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「館蔵 春の優品展 水墨画・古筆と陶芸」 五島美術館 はじめての美術館25

goshima

はじめての美術館シリーズもついに25館目となりました。
休みのたびに美術館巡りをしていても、まだ行っていなかった美術館が25もあることが驚きです。
いかに、日本列島に美術館・博物館の類が多いかということでしょう。

今回は五島美術館。
自分でもまだ行ってなかったのが意外なくらい東京では有名で、東急グループ元会長五島慶太氏が蒐集した古美術品をもとに昭和35年(1960年)に開館されました。

最寄駅は東急大井町線上野毛駅です。
しかし、私は何を思ったのかその手前の等々力で下車。等々力渓谷を散策し、いつまでたっても美術館の案内がないので、不審に思い、漸く間違えに気付いたという体たらく。
元来た道を引き返し、上野毛駅から徒歩5分ほど行った閑静なお屋敷が並ぶ一角に、漸く目指す五島美術館を見つけました。

本館はかの吉田五十八設計。驚いたのは、中に入ってその奥に広大なお庭があったこと。
先日横山大観記念館のお庭について触れましたが、大きさでは比較になりません。
今回は時間がなかったので、お庭散策はわずかだけでしたが、1周したら、20分程度かかりそうです。

さて、今回は春の優品展、テーマは「水墨画・古筆と陶芸」です。
お庭と言い、展示内容といい畠山記念館に少し似た雰囲気だなと思いました。

以下印象に残った作品となりますが、全体としてバランス良く優品展の名に相応しい素晴らしい作品を鑑賞させていただくことができ大満足でした。
ご紹介している作品の一部の画像は美術館HPよりご覧いただけます。
<水墨画>
・「布袋図」 愚中周及筆 見心来復賛 室町時代
大きな袋を肩にしょった布袋様の横からの姿はどことなくユーモラス。無駄な線がありません。

・「梅画賛」 一休宗純筆 室町時代
一休宗純は、絵も伸び伸びした感じが良いのですが、私は書が特に好きです。この作品も伸びやかな筆使いは絵以上のものがありました。

・「雪嶺斎図」 僊可筆 麟仲祖祥(生歿年未詳)・貞芳昌忠(生歿年未詳)・九成僧菊(?―1567)賛
こちらも絵より足利晴氏による題字や花押に惹かれた。題字がとにかくかっこいい。室町時代のもの。

・「猿図」 僊可筆・「布袋和尚」 一行書 雪村周継筆 室町時代
よくある手の長~い猿の絵だけれど、これも見ごたえある作品。水墨画の良さを伝えてくれます。

・「松鷹図」「松山懸瀑図」 川合玉堂 
いずれ劣らぬ水墨画の名品2幅。特に後者の滝の絵は胡粉を散らしてしぶきを表現?

・「白糸の瀧」 川端龍子
久しぶりに龍子の作品を見る。大胆な作風の白糸の瀧で、龍子らしい。

<古筆>
・大手鑑「筆陣毫戦」 奈良-桃山時代 ★4月28日までの展示
この古筆は素晴らしいのひとこと。まず、見返しの華麗さに見とれる。話題の光明皇后による筆は料紙にかわいい絵柄が入っていて、皇后の人となりを感じさせた。

さすがは五島美術館で、古筆は次から次に素晴らしいものが目白押し。
「蓬莱切」藤原行成筆、「烏丸切」藤原定頼筆、「下絵古今集切」藤原定頼筆は特にお気に入り。
今気付いたが、行成と定頼の2人の作品だけお気に入りマークを付けていました。行成は元々好きな書家ですが、定頼も今後チェックです。

<古写経>
内容はまるでわかりませんが、展示5作品は全て重要美術品か重要文化財指定のもの。
中でも「紺紙金銀交書俱舎論」の金字、銀字の鮮やかさは凄かったです。銀も普通は黒くなっていたり色が沈んでいることが多いのに、これはキラキラ輝いていました。
さぞかし、当時は素晴らしい輝きだったのだろうと思われます。

<陶芸>
・長次郎赤楽茶碗 銘 夕暮
これは、夕暮の銘がぴったりの茶碗。口あたりから胴にかけての色の変化が夕暮時の空の色のようでした。

・古伊賀水指 銘 破袋 重要文化財
この水指は茶器関連の書籍で目にしたことがあったかもしれません。初めて見た気がしませんでした。二度とこんなものは作れないだろうと言わしめるだけのことはあります。
淡緑色が形に似合わず、すっきりとした感じを醸し出していました。

まだまだ素晴らしい作品が沢山展示されています。
もっと早く訪問したかったなと思いました。

*5月10日まで開催中。国宝「源氏物語絵巻」が4月29日~5月10日まで展示されます。
五島美術館 東京都世田谷区上野毛3-9-25
■開館時間=午前10時~午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
■休館日=毎月曜日、祝日の翌日、展示替えのとき年末年始など

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遊行七恵さま

等々力渓谷から五島まで歩ける距離ですか?
私は方向音痴なので、距離もですが正しい方向に向かう自信が
ありません。
遊行さんはさすがです。

静嘉堂は、この後行きました。
その記事も近々アップしますが、静嘉堂も凄かったです。

No title

こんにちは
ここの美術館にはにゃんこが住んでましたが、最近見なくなりました。
けっこう好きなんです。
等々力渓谷から歩いたことがあります。時間があるときは良いけれど、急ぐときは・・・

好きな作品の多いところなので、静嘉堂と一緒に廻ります。
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