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「書の名品をたずねて」 徳川美術館&蓬左文庫

tokugawa

徳川美術館春季特別展「書の名品をたずねて」に行って来ました。
主要作品、展覧会の概要は美術館HPをご覧ください。

元々、全く興味もご縁もなかった「書」というものに開眼し始めたのは、何年か前の東博開催「書の至宝展」、更に本格的に好きになってきたきっかけを作ったのが平成19年秋の徳川美術館「王朝美の精華・石山切-かなと料紙の美-」であった。
ここで目もくらむような雅な料紙装飾やかな文字の魅せられて、徐々に「書」への関心が育ち始めた。
近頃では、台東区の書道博物館や東博アジア館がお気に入りで、中国の書にも目が向いている。

平成19年の再来のような今回の「書の名品をたずねて」展。いったいどんな書の名品が出るのか、緊張しつつ拝見した。
何と総展示作品数は併設の蓬左文庫と併せて約190点。うっひょ~と叫びたくなった。
しかも、ほとんど全て徳川美術館蔵、それ以外は個人蔵で一体どれだけ持ってるの?、しかも新発見、初公開の作品も10点ほど出ているではないですか。
天平の写経から、平安、鎌倉、室町時代の名筆、桃山・江戸期の武将の手紙、宋・元時代、室町時代の禅僧の墨蹟と幅広く見せてくれます。

この日に備えて、書の知識をもう少し付けようと書店に足を運び見つけた本が『マンガ 「日本」書の歴史』。日本の書の歴史や名品をマンガと文章で紹介。
難解な書の歴史もマンガなら取っ付きやすい上に、本物の作品の画像も併せて掲載されているのも良いです。画像がカラーでないのが残念ですが、入門編には持ってこいの1冊です。
この本はシリーズで中国の書の歴史もあり、そちらも関心あれば是非。

さて、さすがに190点もあれば印象に残った書も数々あります。そう言えば、これだけあっても良寛の書は1点もなかった。

一番良かったのは、池大雅筆「唐詩屏風」。
池大雅は7歳にして神童と呼ばれていたそうだが、絵も上手いが書も個性的で素晴らしい。
今回の屏風は、まさに天衣無縫と言う言葉がぴったり。冒頭の「天馬」の文字に魅了されました。
欲しい。

元々、藤原行成の書風が優美で好きだったのだけれど、今回伏見天皇の書も好みだと知る。
更に、前日の「マンガ日本の書の歴史」学習の成果か、いくつも実際の書を見ていたら、藤原定家の書風「定家風」が何となくつかめて来た。明らかに定家の書は個性的。優美のではなく、角角していて、読みやすいのはこちらだろう。

最後の最後に「紫紙金字金光明最勝王経」(重文)やら「法華経 普門品」(重文)、「満願寺文殊堂勧進文」 伝尊道親王筆などが経文の名品がずらずらと。
いずれも、前日の予習で紹介、または簡単に触れられていたもので、まさか翌日本物に巡り合えるとは思わなかった。

これで、石山切や手鑑に書いてある和歌も理解できたら、最高なんだろうけれど、判読さえできないのだから和歌まで到達するなど夢の夢。
今はただ、美しさ、個性ある書を楽しむのみだけれど、それで充分楽しかった。

<関連記事>
2007年10月27日 「王朝美の精華・石山切-かなと料紙の美-」

*5月24日(日)まで開催中。

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