スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち」 損保ジャパン東郷青児美術館

tihiro

損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち」に行って来た。
絵本画家の作品が侮れない、いや立派な芸術だと認められるようになって、まだ日は浅いそうだ。
かくいう私も絵本画家の展覧会に足を向け始めたのは昨年あたりから。
しかし、一度はまってしまうともう抜けられない。
それほどまでに、魅力ある画家が沢山いるということは本展でもよく分かった。

この展覧会では、ちひろ美術館コレクションよりミリオンセラーの絵本原画をはじめ、国際アンデルセン賞画家賞ヤプラティスラヴァ世界絵本原画展などの国際的評価の高い受賞画家を含む世界の約18カ国70名120点の絵本原画を紹介するもの。

印刷物として絵本で見る絵と原画はやはり違う。原画の迫力、美しさは圧倒的なものがある。それを思うと、いくら印刷技術が高度になってきても、やはり実際足を運び、この目で原画を見なければと思うのだ。

展示は基本的に作家の国別順になっている。私は安曇野のちひろ美術館にも東京のちひろ美術館にも行ったが、安曇野ちひろ美術館に行った際、世界の絵本画家を紹介している展示室があり、やっぱり国別順になっていたことを記憶している。
国別に展示されると、その作家のお国柄が作品によく現れていて、国別比較も楽しみの一つになる。

今回、私が一番感動したのは絵本『てぶくろ』の原画に出会えたこと。
原画を見た瞬間『てぶくろ』を読んでいた幼い日の自分を思い出した。この本、読んだことがある。
話の内容より絵を記憶していた。
ちなみにこの作品はロシアのエフゲーニー・ラチョフのもの。絵本の出版年代もちょうど私の幼少期にぴたりと一致していたが、今も読み継がれているかもしれない。
手袋に動物たちが入り込むストーリーで、最後はおじいさんが手袋を落としたことに気づいて、無事持ち主に戻る所で終わる。

以下それ以外に気になった作家。作品タイトルは省略する。

・タチヤーナ・マーヴリナ (ロシア)

・ドゥシャン・カーライ (スロヴァキア)
色が美しく、線も細かくてきれいだった。

・クラウス・エンヅィカート (ドイツ)

・ケイト・グリーナウェイ (イギリス)
いかにも、イギリス水彩画!といった作品。

・アーサー・ラッカム (イギリス)
絵本で見るとイマイチなのに、原画はとても美しい。ちょっともったいない。

・ビンバ・ランドマン (イタリア) 『ジョットという名の少年 羊がかなえてくれた夢』
これは、今回『てぶくろ』に次いで、ひっかかった絵本。読んだことはないが、会場内に絵本が置いてあったので、読んでみたが面白い。
かのジョットの自伝的絵本。しかも原画が祭壇画のようになっているから凄い。
更に絵も素晴らしい。かつ、印刷物としての絵本の出来も良かった。これには本当に感心させられた。

・ローベルト・ブルン (スロヴァキア)
スロヴァキアの絵本画家は3名紹介されていたが、どの作家も私の好みだった。中でもこのローベルトは布にテンペラ+インクで描いている。色彩と細かさ、とにかく密度の濃い作品。

・ユーリー・ノルシュテイン&フランチェスカ・ヤールブソワ (ロシア)

・八島太郎 (アメリカ)
日本人だが、アメリカに移住し定住したらしい。作品はパステル、コンテによるものでとても印象的だった。

・クラウディア・レニャッツィ (アルゼンチン)
コラージュ&混合技法。この人もかなり私の好み。

・フィオナ・ムーディ (南アフリカ)
一瞬ムーミンかと思った。ちょっとだけトーヴェ・ヤンソンに似ているかも。線の繊細さが好き。

スリランカ、モンゴル、中国、韓国は特にお国柄が強くあらわれている。
中国は中国顔料や砂金宣紙、韓国は韓紙とその国で使われている画材を使用しているのが気になった。その点日本で和紙を使用している作品はあっただろうか?
韓紙や中国顔料は独特の風合いを出しているので、やはり原画を見た方がその良さが分かる。

日本ではお馴染初山滋と今回は茂田井武の作品も1点ずつ出展されていて嬉しい。
1点でも見られると嬉しいのだから、かなりコアなファンだ。
他に、先日妻有の廃校を絵本の舞台そのものに甦らせた田島征三の泥絵具使用作品と大好きな和田誠の絵本原画があって驚いた。
和田誠はイラストレーター、挿絵だけでなく、絵本の原画も描いていたのか。知らなかった~。
和田誠らしからぬ作風だったけれど、これはこれですごくかわいらしかった。

金曜の夜間開館を利用したが、かなりお客さんが入っていた。会期末が近付くと更に混んでくるかもしれない。絵本原画だが、圧倒的に大人のお客さんばかり。夜だからかな。

*8月30日まで開催中。

コメントの投稿

非公開コメント

せいな様

こんばんは。
名古屋の自宅近くに、素敵な絵本カフェがありまして、
当時、たまに行っていましたが、東京では全くご無沙汰です。
そもそもどこにどんなカフェがあるのかも、いまだに
把握できていない状況です。

自宅か勤務先近辺にあると良いのですが。。。

あべまつ様

こんばんは。

> 22日から、上野の子ども国際図書館で素敵な企画始まりますね。
> こっそり楽しみにしています。

→ 乗り物の本の展示は知っていましたが、22日からの新企画展は
  ノーチェックでした。しかもこちらは会期が1ヶ月と短い。
  見逃さずに済みました。
  情報提供ありがとうございます☆

No title

現役で絵本を読んでる私もとても興味がある展覧会です!
ぜひ行きたです。
絵本カフェとか行ったことありますか?
私が行くのは子供向けの絵本カフェばかりですが
とっても楽しいですよ!

No title

こんばんは。
私も、絵本大好きです。
といっても詳しくはないんですけれど。
22日から、上野の子ども国際図書館で素敵な企画始まりますね。
こっそり楽しみにしています。
日本画家の著名な方も沢山名作残されているし、
新しい発見もあります。
この歳でも絵本、大好きなまま、
ボーイはちっとも反応なし!で寂しいものです。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。