スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「水墨画の輝き-雪舟・等伯から鉄斎まで」 出光美術館

tora

出光美術館で開催中の「水墨画の輝き-雪舟・等伯から鉄斎まで」に行って来ました。

室町時代の水墨画から始まり、日本の水墨画に影響を与えた南宋の牧谿や玉澗らの作品を紹介しつつ、桃山、江戸、大正に至る日本水墨画の名品を紹介する内容となっています。

展覧会の構成は次の通り。
第一章 水墨山水画の幕開け
第二章 阿弥派の作画と東山御物
第三章 初期狩野派と長谷川等伯
第四章 新しい個性の開花 - 近世から近代へ

同時期に開催されていた静嘉堂文庫美術館の水墨画展では中国水墨画が出展数の約半分を占めてていましたが、出光では第二章で牧谿2枚、玉澗1枚と少ないかったのが一番大きな違い。

それでも、大いに満足できたのはこの方のおかげ。
長谷川等伯!
≪竹虎図屏風≫≪竹鶴図屏風≫の2作品に出会えたこと。これは嬉しかった。
何しろ虎がかわいい。≪竹鶴図屏風≫の方は、どことなく国宝≪松林図屏風≫を思い出させる風情がある。あの奥行感がたまりません。

もちろん出光美術館たるもの等伯の2作品にとどまるはずがない。
作品リストにお気に入りマークを付けた作品は全41作品中19点、ってほぼ半分ではないですか。
19点のうち、更にお気に入りにつける☆印作品は等伯2点の他に3点。

・≪破墨山水図≫ 画・雪舟 賛・彦龍周興
雪舟に弱すぎる、私。何気ない筆さばき、いかにも簡単に描いたように見えるのだけれど、しっかり山水図になっている。最初見た時は「ふ~ん」という感じだったが、1周した後、最初に戻って再度見に行った。日本水墨画の原点はここにあるのか。

・≪四季花鳥図屏風≫ 能阿弥 1469年 重文
能阿弥と言えば、昨年の徳川美術館「室町将軍家の至宝を探る」展で見た作品を思い出す。ちょうどこの作品は展示替えで前期展示のみだったため、見逃した。今回観ることができて感動。
能阿弥作の現存唯一の大画面作品として貴重。蓮の花や鳥たちが上品に描かれている。

・≪籠煙惹滋図≫ 浦上玉堂 江戸時代
浦上玉堂は見れば見るほど好きになる、私の中では不思議な画家。文人画と言えば与謝蕪村、池大雅がまず浮かぶが、浦上玉堂はもっと脚光を浴びても良いのにと思う。本作はたちこめる靄がまさに煙っている様が見事。

最後の方に仙の≪狗子画賛≫や鉄斎の≪高士弾琴図≫とひねり技を繰り出すところはさすが。

江戸期の水墨画が多かったので、個人的にはもう少し室町時代の水墨画を見たかったなぁ。
たった、これだけの記事を書くのに相当手こずってしまった。見に行ってから時間が経過し過ぎたのが原因かしら。

*5月31日まで開催中。

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「水墨画の輝き」

出光美術館で開催中の 「日本の美・発見I 水墨画の輝き―雪舟・等伯から鉄斎まで―」展に行って来ました。 懐石料理。一品一品は小さく量も僅かなのに、食べ終えると不思議とお腹いっぱいに。お座敷から腰を上げるのも苦労するほど、知らず知らずのうちに満腹に

水墨画の輝き ―雪舟・等伯から鉄斎まで―(出光美術館)

出光美術館で昨日から始まった、「水墨画の輝き ―雪舟・等伯から鉄斎まで―」に行ってきました。 のっけから雪舟!これはずるいなあ~。 {/star/}「破墨山水図」画・雪舟 賛・景徐周麟 風景だけど、筆で書いた筆致の面白さで完全に雪舟のコントロールした世界がこ

水墨画の輝き-雪舟・等伯から鉄斎まで @出光美術館

 七尾美術館の長谷川等伯展に、出光美術館所蔵の《松に鴉・柳に白鷺図屏風》が出展されていたが、東京の出光美術館の水墨画展にも、等伯の作品が2点出ているので、早速見に行ってきた。 第1章 水墨山水画の幕開け: 中国で水墨画の技法が成立したのは唐の山水画であ...

出光美術館で「水墨画の輝き―雪舟・等泊から鉄齋まで」展を観た!

出光美術館で「水墨画の輝き―雪舟・等泊から鉄齋まで」展を観てきました。ポスターの絵柄は、長谷川等泊の「竹虎図屏風」の左隻、虎が首をかしげて頭を掻いているところです。 なかなかユーモラスな虎の表情です。近くで見ると虎の毛のふさふさとした細かいところまで描か

「水墨画の輝き - 雪舟・等伯から鉄斎まで - 」 出光美術館

出光美術館(千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階) 「水墨画の輝き - 雪舟・等伯から鉄斎まで - 」 4/25-5/31 室町より江戸、近代に至るまでの日本水墨画史を総覧します。出光美術館で開催中の「水墨画の輝き - 雪舟・等伯から鉄斎まで - 」へ行ってきました。 構成は以...

コメントの投稿

非公開コメント

遊行七恵さま

こんばんは。

> 都内で三つの優れた水墨画展があり、それが万緑の季節に開催される、と言うのが却って素敵だと思いました。
⇒ 確かに、おっしゃる通りですね。
  緑のしたたる季節に水と墨との共演、取り合せが良いですね。

それにしても、水と墨だけでこれだけ多様な表現ができるということが凄い。
奥深い世界です。

あおひー様

こんばんは。
全部観終わった後で、最初の雪舟に戻った時の気持ちが
忘れられません。
やはり、これかって感じでした。

No title

こんにちは
この展覧会は肩の力を抜いて楽しめました。
特にボーイmeetsガールの観があるトラちゃんは可愛かったです。
都内で三つの優れた水墨画展があり、それが万緑の季節に開催される、と言うのが却って素敵だと思いました。

No title

ほぼ半分がお気に入りというの納得です。
わたしは一発目の雪舟にやられてしまいました。あれはある意味、現代美術だと思いました。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。