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「法帖と帖学派」 台東区立書道博物館&東京国立博物館

hojyo

台東区立書道博物館&東京国立博物館との共同企画「法帖と帖学派」展に行って来ました。
先に訪れたのは書道博物館。
こちらには最近、展示内容が変わる度に足を運んでいます。

何より素晴らしいのは、書の初心者にその楽しみ方、見方を教えてくれる博物館であるということ。
こちらの展示作品には全てタイトルと作者、時代の他に、「作品解説」(これは書かれている内容だったり、作者についての説明だったりいろいろ)ともうひとつ「みどころ」が付されています。
この作品解説とみどころが程良い長さで、長すぎもせず短すぎもせず、とても分かりやすい。

多分私は今回で3回か4回目の訪問になりますが、だんだんみどころがつかめて来たような気がします。錯覚かもしれませんが。

作品解説+みどころ案内のほかに、適宜ワンポイント解説が出ています。
例えば、今回であれば「法帖」(ほうじょう)の意味について、次のような説明がありました。
肉筆の作品を写し取り、石や木に刻して拓本を取ったもの。「書の手本」という意味から、石碑などの拓本も含まれることがある。法帖に対して法書と呼ばれる肉筆作品は当然一点もの。よって上層階級の人間しか所蔵できなかったため、法帖による複製は手本として尊ばれた。法書が改ざんされたり、失われた場合は、当然高い資料的価値をもつ。

今回、書道博物館での一推しは「淳化閣帖」-潘氏本-と同じく「淳化閣帖」-粛府本-です。
ド素人の私でもこの2つが素晴らしい書、作品であることが分かります。
「淳化閣帖」は北宋時代に制作された現存最古の書の名品集。全十巻。これを様々な人々が複製し、いくつか複製本が制作されています。両者はその複製本のうちの2つですが、複製にも出来不出来があります。
今回出ていた潘氏本(潘氏が家蔵の「淳化閣帖」原刻本をもとにしたもの)は、優れた出来栄えで名高いもの。

見所としては線の強さ、柔らかさだけでなくバランスや、墨色と実にいろいろ。殊に墨色まで、見どころ対象になっていることは、書道博物館で初めて知ったことです。

他には「跋」と言って、書を見た人たちの感想などが多く書かれているものほど評価が高く、更に著名な書家がその感想を書いている場合、更に価値は高まります。

とこんなことを書道博物館でお勉強した後、東博の東洋館第8室の書のコーナーへ行くと楽しめます。
こちらは、余分な解説はまずありません。
作品名と作者、時代、所蔵先のみ。
ですが、見方は書道博物館で習ったものと同じです。

東博の展示作品では、「群玉堂米帖」(米芾筆)が素晴らしかったです。
また、こちらには「淳化閣帖」-呉廷旧蔵本-が出展されていましたが、書道博物館で見た「淳化閣帖」潘氏本の方が墨色、線が美しく出ていたと思いました。

法帖を学んで一家を成した「帖学派」たちの作例から、古典に対する様々な想いを感じるまでには至りませんでしたが、素晴らしい書を見ていると、自分の書く文字も変わってくるような気がします。

*4月26日(日)まで開催中。

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