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宇田川愛  「developing Utopia」 キドプレス

udagawa

清澄白河で開催中の宇田川愛個展「developing Utopia」に行って来ました。

ドイツでの3年間の留学を経て帰国し、初の日本での個展開催です。
過去のご経歴を拝見すると、留学により個展開催などの活動はドイツ中心になっておられたようです。

絵画はシルクを支持体にし、紙で裏打ちされているもの、そのままシルクのみにしているものとあります。
アクリルで染め上げられた色のグラデーションにまず惹かれる。
シルクを使われているので、日本画専攻の方かと思いきや、そんなこともなく、むしろ版画をご専門とされていた頃もあったそうですが、今はペインティング中心に手がけていらっしゃるとのこと。

狭い展示室には鳥籠と鳥が吊るされていますが、このオブジェもお手製です。

彼女の思い描いた世界は「かごめかごめ」と題される絵画や「ユートピア」など、強い物語性を感じます。展覧会テーマの「ユートピア」というのは私にはピンと来ませんでしたが、自分も彼女の空想の世界に入り込んだ感じを受けました。

受付に女性がいたので、作品について質問をしたら何と後から「私が実は作者なんですが・・・」とおっしゃるので驚きました。勝手な感想を話していたので、身の縮む思い。
宇田川さんは、可憐でとても美しい方です。

「かごめかごめ」(入口入ってすぐの左の絵)は、あの歌から着想を得たそうだが、歌の怖いイメージではなく、もっと前向きな世界で捕らえようと、昼と夜の境目を描かれたそうです。
私の中にある「かごめかごめ」のイメージそのもので、作家さんのお話を聞くまでやはり怖い印象でした。しかし、背景のブルーと木々や鳥の黒との対比がマッチし、木や鳥の描きこみもしっかりしているので観ていて飽きることがありません。ほのかな月明かりと中央のカーテンのようなオーロラのようにも見える幕こそ、夜と朝の境目です。
あの向こう側に何があるのか、想像が膨らみます。
そういえば、ドイツの黒い森を思い出しました。

展示室奥の作品も見せていただきましたが、「アイスブリッジ」シリーズはじめ他に2点あります。
アイスブリッジは年に数回、川が完全に凍り、橋のような状態になる現象らしい。カナダなどの寒い地方特有の現象。描きたかったものは、その刹那な一瞬を切り取ること。

画像より実際の作品の方を見ないと質感の美しさを実感できないかもしれません。

*3月28日まで開催中です。

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