも、相当気になる。

ということで、「山梨に眠る秘蔵の日本美術」展が山梨県美で開催中と知り、ミレー館も行ってみたいしと美術館ホームページで調べてみたが、どんな作品が出展されているのかが判然としない。
かくなる上は行くしかないってことで、行ってみたら大当たり。
失礼ながら、それほど期待していた訳ではないから尚更だったのかもしれないが、「えっ、こんな作品が!」というものが何点もあり、最初からアドレナリンが一気に噴出するのが自分でも分かった。

前置き長くて、申し訳ございません。
<展覧会概要>
開館30周年を記念し、寄託作品をはじめ、県在住コレクターや旧家が所蔵する日本美術の優品、珍品90点を紹介。展示作品の中では新発見、初公開のものが多数です。

以下印象に残った作品です。
第1章 古美術の絵画
冒頭作者不明の南北朝時代作と思われる仏画あり。続いて探幽の「竹虎図」「雲竜図」いずれも墨画
で、虎や龍なのに微笑ましい感じ。応挙の「琴高仙人乗鯉図」と有名どころが続く。

・呉春 「ほおずき図」 
小さな作品で団扇絵にする予定だったものかもしれない。ほおずきの淡い緑好き。

・土佐光起 「鶉図」 土佐派らしい緻密な一枚。佳作と思う。

・天龍道人 「葡萄図」
葡萄和尚と呼ばれるほど、葡萄の絵をよく描いたらしい。最初立原杏所かと思ったが全然違った。
双幅の作品で2枚で1つの葡萄が蔓を伸ばし、葡萄の房を付けた様子を描く。構図が面白いし、墨線も個性的。

・白隠 「関羽図」
この1枚迫力がある。他にも白隠の絵は2枚「達磨図」「七福神図」と出展されていたが、これまで見て来たものとはかなり違う。

文晁は最大の目玉。すごい優品が出ていた。
・「水墨山水図」
・「牡丹双孔雀図」
・「鷹図」
中でも一番好きなのは、水墨山水図。牡丹双孔雀図は、チラシにも掲載されているが、超リアルな孔雀が精密に描かれている。あまりの濃厚さに目が寄ってしまいそう。

・狩野芳崖 「文殊菩薩」
こちら、新発見の作品。芳崖が悲母観音を描く前の初期の仏画。小さい作品だけれど、優美な感じ。

第2章 「鉄斎、小蘋と近代の大家たち」

・「釈孔老三酸図」 富岡鉄斎
富岡鉄斎は8点も出ている。大作が多く、どれも見ごたえ十分。中でもこれが一番印象深い。

・「西王母図」 1890年 野口小蘋
野口小蘋(のぐちしょうひん)は明治期から大正期に活躍した女性日本画家。松園と言い、この小蘋と言い、繊細かつ緻密な画風はどこか似ているが、中国絵画の影響が強いように思う。美人画、文人画を多く手がけ、今回も全6点展示。

・「秋山暮靄」1896年 竹内栖鳳 
これは素晴らしい1枚。あまりに上手いので誰が作家かと見たら栖鳳でやはりと納得。
空気感が伝わってくる。

・「四季花木図」 1883年 渡辺小華
崋山の息子である小華の4面紙本。屏風仕立てになっていた。
父親譲りの画面で写実的。

第3章 山梨ゆかりの近代絵画
ここでは、近藤浩一路の墨画を挙げたい。この作家以前どこかで作品を見て、印象に残っている。
まとめてどこかで展覧会をして下さらないものだろうか。
「鶏冠井青嵐」 1924年が良かった。
この他、近藤乾年「百大黒図」もユーモラスでほのぼのした。

*3月29日まで開催中。

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富岡鉄斎と山梨

甲斐国は近世前期には甲府徳川家や柳沢氏の藩主時代があり大名文化が栄えた時期もあっ

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