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「台湾の心 台湾の情 廖修平・江明賢二人展」 渋谷区立松濤美術館

kou
江明賢 《士林の蒋介石邸》1998年

松濤美術館で4月7日から始まった「台湾の心 台湾の情 廖修平・江明賢二人展」を見て来ました。
台湾人作家の二人展であるが、そもそも今を生きる台湾人アーティストを私はこれまで1人も知りませんでした。

今回の2名のアーティストプロフィールは美術館HPによると次の通り。
「台湾版画の父」といわれる廖修平<りょうしゅうへい>(1936~)は台北に生まれ、国立師範大学卒業後、東京教育大学、さらにパリ、ニューヨークなどで留学を重ね、1977年に再来日し、筑波大学で教鞭をとり、版画研究室創設に尽力。東京版画ビエンナーレ、サンパウロ国際版画展などの各種国際展で数々の賞を受賞しています。
もうひとり、台中生まれの江明賢<こうめいけん>(1942~)は台湾師範大学を卒業後、スペインなどに留学し、様々な西洋の美学、水彩の技法を伝統的水墨画の中に取り入れ、新たな水墨画の道を切り開きました。

本展では、両氏の作品を紹介するとともに、その作品を通して、戦後台湾美術の足跡を検証します。

版画と水墨画と技法は全く異なるため、全く受ける印象は異なります。
私の感性では、2階の展示室にあった廖修平の版画はモチーフに台湾らしさを感じましたが、ちょっとピンと来ませんでした。

一方地階展示室の江明賢の水墨画には感心しきり。個人的には大変素晴らしい作品だと感じました。「2009年4月は水墨画の月」と勝手に思っているのですが、その思い込みにピタリと合う内容です。
彼は台湾、台中の原風景を土台に、台湾各地の名所、主要建築を作品のモチーフとしています。
それらの作品を見ていると、台湾の風土がいつしか自分の中に芽生えてくる、目の前に浮かんで来ました。
歴史と今をつなげているような感じを受けます。

写真ではなく、水墨画、モノクロではなく着彩されているのですが、その色の使い方も江明賢オリジナリティあり。
墨の濃淡、時々画面の端に現れる木の枝の描き方。
彼の個性は作品のあちこちに見て取れます。

古美術の水墨画とは一味もふた味も違う、現代に生きる作家による水墨画作品は新鮮でした。
さすが、松濤美術館のセレクトは違う!
ぜひ、会場でご覧になってはいかがでしょうか。


ところで、松濤美術館は本展終了後の平成21年5月18日(月)~7月27日(月)の間、設備調査および展示替え期間につき、休館となります。
松濤美術館の2か月に及ぶ休館は寂しいです。

*5月17日(日)まで開催中。会期中一部作品の展示替えが行われます。
前期:4月7日~26日(日) 後期:4月28日(火)~5月17日(日)
いつも用意されている作品リストは、学芸員さんがご多忙とのことで、まだ作成されていませんでした。

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