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「妖怪天国ニッポン 絵巻からマンガまで」 京都国際マンガミュージアム

「今、関西方面で一番面白い展覧会を1つあげて」と言われたら、私は迷わず京都国際マンガミュージアムで開催中の「妖怪天国ニッポン 絵巻からマンガまで」をあげるだろう。

奈良博で行われている「寧波」も本年度ベスト入り間違いなしの素晴らしさだが、あれは「面白い」とはちと違う。面白さもあるが、むしろ「凄い」とか「強烈」といった内容。

「妖怪天国ニッポン」は見てるだけで楽しく愉快な気持ちにさせられる。
本展では、江戸期の貴重な歴史的資料から、現代における紙芝居、マンガに至るまで「フィクション」として「キャラクター」として楽しまれてきた「妖怪画」の系譜をたどりながら、日本人と妖怪の関係について改めて考えてみようというもの。

チラシに記載されている「日本中の妖怪資料を集めました」は伊達ではない。この展覧会は兵庫県歴史博物館と京都国際マンガミュージアムとの共催。先に兵庫で開催し、京都に巡回してきたが他への巡回はなし!秋のMIHOでの若冲ワンダーランド他、関西で楽しみな展覧会が続く。

展覧会構成は以下の通り。
第1部 戯画としての妖怪画
1-1 妖怪マンガの源流
1-2 妖怪図鑑の誕生
1-3 マンガとしての妖怪浮世絵
1-4 草双紙は妖怪マンガ
1-5 江戸のポケットモンスター
1-6 文明開化の妖怪マンガ

第2部 <妖怪マンガ>の誕生
2-1 妖怪画の収集と研究
2-2 「妖怪マンガ」誕生前夜
2-3 水木しげると第1次妖怪ブーム
2-4 妖怪マンガと妖怪研究

詳細は京都国際マンガミュージアムHPをご覧ください。→ こちら

そして、特設コーナーが全部で3か所。
うち1か所には、あの京極夏彦の小説表紙に使用されている荒井良・作の妖怪張り子たちが待っている。全部で4体≪塗仏≫、≪瓶長≫、≪五徳猫≫、≪魍魎≫。
京極堂シリーズが好きな私にとって、この張り子の実物は嬉しかった。表紙が自分の前に現れた、しかもサイズは大きい。
これ、ぜひ本物を見ていただきたい、特に京極ファンの皆さまにはお薦めです。
作品リストを見たら所蔵先は京極夏彦氏になっていた。作家自らの所蔵品にしていたとは!


気に入った作品はありすぎて、とても全てはご紹介しきれないがこれぞ!というものだけ。何しろ古典ものだけでも100点近い展示作品。

・≪神農絵巻≫ 兵庫県立歴史博物館蔵 江戸時代
・≪百鬼夜行絵巻≫ 兵庫県立歴史博物館蔵 江戸時代
・≪画図百鬼夜行≫ 鳥山石燕画 川崎市民ミュージアム 1776年

浮世絵では
・≪源頼光公館土蜘作妖怪図≫ 歌川国芳 1843年 大阪城天守閣
・≪羅城門渡邉綱鬼腕斬之図≫ 月岡芳年  国際日本文化研究センター
芳年の浮世絵はこれ以外にも何点か出ていた。
・≪皿屋敷化粧姿鏡≫ 豊原国周 中右瑛氏蔵

このほか、江戸時代の妖怪グッズ、例えばかるた、うつし絵、「おばけはなび」に至るまで実に様々なものが集められていた。江戸期の人気キャラクターグッズであったのだろう。
妖怪グッズとは言い難いが、以前新宿歴史博物館で見た人魚のミイラのべつものがあった。こっちは、更に人魚でなくなっていた。本当に人魚ミイラって流行ってたのかもしれない。こんなにあちこちで見かけるくらいだから。

更に江戸から明治へ時代が移り、妖怪マンガが誕生する。

で、第2部以後、水木しげるが登場するわけだ。
妖怪人間ベム(これを知ってる人はほぼ私と同年代のはず)を見たときは懐かしさのあまり感動した。
遊行七恵さんはご存知だろうが、諸星大二郎のマンガになってくると私にはもう分からない。
しかし、彼のマンガ作品は多数出展されていた。

図録はふくろうの本として河出書房新社 より発売されている。amazonでももちろん購入可能。
一旦我慢したが、やっぱりこれは欲しい。
yokai


百聞は一見に如かず。ぜひお運びください。オススメです。

*8月31日まで開催中。期間中無休。
午前10時~午後8時(入館は7時半まで)
☆午後5時以後チケットを買う場合、ナイトミュージアムチケットが購入できます。
通常企画展1000円→600円(大人入館料)400円もお得。8/31まで限定です。

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藤城・妖怪・骨@京都&滋賀

あっという間に時間がたってしまうので、今回の帰省時に行った展覧会のメモ。本当はやなぎみわ@国際美術館も行きたかったのに、大阪まで行くヒマがなかった。あとは内海展に行けなかったのが痛恨ではあります... #藤城清治 光と影の世界展@京都文化会館 http...

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noelさま

えっ、自分の顔が妖怪になるコーナー試されたのですか?
ぜひ、詳細をブログ記事でアップしてください。
noelさんの感想、楽しみに待ってます!

No title

行ってきましたよ~ 楽しかったですね!
会場外の端末で自分の顔写真が妖怪になるコーナーも楽しかったですが(笑)

遊行七恵様

いや、期待以上でしたよ、これは。
こんなに珍しい妖怪作品が目白押しで感激しました。
おかげで、観賞予定時間を大幅に超過して、昼前だったので
フラフラになったほどです。

展覧会図録になってるとんぼの本が欲しい~。

まいどです~
こんにちは、これは明日のお楽しみです、ムフフ。
メールを見たときからうずうずしていましたよ!
姫路のカタキをとれてよかったですね♪
この展覧会を見るためだけに関西に来ても損はないな、とmemeさんの記事から感じますよ~
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