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「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」 川村記念美術館

rothko

川村記念美術館で開催中の「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」に行って来ました。
JR佐倉駅11時半発のバスに乗車する予定で佐倉へ向かったのですが、送迎用のバス停には既に行列が。これまで見たことないくらい、沢山の人が並んでいました。
「まずい・・・バスに乗れるのだろうか」と不安がよぎります。いつものように送迎バスが到着しましたが、案の定満席。と思ったら、大型観光バスが後ろに付いてました。「川村記念美術館」とプレートがあります。
GW中ということで、美術館側もちゃんと配慮していただいたようで、列をなしていた人たちは私も含め皆、この観光バスに乗ることができました。

さて、本展では散逸していたロスコの≪シーグラム壁画≫30点のうち、アメリカとイギリスと川村所蔵の作品を含め15展を一挙公開するのが呼びものです。
これに合わせて、≪シーグラム壁画≫のための展示模型や関連作品、最晩年作13点と、初公開のロスコとテート宛の書簡16通が紹介されています。
*シーグラム壁画はニューヨークのシーグラム・ビルにできる高級レストランに飾りたい、とロスコが1958年に制作を依頼された。1年半を費やして30点を完成させたが、レストランが完成すると、ロスコは店の雰囲気に幻滅して契約を破棄。一度も飾られることなく行き場を失って散逸した。

冒頭にあったのは、東京現代美術館所蔵の赤と黒のツートーンの1枚。
出だしは良い感じです。
次のコーナーでは、前述の模型や書簡や下絵。一巡目私は、このコーナーを軽く流しました。

そして、いよいよ≪シーグラム壁画≫登場です。
川村ご自慢の広い展示室一杯に15点の壁画が展示されていました。

しばらく椅子に腰かけて眺めていたのですが、何かが違う。
私に迫ってくるものがないのです。
むしろ、冒頭にあった1枚の方が強い印象を受けたくらい。
ロスコ作品も川村記念美術館のロスコルームは大好きなのに、なぜここで感動できないのか?

はっきりとは分かりませんが、展示室の壁面色の白と照明(あれは蛍光灯でしょうか?)が問題ではないかと感じ始めました。
ニ巡目に、書簡と解説全てに目を通しましたが、その中でロスコ自身が自作を飾る展示室の色に言及していた箇所がありました。
そこで指定されていたのは「壁面の色は温かみのあるグレーが良いのではないか」。

確かにグレーの方が落ち着く感じがします。
展示室の照明は明るすぎ。もっと、照明は落として欲しかった。
更に展示室が広すぎて、散漫な感じも受けました。

どうも作品に入り込めず終わってしまったのが残念です。
一番惹かれたのは、≪シーグラム壁画≫ではなく、後半のワシントンナショナルギャラリー所蔵作品。
あの限りなく黒に近い紫色が忘れられません。
この作品が置かれていた一角は、こじんまりとして作品に集中できました。
最晩年の一作は、ロスコが描いた自身の墓碑に見えました。

私のような度素人が、展示方法についてあれこれ言うのはおこがましいのですが、どうもピンと来なかったので。
今年の2月にロンドンのテート・モダンに行ってあるべきはずのロスコの絵画はありませんでしたが、展示室には入った記憶があります。
壁面の色はどうだったか?テートも白だったのでしょうか。

*6月7日まで開催中です。

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シーグラム壁画 / ロスコ | 川村記念美術館

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21世紀のxxx者さま

バスは一杯だったのですが、美術館の混雑はそれ程でもなく
むしろピクニックで遊びにいらっしゃってる方も多いようです。
ロスコーの作品へのこだわりは書簡から本当に伝わってきましたね。

No title

ちょうど私もGWにこの展示を観にいきました。谷間の平日にいったのでそんなに混んでいませんでしたが、休みになるとバスが一杯になるほど混むんですね。

私はあの広さと作品の展示位置の高さに荘厳な雰囲気を感じましたが、言われてみればたしかに照明をもう少し落としたりすれば更に良いのかもしれないですね。
いずれにしろ作品のみならず鑑賞する環境まで細かい注意を払ったロスコの意思はよく理解できました。

せいな様

こんばんは。
深く鑑賞されてなかったのではなく、気にならなかったということなら
それでよろしいのではないでしょうか。
あれだけの絵画を集めて鑑賞できる機会はめったとありませんから。

佐倉きのこ園、早速検索してしまいました。
しいたけのおさしみ美味しそうです。
お取り寄せもできるようなので、一度チャレンジしてみます。
情報ありがとうございます!

一村雨さま

こんばんは。
開放的な展示で良いに一票ですね。
こればっかりは、個人の好みや受け取り方は様々ということですね。
それにしても、今回は閉鎖されている通常のロスコ部屋で頭痛は辛い。
茶色アレルギーでしょうか。

No title

とても興味深い記事でした。私自身は作品が一同に集まったことで
興奮してしまってそこまで深く鑑賞が出来なかったです。。。

黒のシリーズは息子の反応がとても興味深かったので
作品と背景がよりマッチしていたのかなーって思いました。
現在の私の3歳の子供を連れての美術鑑賞は
息子の動向チェック、回りへの配慮、作品への配慮をしながらの鑑賞なので
自分はやはり入り込めていないのかなーって改めて感じました。
でも今しかこういう感情で鑑賞は出来ない!これも大切な経験♪
と思っておくことにします。

ちなみに川村記念美術館傍の「佐倉きのこ園」のしいたけは絶品です。
お刺身で食べられます。機会があったらぜひ。

No title

私もはろるどさんと同じく、広い開放的な展示のほうが好きです。
まだロスコ・ルームのできる前の川村では、あの奥の部屋だけは
入るのが嫌でした。最初に入ったとき、ひどい頭痛がしたのが
トラウマとなったのでしょうか(笑)
私はどうも茶色との相性が悪いようです。

はろるど様

こんばんは。
照度の問題と照明の白さが気になったのです。
もう少し黄色っぽいスポット照明だったらどうだったのかなどと
考えてしまいました。
作品たちが、のびのび泰然とするのは良いのですが、見ている
こちらは瞑想気分に浸りたいのに浸れないのは残念です。
展示環境が作品を見る側を左右するのは間違いないと思います。
その好例が先日の杉本博司展で、あの薄暗い展示室のイメージが
残り過ぎていたのかもしれません。

本当のロスコー大回顧展、ロスコーファンとしてはぜひ拝見したいですね。

Tak様

こんばんは。
照明もかもしれませんが、私は壁の白さの方が気になりました。
「既存の川村ロスコルームに対するイメージが強い」という
ご指摘もごもっともかと思いますが、『瞑想する絵画』をタイトル
にするのであれば、もう少し引き締まった展示デザインを考えて
いただきたかったかなと。

翠さま

こんばんは。
コメントありがとうございます。

翠さまも同様のご感想をお持ちになられたのですね。
照明、空間、そして壁面の色。
特に日本の美術館の壁面はなぜ皆こぞって白ばかりなのでしょうか。
想像ですが、背景色だけでも変えていたら、もう少し見え方も
違っていたように思います。

No title

こんばんは。展示はイマイチでいらっしゃいましたか。壁面の件は、テートの方が写真で見る限り、グレーにやや近いかもしれませんね。照明は逆に私はあれでも暗過ぎると感じました。(ただし多くの方はmemeさんと同じく、明る過ぎるとお考えだそうです。実際に美術館にもそういう意見が多く寄せられているとか…。)空間はどうなのでしょう。どうも川村のロスコルームしかり、いつも狭苦しい場所に置かれていることが多いので、むしろ今回は作品が泰然と、またのびのびとしているように思えました。

最後の黒の部屋に関しては同感です。赤はこちらに迫るような印象を受けますが、黒は向こう、例えば彼岸に広がるような奥行きの深さを感じます。瞑想的ですよね。

いつかはブルーやイエローの作品を含めたロスコの大回顧展を拝見したいものです。

石黒様

コメントありがとうございます。

> 展示は難しいですね。
同感です。
先日の杉本博司展で完璧な展示を見てしまった後だけに余計。。。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

No title

こんばんは。

同じような感想を持たれる方が多く
美術館側も照明をあれでも落としたそうです。
(最初行った時と二度めでは違いました)
それでも明るく感じますよね。
我々がいつの間にかロスコに対しての
イメージを固定してしまっているのが原因かと。

全く別のものとして今回は拝見しました。

同感です

はじめてコメントいたします。
わたしも先日観てまいりましたが、≪シーグラム壁画≫の部屋は
なんだか集中できず、隣の《1964》の連作のほうが
せまってくるものがあり、離れがたく感じました。
展示空間の広さや照明の問題かも、という点は同感です。

No title

先ほどはコメントありがとうございました。
今日行かれたみたいですね。あの残念な展示に、、。
後半の黒い絵の方は悪くないです。
期待して行ったのですが、扱いがとても難しい素材なだけに、、残念。
展示は難しいですね。

これからもよろしくお願いします。
では。
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