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「特集陳列 顔真卿(がんしんけい)とその周辺」 東京国立博物館 東洋館

こちらのブログでも大きく取り上げられましたが、6/7(日)を最後に、東博の東洋館は耐震工事のため長期休館に入りました。何でも約3年もの期間、休館するそうで場合によっては延長もあり?!
京博の平常展示館も建て替え閉鎖中だし、これ以上楽しみを奪わないで~と叫びたい気分。

というわけで、日曜には東洋館にしばしのお別れを告げて来た。
そして、このところもっとも楽しみにしている中国書画が展示されている第8室にたどり着いた時、感無量となった。
理由は「特集陳列 顔真卿(がんしんけい)とその周辺」が休館の餞のように壮大な展示がされていたから。
以前自身の記事でもご紹介させていただが、「マンガ書の歴史【殷~唐】編」を読み終えたばかり。最後の方に登場した顔真卿の書の名品は、近頃一層物忘れが激しくなった私ですら記憶に残っていた。

展示されていたのは、本で紹介されていたものばかり。
作品リストはこちら

しかし、本と違ってサイズは縮小されていない!これか~という感じで、どんどん見て行く。
全部良かったけれど、中でも印象に残ったのは以下。
・千福寺多宝塔碑 顔真卿筆 唐時代・天宝11年(752) 高島菊次郎氏寄贈
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・祭姪文稿 顔真卿筆 唐時代・乾元元年(758) 高島菊次郎氏寄贈
・争坐位稿 顔真卿筆 唐時代・広徳2年(764) 高島菊次郎氏寄贈
・魯公三表 顔真卿筆 唐時代・至徳2年(757) 
・郭氏家廟碑 顔真卿筆 唐時代・広徳2年(764) 市河三鼎氏寄贈
・顔氏家廟碑 顔真卿筆 唐時代・建中元年(780)
・戯鴻堂法帖(鶺鴒こう) 玄宗筆 唐時代・開元14年 安藤太郎氏

特に、争坐位稿は、元々宦官にへつらい、公式行事の席次をまげたことに対し激しく抗議した内容。怒りが目に見えるような筆の乱れがあり、当時の顔真卿の心持が伺われて大変興味深かった。

顔氏家廟碑は、顔家一族の官歴と業績を記したものだが、その大きさに目を見張った。
天井から床まであろうかという碑である。
彫る方も大変だったろう。筆法がまだまだ良く分からないのが残念だけれど、書の歴史によれば「蚕頭燕尾」などの特徴が表れているのだそう。
蚕頭燕尾(さんとうえんび)とは、横画の起筆、収筆、あるいは縦画の起筆の形の丸さが蚕(芋虫状)の頭のようであること、はねやはらいが燕の尾のように二つに裂けた形状になっていることによるらしい。

私が通っていた高校では音楽や美術は1クラスずつしかなく、後の残り8クラスは全て書道が必修科目となっていた。そこで習ったものとして、唯一覚えているのが顔真卿その人の書。
彼の楷書は現在も手本として学ばれているそうだが、だから高校の授業で教えられたのか~と20年以上も経過して知った次第。

これだけ集めて見られるなんて、本家本元の中国、台湾でも難しいと思う。
東洋館さまさまでした。再開を心待ちにしています。

*展示は終了しています。

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東洋館休館

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