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「津田直 果てのレダ」 一宮市三岸節子記念美術館 はじめての美術館42

地元でありながら、行ったことのなかった一宮市三岸節子記念美術館に行って来ました。
ここでは、現在8/16まで「津田直 果てのレダ」が開催されている。

展覧会の感想の前に、美術館について触れておきたい。以下美術館の案内を抜粋~
同館は平成10年11月に尾西市三岸節子記念美術館として開館、平成17年4月に市町村合併で一宮市となり、現在の館名に改称された。
名誉市民である三岸節子の生家跡に建設され、三岸の画業を広く後世に伝え、市民の美術への関心を高める等の目的で建設された。
かつて敷地内にあった織物工場を彷彿とさせる鋸屋根、現存する土蔵を活かした三岸のアトリエ再現など、三岸の思い出と深く関わる特色ある美術館。年数回企画展も開催されている。


外観も内部もレンガブロック造りで、私の好み。入口入ってすぐの玄関ホールは長方形(縦に長く)で、2階までの吹き抜けで天井が広い。

2階が企画展示室、1階に常設展示室、入口から最奥にカフェが併設されているが、これは要望が強く後から増築されたそうだ。

さて、「津田直 果てのレダ」展。
津田は1976年神戸生まれ、大阪芸大写真家研究過程を2001年に修了。昨年は、資生堂ギャラリー、hiromiyoshiなどで個展も多数開催されている、若手売出し中の写真家(だと私は思っている)。
作家さんの公式HPはこちら。ブログも書かれていらっしゃいます。

今回は2006年の「七曜」シリーズをはじめ最新作「果てのレラ」まで全28点で構成されている。

津田直は今年の軽井沢メルシャン美術館での展覧会「もうひとつの森へ」に参加していたが、この展覧会に行けなかったので、今回初めてまとめて見られる機会に恵まれた。

最初に展示されていたのは最新作「果てのレダ」シリーズ。
これは日本の最北端礼文島から最南端の波照間島への旅によって撮影されたもの。
風景写真である。海面、海景、岩など同じモチーフでも北と南の端ではこうも違うかと思う。

どの写真もこの上なく美しいが、それだけだとちょっと物足りない感はあった。

私はむしろ、旧作の「盥星図」(2008年)、これは和紙を線香焼き、穴を開け星図に見せ、星図をライトボックスに入れ下から照らしているもので、とても良かった。「彼方の星」も同様のコンセプトでこちらはライトボックスに入れられず、壁面に額装されず展示されていたが、これだと線香で焼いたのだとよく分かる。
少し前に線香アートを表参道で拝見したが、元祖は津田だったのか?

更に私が好きだったのは「七曜」シリーズ。
元々、津田直は風景を見たままではなく見えないものを撮るから始まっていたらしい。
この「七曜」シリーズは、暦を元にした作品で、月火水木金土日を写真で表現している。
例えば、金曜は金星をそれと分からないくらい小さく夜闇を背景に撮影。
土曜は荒々しい野山の大地を撮影。

「果てのレダ」に比べると、コンセプトが鑑賞者に伝わりやすく分かりやすかった。
ちょっとひねりがある方が、個性的で良いと思う。

津田本人には民俗学にも関心があるそうなので、今後の作品制作にも反映されていくことだろう。
これからも追っかけていきたい写真家さんだった。


1階の常設展示室では、三岸節子の最初期油彩「自画像」が飾られていて嬉しい。
かなり前に、吉武輝子著「炎の画家 三岸節子」を読み、その時この「自画像」を初めて本で知った。
土蔵展示室には三岸節子の写真も展示されているが、この自画像を見るだけでも理知的な風貌が伺われる。
元々三岸節子より夭逝した夫の好太郎の作品が好きで、手に取った1冊。
この自画像以外にも、制作年代順に作品が展示されていて、晩年の力作「さいたさいたさくらがさいた」もしかと拝見した。

美術館の空間自体が、居心地良く落ち着けます。

一宮市三岸節子記念美術館
最寄駅は名古屋からJRまたは名鉄で一宮駅まで約10分。
一宮駅からは1時間に4本名鉄バスがあり、美術館はバス停から徒歩2分程度です。

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