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「万華鏡の視覚」 森美術館

mori

森美術館で開催中の「万華鏡の視覚」展に行って来ました。

今回は、オーストリア・ウィーンのティッセン・ボルミネッサ現代美術財団が所蔵する作品で構成され「アートはコミュニケーションツール」がテーマ。
光、色、音、言語、概念を視覚、聴覚、触覚など、さまざまな感覚を刺激するアートで体験できます。

ティッセン・ボルミネッサ現代美術財団は、優れた現代美術の所蔵で名高いとのことですが、初耳。
本展のプレス向け内覧会に行かれた方のブログによれば、ハプスブルク家の末裔が、ジャネット・カーディフの「To Touch」欲しさに立ち上げた財団らしい。
個人には売れないと作家に言われ、財団を立ち上げたそうだが、その時点で普通ではないです。

と、そんなこととは露知らず、作品を鑑賞したのですが、数ある作品の中で、もっとも面白く、楽しめ、関心したのは上記の「To Touch」でした。
ほぼ真っ暗な部屋の中央に木の机だけが置かれています。
鑑賞のポイントは机の端から端、真ん中など全部を触ってみること。
できれば、ちょっとタイミングをずらして触っても良いのですが、一気に触りまくっても、それはそれで面白い。
室内には私ひとりしかいなかったので、5分以上「To Touch」に遊んでもらいました。
まさに、触覚+聴覚の融合といいますか掛け合わせを体験できる作品です。

イェッペ・ハインは割と最近SCAI THE BATHHOUSEの個展を見ましたが、今回の作品は「映す物体」。
が、これは大きな誤算が。
夜間に行ったのがいけなかったのでしょうが、中のモーターが充電切れか何かで、ピクリとも動かないただの銀の球。
どうも、本来は近くにいる人間に反応してか予期せぬ動きをするそうです。
動かなかったら、面白さは半減以下。
係の方によれば閉館してからでないと、モーターの入れ替えができないとのことでした。

他にも出品作家は名だたるアーティストがずらり。
トレイシー・エミン、ジム・ランビー、オラファー・エリアソン、スゥ・ドーホーが知った名前。
この中では、オラファー・エリアソンの作品「投影される君の歓迎」が、やっぱりきれい。鑑賞する側にスポットが当たり、光の変化を楽しめ自分も作品の一部になったような気がした。

原美術館で展覧会開催中(まだ行けてない!)ジム・ランビー「Zobop Gold」は、白、黒、金色のビニールテープで構成されているとは思えない室内の変化が楽しめる。

初めて知る作家さんの作品では、ロス・カルピンテロス「凍結された惨事の習作」はショッキング。
目を凝らしてじっくり眺めたけど、あれは本当によく住宅の塀に使用されるブロックそのものでしょうか?発砲スチロールってことはないですよね。
時間を切り取った、宙に浮く粉砕されたブロックのかけらは、妙に美しかったりするのでした。

マシュー・リッチの「家庭農園」は、祖母のリンゴ園がイギリス・ロンドンのヒースロー空港のために売買されたことがきっかけとなった作品。
壁、床の平面絵画のみで構成された一室で、作者が鑑賞者に伝えたいことが表現されています。
絵自体、何となく好きな感じで、なぜか妙に居心地よく、好きな作品でした。

あとは、LSDレメディーの噴水やら、ミラーボールがくるくる回ってたり、シャンデリアがモールス信号で点滅してたり、Y字型の鏡面+電球アートとか、派手なんですが何だかなぁって作品が多かったです。
映像作品ペーター・チェルカスキー「未知の世界」は長時間見たら、頭も目もおかしくなる、絶対に。

全体的な感想としては、難解な作品が多かった気がします。
特に日本語という独自の国語文化をもつ国民としては、言語面で理解できない作品もありました。

*7月5日まで開催中。

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「万華鏡の視覚」

森美術館で開催中の 「万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより」展に行って来ました。 上野の森美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション展」同様、個人の現代アートコレクションから選りすぐりの作品を六本木ヒル

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Tak様

ジャネット・カーディフの存在を知ることができた
のが本展での成果でした。
終わってしまいましたが、カーディフのエルメス
展示作品も素晴らしかったですから。


No title

こんばんは。

私が行った時も幸運にも
ジャネット・カーディフ「触ること」
独り占め出来ました。

せいな様

なんと!
球体入院しましたか。
では、姿を見たのはあの日(私が行った日)が最後だったのかも。
それにしても、目玉作品のひとつが展示できないのであれば、
告知してしかるべきですよね。

No title

本日再訪しまして衝撃の事実を知りました。
球体入院でまだ戻ってきていないそうです。
しかもHPや会場入り口に「入院しているので見れません」の記述が全くありません。
これは困ると思うのでメールを書こうかなと思っています。

せいな様

こどもツアー、楽しそうですね。
きっと、こんな視点もあったのかと目から鱗状態になりそうです。

銀の球が動いてるのを見るために、再訪すべきか悩みます。

No title

ああ!あの銀の玉が動かなかったのはとても残念でしたね。。。

ちなみに「未知の世界」にて息子が係のおねーさんに「ずっとここにいても大丈夫?病気にならない?」と聞いてました。
音量すごかったですよね。今後は音量を落とすそうです。

子供と美術鑑賞してると「言語面での理解」を放棄できる瞬間があるのですが
今回この展覧会ではその瞬間が訪れたので私はけっこう楽しめました。
月末に子供ツアーにて再訪するので今度は別の視点から見てみようと思います。
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