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「動物を愛した陶芸家たち バーナード・リーチから形象土器へ」 ニューオータニ美術館

doubutu

ニューオータニ美術館で開催中の「動物を愛した陶芸家たち バーナード・リーチから形象土器へ」展へ行って来た。
本展は動物をモチーフとした陶芸作品を海外作家、日本人作家、そして各国の形象土器を通して展観するもの。
テーマとしては分かりやすく、陶芸初心者にも取っ付きやすい。

展覧会構成は次の通り。
Ⅰ 芸術と動物 -海外編
Ⅱ 芸術と動物 -日本編
Ⅲ 自然への祈りとともに

こうして、3つの方向から動物モチーフの陶芸作品を眺めると実に面白いことが分かる。他の方は分からないが、私の眼から見て、海外作家の動物陶芸作品の方が圧倒的に面白かった。
先に海外作家の作品を見てしまったから余計にそう感じたのかもしれないが、日本人作家のものは動物をモチーフにといっても絵付けされている程度でお上品過ぎて、遊び心が感じられない。
優等生的な作品と言ってしまうと分かりやすいかもしれない。

対して最後に登場した形象土器の力強いことと言ったら。
特にパプアニューギニアの棟飾りには、日本の土偶と同じような顔を発見。人類の文明は皆どこかでつながっている、そんな気がした。
煮たき用鍋も造形的に素晴らしい、何しろ鶏肉料理用鍋には、とってに鳥がくっついているし、ヘビ料理用には蛇が鍋の周囲を1周していて、使い途は一目瞭然。
ペルーのキャンドルスタンドや雄牛にも惹かれる。ことにキャンドルスタンドは欲しいと思った。これに蝋燭をともして飾ったらさぞかし楽しいことであろう。

日本作家で一番心をとらえたのは、大下勝弘のシーサーだった。これは外国作家のものに負けず、強烈な存在感を放っていた。まず、シーサーの顔、表情が良い。彼ならではのシーサーになっていた。

順序が逆になってしまったが、最初に展示されていた海外作家のもので印象的だった作品はほぼ全てと言って良い。中でも、好みだったのはキャロル・マックニコル(イギリス)の果物鉢2つ。
・鹿の池の果物鉢
・産業化以前の果物鉢
いずれも、これが果物鉢?というような形をしているのが驚き。鹿の方は、底面にふぐが一面に絵付けされている。ふぐと鹿の取り合わせって・・・。想像できない。

スーザン・ホールズ(イギリス)の動物たち、きりん、かもしか、しまうまは陶芸とは思えない出来栄え。しまうまのまつ毛が長くて愛らしい。

ケン・ファーガソン(アメリカ)の≪緑釉うさぎ大皿≫、≪うさぎのティーポット≫、彼はうさぎが好きなのか、たまたまうさぎモチーフが集まったのかは不明だが、どちらも同じうさぎもちーふではあるが、表現の仕方は全く異なる。造形的に面白いのはティーポットだが、大皿もうさぎが浮き上がってくるような迫力があった。また緑釉の濃淡が美しい。

リチャード・ノトキン(アメリカ)は、何気ないティーポットに見えて、実は自然破壊を行う愚かな人間への強烈なメッセージを秘めている作品。

ヴィクトル・、アヌエル・ファレス(ペルー)は、お国柄の表れか、≪鳥 宇宙(コスモス)の花≫と題した
鳥のオブジェだが、その尾はまるで金魚の尻尾のように広がっていて、こんな形を思いつくこと自体が凄いと感心した。

上記でご紹介した楽しい作品の数々はすべて滋賀県立陶芸の森陶芸館に所蔵されている。ここは滋賀でも非常に奥深くにあるため、なかなか簡単に行くことができない。このような面白い陶芸作品を見ることができるならば是非、一度行ってみたい。Miho museumとセットで行くのが良いだろうが車でないときつそう。

*7月5日(日)まで開催中。ぐるっとパスが使えます。ぜひ!

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