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2009年8月5日鑑賞記録

今朝より愛知県入り。
お墓参りの後、向かった先は豊田市美、その後一宮市三岸節子記念美術館→岐阜県美術館とはしご。

以下簡単な鑑賞記録ですが、いずれも行って良かったと思わせる内容で満足です。

・豊田市美術館 「ジュゼッペ・ペノーネ」展 9/23(水・祝)まで
ジュゼッペ・ペノーネの名はこの展覧会で初めて知ったが、名前からも分かるように1947年イタリア生まれのアーティスト。最初彫刻家と思ったが、そうではなく、広範囲の媒体で表現活動を行っている。

以下展覧会解説より作家紹介を引用。
ペノーネは、自然を素材とし、それとの直接的、あるいは間接的な相互作用によって作品を生み出しています。今回の展覧会は、国内でほぼ10年ぶりに開催されるもので、近作、新作を中心にペノーネの作品を改めて紹介するものです。芸術家としてのインスピレーション、素材に対するこだわり、制作にかかわる手業、それらが高い次元で表現されている彼の作品は、私たちが持つ自然に対する本能的な感覚に強く働きかけてくることでしょう。

何といっても、驚きは2階の展示室壁面すべてを覆う作品「影を呼吸する-茶葉」でしょう。
2階入口から館内に入ったのですが、展示室手前からお茶の葉の香が漂ってきました。
四方の壁面全てを覆っているのは金籠。中には豊田市内で摘まれた茶葉が詰められているのです。
高さ7.7m、最も大きい壁面は幅17m、全体で長さ約54mで、使用された金網は全部で555個とか。

作品から感じるもの以前に、あまりの巨大な作品に驚く。数箇所、ブロンズでできた枝が金網から飛び出して枝を伸ばしている。
これは凄いです。ちなみに、豊田市美には、母と一緒に(無理やり連れて行ったに近い)行き、2人で鑑賞しましたが、母も驚いてました。

1階の展示室最初にある作品「アカシアのとげ」、これも素敵です。
アカシアという植物は、バラのようなトゲを持っているようで、そのトゲを採取し、キャンバスに貼っていく。距離を置いて眺めると、それがある形を描いていることが分かります。
しかし、茶葉といいトゲといい、どうやってこんなに集める、買ったのでしょうか?

他には革を使用した「黒鉛の皮膚」、「宝石箱」などなど素材を意識した大掛かりなオブジェが特徴的。
この展覧会は豊田市美の単独企画展で他館には巡回しませんが、これこそ、豊田市美らしい企画だと感じました。

なお、同時開催で「山田弘和のヘンカデン(変化した・家電)」展も開催してましたが、デザイン系の展示です。

・一宮市三岸節子記念美術館 「津田直 果てのレラ」 8/16まで
これは別記事にします。初訪問美術館です。
津田さんの写真に初めて複数接しました。気になってる写真家さんで、収穫大。

・岐阜県美術館 「時代を創った日本画家たち」 8月30日(日)まで
毎夏恒例の岐阜・愛知・三重県立美術館協同企画の4回目。3館から選りすぐりの日本画が集められています。でも、愛知県美は出し惜しみしてるな~。
岐阜ゆかりの日本画家、川合玉堂、中津川市出身の前田青邨を中心にその関連画家の作品を展示。一周すると、近現代の日本画の流れを把握できます。
構成は次の通り。
Ⅰ川合玉堂とその周辺
Ⅱ前田青邨とその周辺
Ⅲ川小虎とその周辺

印象深かったのは、私の好きな玉堂作品、中でも「駒ヶ嶽」「老松蒼鷹」(岐阜県美蔵)と関連画家として挙げられていた、目下一番気になる日本画家橋本雅邦の「秋景山水図」(愛知県美蔵)、伊東深水「鏡」(岐阜県美)、唯一の巻物作品「清風涼波」。

部の青邨では、菱田春草「薊に鳩図」(三重県美蔵)がピカイチ。青邨の「囚はれたる重衡」(岐阜県美)の大作が緊迫感を放ち、圧倒された。小品ながら青邨の「風神雷神」(岐阜県美)はユーモラス。 
他には、岸田劉生「冬瓜茄子之図」(三重県美)、過去にも見たが御舟「西郊小景」(愛知県美)、入江波光「南欧小景」(愛知県美)、守屋多々志「乱世に生きる(信長・日吉・竹千代)」、安田靫彦「小倉の山」(三重県美)*前期のみ、中村岳陵「都会女性職譜」(三重県美)シリーズが良かった。ことに、「都会女性職譜」シリーズは日本画における浮世絵作品風で面白い。

最終章では、横山操と川小虎の作品をこれまでまとめて見たことがなく、新鮮だった。

岐阜県美は今回で2度目の訪問。常設も回ったが、ギュスタブ・モローの「ピエタ」など2点も油彩を所蔵していて驚いた。ルドンのコレクションは有名だが、他にブレスダン、ドラクロワの版画も素晴らしいコレクションを持っている。

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まるかみ様

岐阜県美は西岐阜からバスが30分に1本です。
歩くと15分。タクシーだと初乗り料金のみの600円です。

お気をつけて!

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御指南いただいた、豊橋から岐阜美へとむかう美の回廊。青春18切符を握りしめて、この夏は実現したいと思います。
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