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「春の取り合せと赤膚焼展」後期 野村美術館 はじめての美術館29

京都で行ってない美術館はまだいくつかある。
先月、そのうち2つを初訪問した。ひとつは泉屋博古館、そしてもうひとつが野村美術館。
泉屋博古館の展覧会は会期最終日前日に見に行ったので、今回は現在開催中の野村美術館平成21年春季展「春の取り合せと赤膚焼展」をご紹介。

野村美術館はその名の通り、野村證券・野村銀行など金融財閥を一代にして築き上げた2代目野村徳七(のむらとくしち)〈1878-1945〉のコレクションをもとに、昭和59(1984)年に京都東山山麓南禅寺畔に開館。

さて私がこれまでなかなか訪れることが出来なかった理由は2つある。
まず、この野村美術館は春季(3月中旬から6月中旬)と秋季(9月中旬から12月中旬)の通算約半年間しか開館されていない。
真夏や真冬に行っても開いてないのである。私は空いてるからオフシーズンの京都が好きで、出かけていたためタイミングが合わなかった。
2つ目の理由は、「茶の湯」と「能楽」中心のコレクションだったということ。「茶の湯」ですら、関心を持ち始めてまだ数年、更に能楽に至ってはいまだ感心の及ばぬ分野であるため、どうしても訪問順位は後回しになってしまっていた。

初訪問の今回、永観堂(過去記事はこちら)を後にして、徒歩数分。すぐに目指す野村美術館に到着。門構えからして、京都らしい。
美術館というより、名家を訪問するといった趣。玄関を入ると、やはり靴を脱いでの鑑賞で、ますます豪華なお宅に訪問しているような錯覚を覚える。
最初の印象通り、受付も美術館というより旅館のロビーのような感じ。

一階展示室が「春の取り合せ展」、地階展示室が「赤膚焼名品展」の会場となっている。
両展示室とも、さほど広くはないけれど、ゆっくりとした空気が流れている。
春の取り合せ展では、掛物を中央に、左右に茶道具の優品が展示されていた。
・「栂尾切」 源 順筆
・「絵手鑑」 狩野一門
・「時鳥詠草」 藤原定家筆
・「鳳凰蒔絵香合」 狩野山楽下絵
・「尾長鳥蒔絵棗」
onaga

・「堅手鉢ノ子手茶碗 銘白妙」
sirotae

・「是害草紙巻子本」
などが良かった。
最後に挙げた是害草紙巻子本」は、天狗がお風呂に入っている絵巻、とてもユーモラスな内容と絵で、この作品がマイベスト。

これだけ良いと思える作品が見つかっただけでも、自分の嗜好の変化を感じた。以前の私であれば10分とかからず出て来たかもしれないのに、30分以上はいたと思う。

地階展示室の赤膚焼はこれだけ大規模な展示をされることはないとのことだった。貴重な機会ではあったが、私の嗜好は残念ながらこちらには付いていけず、置いて行かれた。
こればかりは、自身の関心と嗜好なのでいたしかたない。

それにしても、泉屋博古館とは徒歩10分もかからない距離とは思わなかった。
両館併せて、春秋にはかかさず訪れたい美術館である。

ところで、関西の美術館巡りに最適な1冊「完全保存版 京阪神アートブック」が阪神エルマガジン社から出版された。
artbook

内容(目次)はこちら
知ってる美術館の小ネタや建築見所だけでなく関西方面のギャラリー情報も掲載。2009年度の展覧会スケジュール一覧まで付いて780円はお買い得。
こういうのが欲しかったのよね~と早速購入し、次回の関西遠征の計画を練る。

*6月7日(日)まで開催中。
野村美術館
京都市左京区南禅寺下河原町61
開館時間: 10時~16時半
休館日
・夏期・冬期(上記開館時期以外の期間)
・開館期間中の月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日休館。)

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