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「ミレーとバルビゾン派の画家たち」 青山ユニマット美術館 はじめての美術館20

はじめてにして、最後の訪問となる美術館となる青山ユニマット美術館に行って来た。
美術館の閉館って、物悲しい。
何より、作品はどうなってしまうのか?もう、一般に公開される機会はないのか?そんなことばかりが頭をかすめた。

展示は4階から下がって3階、2階まで見て行く方式を取っている。
まずは4階、ここはユニマットで一番有名なマルク・シャガールの作品展示階。
この階には油彩14点の展示があった。

・「ソファーに座る少女」 1907年
シャガールの初期の作品には興味がある。これは、展示作品中、一番古い作品でシャガールがわずか20歳で描いたもの。ゴーガンの影響を受けているそうだが、言われてみればそうかなという程度。

「ブルーコンサート」「誕生日の大きな花束」「屋上の花」「アルマ橋」が良かった。

3階 シャガールとエコール・ド・パリ
3階には油彩以外-水彩やドローイングなどのシャガール作品12点とエコパリの作家による作品が展示されている。

シャガールは油彩も好きなのだが、水彩やグアッシュも好きで、こちらの方が気に入った作品が多かった。特に、「ピンクの鶏冠の雄鶏」、「横たわる農夫」「想い出」などが良い。特に、「横たわる農夫」「想い出」は画材に和紙や墨を使用しているのが目をひいた理由かも。

エコパリ作家では、何と言ってもキスリング「長椅子の裸婦」 1950年が二重丸。
裸婦の肌の滑らかなこと。磁器のような肌の表現方法はキスリングならではのもの。赤と緑を使った敷布の色の対比が効果的。
私の好きなキース・ヴァン・ドンゲンの「女性像」もあって、嬉しかった。でも、この作品はヴァン・ドン・ゲンにしては力不足な気がする。

ラウル・デュフィ「オーケストラ」1945年も過去に見たデュフィ作品の中で、良いなと思うものには出会えなかったが、今回はなぜか違った。その理由を上手く説明できないのがもどかしい。
後半は藤田嗣治の作品が6点並んでいた。
中でも「バラ」1922年は素晴らしい。葉脈までも克明に描く。枯れ際なのか、花が頭を垂れてるのが気になったけれど、影の描き方と言い文句のつけようがない。

2階は今回の特集展示 ミレーとバルビゾン派の画家たち
山梨のミレー館に行くことを事前に決めていたので、その予習になればと思っていた。
こちらも堂々たるコレクション。

トロワイヨンの大作「水辺の牛」やドービニー、ディアズ・ド・ラ・ペーニャなどが揃っているが、やはり一番はミレーの「犬を抱いた少女」「一日の終わり」「眠るニンフとサテュロス」が良かった。
犬を抱いた少女の背景が気になったのだけれど、あの背景の色使いはよく写真館で記念写真を撮影する時に背景で使用される幕の色に似ている。
前面の人物を引き立てる色だと思う。

ラストは私の好きなクールベ「シヨン城」1875年。
おとなしく、落ち着いた感じの風景画。空の色、湖面に反射するお城の描写が良かった。

これだけの作品群を所蔵しているなんて、凄いなぁと単純に感心した。閉館は残念だけれど、これまでの期間だけでも一般の人に公開していただいたことに心から感謝したい。
なお、閉館に伴いミュージアムショップのグッズが全品値引きされていました。

*3月31日で閉館となります。
開館時間10:30~18:30
銀座線 外苑前駅 4番出口(いちょう並木口)徒歩2分
半蔵門線・大江戸線 青山一丁目駅 5番出口 徒歩5分

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とら様

シヨン城に行かれたことがあるなんて、さすがとらさん!
かっこいいです。

亡命の地、閉館のオマージュ。
やはり寂しいですね。
でもあれだけの名画が見られて満足でした。

No title

こんにちは。わたしもお別れしてきました。
スイスのシヨン城には行ったことがあります。
バイロンの「シヨンの囚人」の舞台、クールベの亡命の地。
クールベの《シオン城》は、この美術館閉館のオマージュのようでした。

遊行七恵さま

こんばんは。
ドンゲンお好きでしたか!嬉しいです。
例の長編小説「安曇野」に取り組み中ですが、
かの小説中にもキース・ヴァン・ドンゲンの個展の話題を
高村光太郎が手紙に書いていて、驚きました。

追伸:七恵さんに、お聞きしたいことがあるので後日
ブログにでもコメントさせていただきます。

No title

こんばんは
この美術館の終焉のときにmemeさんとお会いでき、嬉しかったです。
予想以上によい作品が多かったので、わたしもやっぱり後悔しきりです。
なんとなく、ユニマットのコーヒーも当分飲まないゾ!という気分です。
(八つ当たり)

ドンゲンは私も大好きなんですが、どうしてか回顧展がないですね。
庭園美術館でしてくれたら、と思います。

キリル様

こんばんは。
意外や意外初訪問でした。
一番最初に開館した時、チケットの応募に外れて
何となくそれっきりになってました。
こんなことなら、もっと早く行っておけば良かった・・・後の祭りです。

No title

こんばんは。
初めてだったんですか。シヨン城は美しい作品でしたね。
いい作品をたくさん見せてもらえてもちろん感謝していますが、公開した先人の気持ちが引き継がれなかったのが残念です。まだまだ見ていない作品がありそうなのに・・・。
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