スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「青木良太展」 TKG代官山

また、青木さんか~と、ちらとでも思われた方、今回の個展は違います。
TKG代官山最後の展覧会となる「青木良太展」へ行って来ました。
実は同じ代官山ヒルサイドテラス内のフォーラムで開催されている「ロバート・ハインデル展」とセットで楽しめると、どちらかと言えば「ついで」的な感もあったのですが、とても楽しめました。

狭いスペースなのに窮屈感なく作品が展示されています。クリアなアクリル?のカーブした仕切りが効果的。この仕切りが迷路みたいで面白い。

今回の青木さんは器でなくオブジェ、立体造形作品で勝負しています。
彼の作る器はあまりにも薄いため、私のような粗雑な人間は触っただけで割ってしまうのではないかと恐怖にかられます。そのため、どうしても器として美しいとは思うものの、欲しいとは思えない(割りそうで、怖くて使えない)。

しかし、新作オブジェの数々は見事に骨太で、器の造形的な繊細さは感じられません。しかし、青木良太らしさは釉薬、陶肌に現れています。
この陶肌や色合いの微妙さは、やはり現物を見ないと味わえません。
銀無垢としか言いようのないほどシルバーな銀の剣は素敵だったなぁ。
最初に作ったのは、通りに面した窓に置かれている黒っぽいオブジェ。角の間からにょっきり剣が飛び出したような形をしているものだそうです。
そして、次回シリーズへと続く作品は出入口近くにあった非売品の王冠状の作品。ブロンズ色がぴたりと決まっていて、中世の美術品のよう。

元々密教法具からヒントを得て、そこからイメージを膨らませていったとギャラリーの方に伺いました。なるほど言われてみれば密教法具ぽいです。
マイベストは、出入口から見ると左奥にあったピンクぽい赤土色の薄くなった陶肌の作品。よく見ると焼成時にできたと思われる気泡?のような穴が無数にあって穴の色はグリーンと青が混ざったような色。これと同じ陶肌の器があったら、欲しい!

釉薬というのは魔法ですね。
先日工芸館で見たルーシー・リーの器も釉薬の配合の妙で出来上がった色の数々に魅せられたばかりです。
青木さんは、黒、白、銀、ブロンズ、金といった明確な色の作品が多かったと思いますが、このピンク色がかったものや、土器っぽい陶肌の作品も今後は増やして行って欲しいと切にお願いしたいです。
受付の背後の棚にあった小さな壺(作品名失念)はすぐに完売して、再度同じ数を送っていただいたにも関わらず、残っているのはあと3つのみだそうです。
恐るべき人気。
陶板作品も数点ありましたが、立体に比べるとインパクトはやや薄かったです。

これからも大きな立体作品にどんどんチャレンジして、新作を観せていただきたいと強く思いました。

*6月20日(土)まで開催中。日・祝・月は休み。11:00~19:00
TKG代官山渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟1

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

青木良太展(TKG Daikanyama) 

TKG Daikanyamaがクローズするということもあり、会期ぎりぎりに行ってみました。 青木良太さんは美術ではなく、青木さんの器のファンである知人から聞いてたのでTKGの銀座のほうへ展示を見に行ったことがありました。 その時の作品の印象はいうとすごくセンスのある陶

「青木良太 展」 TKG Daikanyama

TKG Daikanyama(渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟1) 「青木良太 展」 5/28-6/20(会期終了) 最終日に何とか駆け込みで見ることが出来ました。昨日で終了した若手陶芸家、青木良太の個展へ行ってきました。 青木というと、ルーシー・リィーをイメージさせ

「青木良太展」

TKG Daikanyama(小山登美夫ギャラリー代官山)で6月20日まで開催された 「青木良太展」に行って来ました。 土曜の午後早々に仕事を切り上げ、本日(6月20日)をもって閉廊となるTKG Daikanyama(小山登美夫ギャラリー代官山)へ。最後の代官山での展覧会は陶芸家...

コメントの投稿

非公開コメント

あおひー様

オブジェ、造形的にも陶肌もいずれも素晴らしかったです。
しかし、陶芸作品ははかない。
ちょっと買うのに勇気がいります。

No title

想像以上の内容に大満足でした。

経済的に余裕があれば購入したいものですね~。

はろるど様

土曜日に京都の小山登美男ギャラリーに行って来ました。
そちらには数点ですが青木さんの器がありました。
清澄より、京都個展の方が可能性あるかも。
京都の空間はいいですよ。

Tak様

あのオブジェは素晴らしかったですね。
青木さんは今後オブジェの方に力点を
置かれるようです。

美術館デビューも近いでしょう。

No title

こんばんは。いつもの薄くて繊細な器とは一変して、ものすごく存在感のあるオブジェで驚きました。とは言え、仰るような釉薬の部分など、青木さんらしさもあったなと思います。

新作見たいですね!次は清澄のスペースを埋めて欲しいです。

No title

こんばんは。

ふらりと計画性もなく立ち寄ったら
最終日。しかも画廊もクローズ。。。
最後の最後に釉薬マジック間近で
観られてラッキーでした。

KINさま

買わない宣言!
買うなら今回のオブジェが欲しいですが、
それこそ割れたら泣くに泣けない。

いや、その前に欲しいものがありすぎる・・・。
物欲(仏良くって変換されたこちらの方がいい)懸命に抑えてます。

また

また、青木良太ですかぁ、笑。
初日に行って来て作家さんと会い話をしたので
浮かれている私です。
食器も結構丈夫ですよ。買っちゃえ買っちゃえ~。
秋(多分9月だと言っていた)に情熱大陸に出るの
でそしたら瞬間的に人気UPでしょうから買うなら
今のうち!
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。