スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「佐倉・房総ゆかりの作家たち― 版画作品を中心として」 佐倉市立美術館 はじめての美術館27

sakura

川村記念美術館を後に、向かった先は佐倉市立美術館。
ずっと前から気にかかっていたのに、なかなか行けずにいた美術館です。

今回の企画展は「佐倉・房総ゆかりの作家たち― 版画作品を中心として」。
秋山庄太郎写真芸術館とミュゼ浜口・ヤマサコレクションの特別協力を得て、主に浜口陽三・南桂子2人の作品を中心に計5名の作家による版画展です。
所蔵作品展ではないにもかかわらず、何と入場無料とは太っ腹。

佐倉市立美術館は、京成佐倉駅から緩い登り坂を歩くこと8分ほど。
展示室は2階ですが、思っていたより広い空間で立派な美術館です。

浜口陽三は、和歌山県で生まれ千葉県銚子で育った地元ゆかりの作家です。
彼の作品はあちこちで見かけているのですが、今回は尋常高等小学校時代のスケッチが約20点出展されています。浜口の版画以外の作品は珍しく、幼き頃より非凡な才を持っていたことがスケッチからも分かります。

南桂子は、地元愛知県美の木村定三コレクションでよく見かけますが、浜口陽三の妻だったとは!
今回初めてその事実を知りました。
彼女の作品では線の一本一本がとてもいとおしく大切です。
「林」1957年ミュゼ・浜口陽三コレクション蔵は、パウル・クレーを思い出させるような作品で、楽譜のよう。いくつかの作品を見ていると、絵から音楽が生まれ出てくるような感じを受けました。

そして、今回一番衝撃を受けたのが福井良之助の版画作品。
彼の技法は「謄写版技法」(通称ガリ版)と言われるもので、今回唯一の孔版画作品です。
セピア色の画面とそこにあらわれているモチーフは一見すると、版画作品とは思えません。
非常に不思議な魅力がありました。
彼の作品は戦後アメリカ人に評価が高く、写真家の秋山庄太郎がその才能を見抜き、自身で作品を買い取り、更に個展を薦め作家としての礎を築くことになります。

福井の作品は今回数点のみでしたが、もっと見てみたいと思う作家でした。

この他、現在市原市在住の深沢幸雄と池田満寿夫の作品も出展されています。
川村記念美術館と併せてお出かけされてはいかがでしょうか。

*5月24日まで開催中です。
佐倉市立美術館
千葉県佐倉市新町210
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日  月曜日(祝日の場合はその翌日)
京成佐倉駅 南口より、徒歩 8分 

コメントの投稿

非公開コメント

翠さま

こんにちは。
「内実」が分からず、ネットで検索してしまいました。
南さんは、相当の決意をもって浜口のもとへ向かったのですね。
(詳細はよく分かりませんが・・・)

民博は、私も佐倉市美の後に向かったのですが、あまりの
ボリュームに仰天しました。
とても記事にできそうにありません。

南さんについては

南桂子さんが、浜口陽三の妻だったというのは事実ですが、
その内実について少し複雑な感情をいだいているので、
わたしは知らないほうが良かったと思っています。

それはさておき、先日、佐倉まで行ったのに悪天候と
歴博で時間を使い果たして寄れなかったのが残念です。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。