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秋山さやか「あるくゆく 日暮里-ヒグレ-谷中」 HIGURE 17-15 cas

akiyama

谷中ぎんざから程近いHIGURE 17-15 casで開催中の秋山さやか「あるくゆく 日暮里-ヒグレ-谷中」に行って来ました。

HIGURE 17-15 casはその存在をこの展覧会で初めて知りました。
雑誌「美術手帖」6月号にはさみこみの「ART NAVI」で本展開催を知り、早速お邪魔した次第。
このスタジオ?は日曜もオープン、12時~20時までやっているので嬉しい限り。

秋山さやかさんを知ったのは2007年の東京現代美術館開催MOTマニュアルでの展示。
<関連記事>
「MOTマニュアル2007 等身大の約束」展
ドイツ留学から帰国したばかり。大きな布?に描かれた都市地図にステッチやリボンなどが縫い付けられている。更に周囲にあった留学滞在記スケッチも良かった。

そんな秋山さんの個展開催と知りすわ駆け付けた。
今回の展覧会は普段と一味違う。

HIGURE17-15casのある日暮里の街で生活し、公開制作を行っています。
レジデンス中、作家が街や人とのコミュニケーションを通じて、積み重ねた思いが、この場所でしか生まれ得ない作品となります。
6月7日の完成まで作家は毎日HIGURE17-15casに足を運び、
徐々に作品が進行していきます。
 
HIGURE17-15casのHPより。

1階はがらんとしていて空っぽ。右手にチラシや芳名録が置いてあるテーブルがあるだけ。
奥に進むと白い布がふんわりと垂れ下がっている。
「2階にも展示があります。」の案内が。
1階から2階へ続く階段は白い布で覆われている。
よく見ると下の方に色とりどりのステッチが。

2階へ上がったら小柄な女性がおひとり、黙々と布団並にでかい谷中近辺の地図にリボン状のものをチクチク縫い付けていらっしゃった。
まさか秋山さんご本人では?

展覧会の趣旨をよく理解せずに向かったので、まさかご本人が制作されているとは露知らず。
後で6/7まで制作過程も公開する展覧会だと知ったのだった。
普段の展覧会では制作過程を公開することはないけれど、制作過程を観たい!という要望が強かったそうで、今回の企画に至ったとか。貴重な機会です。

運良くお客は私だけ。
秋山さんご本人から、とっくりと今回の作品や現在の生活などについて様々なお話を伺うことができた。ラッキー☆☆☆

MOTでの展示同様、地図上のステッチは毎日秋山さんがたどった道。多くステッチが入っている所ほど何度も歩いている所。ボタンなどが所どころにあるが、それは建物の目印。
向かって中心から左のやや上方に黄色のラクダが縫い付けられていた。
「このラクダは?」と伺ったら、
「ラクダはこのスタジオを表してます。建物の屋上にラクダがいて、この建物の目印になってるんです。」とのこと。
屋上にラクダ?来る時には全く気付かなかった。帰りに確かめたけれど、暗くてそれがラクダなのかは判別できず。次回に持ち越す。

今はウィークリーマンションを寝床に、毎日このスタジオまで徒歩で通われているそうなので、黄色のラクダと寝床との往復路に必然的にステッチが沢山入っている。
なるほど。そうやって、よく見て行くと地図上で秋山さんがどこを行動半径にして動かれているかがよく分かる。

今日は上野の森美術館で開催中の「ネオテニージャパン高橋コレクション展」のアーティスト・トークにご出演されたとのことで、スタジオから上野の道のりをリボンで目印制作中。

リボンも同じものなどまずない。エルメスの包装用リボンだったり多種多様、材料は制作現場で現地調達。手芸屋さんは欠かせない。

秋山さんは油彩画を専攻されていたそうなのだが、当時自身の表現したいものが油彩ではなかなか実現せず、ある日自身が歩いた箇所を点で置いて行くドローイング制作を思いつく。これが、思っていたものリアリティーある作品として出来上がった。
これが、今の秋山さんの作品の第一歩となった訳だが、ご自身は手芸などされたことはなく最初の頃は針で指を刺しまくったとか、今では右手でも左手でも縫い上げることができるようになったとか、制作苦労話がいろいろと。

階段を覆っている白い布にあるステッチは朝と帰宅時に2時間かけて左と右で縫い分けて日課とされているのだそう。
ご本人から聞かなかったら、まさかそんなことだとは気付かないのではないか。

「よくよく見ると朝来る時と帰りでは全然違うの~。」と詳細な解説をお聞きしました。
例えば、金曜の夜は夕食に頼んだパスタの出前で第1希望のシラスとオクラのパスタが売り切れで結局第4希望の明太子スパになった。
その出前のメニューを細長く切って、もちろん紙!なのに、糸で縫い込んである。
更にそのそばにあった小さな丸い染みみたいなもの、これは野良ネコが布にじゃれついて「かぷっ」と咬みついた跡なんだそう。

う~ん深い。まさに生活の痕跡そのもの。

制作は5/20(水)から始まったばかり、私が訪問したのは24日日曜の夜。
6/7(日)まであと2週間。
必ず再訪して変化を見届けねば!

ワークショップ:5月31日(日) 14:00~
アーティストトーク&パーティ:6月7日(日) 16:00~
も開催されます。

これは、絶対面白い。必見です。
上野の森美術館「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション展」にも秋山さんの作品が出展されています。併せて行けば2倍楽しい。

*秋山さやか "あるくゆく 日暮里ーヒグレー谷中"
日時:2009年5月20日(水) 〜 6月28日(日) 12:00〜20:00 *月曜休廊
注意:公開制作は6/7(日)で終了です。
会場:HIGURE17-15cas(〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-17-15)

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HIGURE 17-15 cas 「秋山さやか「あるくゆく 日暮里-ヒグレ-谷中」」を観てきました

さて怒濤の上野から日暮里へ移動。 駅前で食事を済ませた後 HIGURE 17-15 casにて 「秋山さやか「あるくゆく 日暮里-ヒグレ-谷中」」 ...

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ogawama様

ショコラティエイナムラも、普通のイナムラも好きです。
両方とも、ずっとご無沙汰してますが。
ケーキ食べたい☆
秋山さんの個展は夜遅めの方が良いかもしれません。
沢山作業が進んでるでしょうから面白いと思います。

No title

谷中銀座と言えば、だんだん坂手前(駅寄り)のセブンイレブンの裏手にあるショコラティエ・イナムラショウゾウのケーキとショコラは絶品なので、是非。
近所なので2回くらい行きたいけど、行けるかな~。

せいな様

こんばんは。
お子さんも一緒に楽しめると思います。
秋山さんも大変気さくな方のように感じました。
制作現場に行かれた際には、お声かけされてはいかがでしょうか。

No title

こんにちは。
先日ネオテニー・ジャパンを子連れでなく鑑賞してきました。
そこでとても印象深い作品だったので
今度ぜひ個展にも行ってみたいと思います。
制作の現場をぜひ息子にも観てほしい。そこでいろんなことを感じてほしいなー
なんて勝手に思ってます。
本記事を拝読して益々行きたくなりました。必ず7日までには伺います!
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