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「ヤノベケンジ-ウルトラ」展 豊田市美術館

ウルトラ

豊田市美術館で「ヤノベケンジ-ウルトラ」展を見て来ました。
衝撃の「キンダガルテン」展から4年。
豊田市美にヤノベさんが新作「ウルトラ-黒い太陽」をひっさげて戻って来たのです。

本展では、ヤノベケンジの世界を象徴する<サヴァイヴァル>、<赤い森>、<再生>に焦点を絞り、90年代から近年の主要な作品群、制作ドキュメントやドローイング、模型、そして「トらやんの大冒険」の絵本原画も加え、"未来の廃墟"を出発点として《ウルトラ―黒い太陽》へと至る軌跡の旅をご紹介します。
豊田市美術館HPより。
ヤノベケンジ公式HPはこちら

もう、まどろっこしい前振りなしでいきなり核心に入ります。
「ウルトラ-黒い太陽」を最初見た時、巨大なフジツボ!と思った。もしくは、巨大突起付ヘルメット。
でも、係の方に伺ったらヤノベ氏は種子をイメージして制作したらしい。
再生の象徴としての種子なのだ。
サヴァイヴァル→赤い森→再生への流れの中でひとつの通過点になる作品に違いない。
黒い太陽は水面に設置されている。円形の鉄枠に水が張ってある。
左奥には美術館に似つかわしくない電気装置がいくつか並んでいる。
「ウルトラ-黒い太陽」(以下黒い太陽と略す)は-1日に3回のみ稼動する。
私は11時半開始の時間帯で見た。
不確かな記憶(なぜか美術館HPに稼働時間が記載されていない)によると。あとの2回は13時半と15時半だったと思うけれど、行かれる前に確認した方が良いです。

開始5分前になると警備員の方の数が2名に増え、ペースメーカーは付けていないか、携帯電話の電源を切るようにと確認される。さらに、電気技師のような方が1名電気装置にスタンバイ。
いよいよ始まるのだ。
警備の方からはできるだけ座って見るようにと指導があり、何だかものものしい雰囲気。
一体、何が始まるの~?
期待に胸が高鳴る。

11時半きっかりに、アナウンスが始まった。まずは前述の注意事項が再度繰り返される。それが終わるとゴォ~という効果音がなり、さぁ始まると思いきや始まらない。
あれれ?
件の技師の方が出口に向かって来た。
「すいません、ちょっとお待ちください・・・。」とどこかあせった様子で展示室から出て行ってしまう。
どうも機械の調子が悪いらしい。
美術館の学芸員の方々3名を引き連れて技師が戻る。
これで今日は中止になったら、はるばる東京から来た私はどうすればいいの~?

しかし、ヤノベケンジもとい黒い太陽は復活した。
2回目のトライ開始。
効果音の後、周囲を照らしていたスポット照明が消える。最初はこの照明が自動的に切れなかったので、緊急停止装置が働いたよう。
照明が消えたと思ったら、その後はもう何が起きたか分からないというか、驚きのあまり思い出せない。
「キャ~」という自分の悲鳴だけは記憶していて、とにかく何かにものすごく驚いた。多分音に驚いたんだと思う。
次の瞬間、黒い太陽はピンクの光線を四方に発していた。
黒い太陽というより、「ピンクの稲妻」の方がタイトルに相応しいように思うけど。
時間にしたら、1分も稼動していないのではないだろうか。
その間私はぼんやりと美しい光線を見つめていた。

黒い太陽が動きを止めた時、思わず拍手。動いてくれて本当に良かった。
仕掛けは、テスラコイル(人工稲妻発生装置)らしいが、機械音痴の私にはよく分かりません。強烈な電磁波を発するので、ペースメーカーはもとより携帯も電源を入れておくと壊れてしまう可能性があるのだそうです。要注意。

この他の作品は豊田市美の所蔵作品や他美術館所蔵品をお借りしての展示内容。
過去に見たことがあるものが多かった。
初見だったのはヤノベさんの作品製作ドローイングや絵本「トらやんの大冒険」の原画などなど。
さすがに絵もお上手で、あトらやん系の大掛かりなロボットやら今回の黒い太陽のような装置系を作るだけではなかった。当たり前と言えば当たり前だけど、それが新鮮だった。

「ファンタスマゴリア」2007年の太陽モチーフのシャンデリア風オブジェも美しい。
ヤノベさんの作品に美しいという形容はちょっと違和感を感じるけれど、でも綺麗だった。

観客みんなが楽しめて参加できる「トらやんの黒い森に、太陽を見つけよう!」は楽しい。黒くクレヨンで塗りつぶされた壁面を消しゴムで消して、下に描かれている太陽を見せていこうというワークショップ。もちろん参加しましたが、異常に手は疲れるけど、面白かった。

なお、今回の図録は限定600部発売。まだ完成していないので、どんな内容なのかはわかりませんが、送料込みで920円だったので予約して来ました。

同時開催の常設展「しんりょく!」では新収蔵品を中心とした内容で、速水御舟の作品を新たに何点か購入してたのが印象的です。

*6月21日(日)まで開催中です。

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ヤノベケンジ―ウルトラ

東海道ぶらり旅の道すがら、豊田市美術館でヤノベケンジの「ウルトラ」展を観た。会場に入ると冒頭に「サヴァイヴァル・システム・トレイン」が現れ、観客をこれからはじまるヤノベ・ワールドへ導いていくかのようだ。 ヤノベは1990年代、核の脅威とともに生きる時代...

■ヤノベケンジ-ウルトラ展 図録 Kenji Yanobe ULTRA Catalog

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テツ様

常設特別展でも2階の大展示室でやりますよ。
むしろ企画展扱だから1階になったのだと
思います。
トラやんの場合は身長があれですから、2階しか
あり得ませんでした。
最終日はヤノベさん登場です。
最後は派手にパフォーマンスして欲しいですね。

TBありがとうございます

先日図録が届きました。
放電前のアナウンス、どきどきしましたね。
黒い太陽、豊田市美一番の大展示室に設置して欲しかったです。
明るさの関係と、「常設特別展」という扱いのため、
展示の規模が小さかったんでしょうか?
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