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「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」 世田谷文学館

horiuti

世田谷文学館で開催中の「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」に行って来た。

堀内誠一については、昨年5月に渋谷松濤のギャラリーTOMで開催されていた「旅の仲間 澁澤龍彦と堀内誠一による航空書簡より」で初めて名前と作品、画業が頭の中で一致した。
しかも、この展覧会今でも記憶しているが面白かったのだ。
その時の感想はこちら

前回は澁澤龍彦との関係を中心に構成されていた展覧会であったが、今回の世田谷文学館での展覧会は、堀内誠一回顧展と言ってよいだろう。

堀内誠一にはいくつもの顔がある。
雑誌のアートディレクター、絵本作家、デザイン等々多岐に亘る仕事を生涯で手がけた。

本展では、幼少期から晩年に至るまでの足跡をたどり、「旅」・「絵本」・「デザイン」の3領域にわたり、その活動の全容を約200点の作品と関連資料によって紹介するもの。

まずは生い立ちから。
幼少期の堀内の作品!既に6歳や8歳にして作成されたスクラップブックのデッサンは既に才能をあきらかに示しており、単なるいたずら書き、お絵かきの領域を逸脱していた。元々堀内の父が図案家であったことが彼のその後に与えた影響は非常に大きいと思う。
環境的に常に、絵本やポスターに囲まれていた、毎日美術鑑賞しているようなものではないか。

わずか14歳(1947年)にして新宿伊勢丹百貨店宣伝課に入社し、小冊子、ディスプレイ展示などを手がける。その当時に作られた冊子、ディスプレイの写真も多数あり。1947年にしては、相当にモダンで斬新な発想でデザインを手がけている。

注目すべきはミノルタのPR誌『ロッコール』。
伊勢丹を退社し、1957年アド・センター設立に参加してからの仕事のひとつ。
写真誌の編集デザインも手掛け、当時まだ珍しかった写真誌をアート雑誌風に見せるコマ割など、阿tらしい試みが沢山。

ここからどんどん活躍が始まる。
『平凡パンチ』、女性誌の草分け『アンアン』、『血と薔薇』、『ブルータス』などのアート・ディレクションとロゴデザインを担当した。
まさに、現在の雑誌アート面での創始者ではないか。
ティーンエージャ女子向けの雑誌『OLIVE』が出た時の衝撃を私は今でも忘れられない。
こんな雑誌を待っていたよ、と思ったものだ。これも堀内さんのお仕事による。
なんだか、堀内さんにとってもお世話になって育ったんだな私。

デザインだけではない。これら雑誌の仕事と同時並行で絵本原画にも取り組んでいる。
ここでも、お世話になってることが判明。
『ぐるんぱのようちえん』1965年。
チラシには掲載されていたが、展示替えで原画は違う作品になっていた気がする。この絵本は間違いなく読んだ記憶がある。鮮やかな色彩とかわいい象のイラストが忘れられない。
『マザー・グースのうた』原画も、絶対本で見たことがある。こちらはモノトーンだから堀内さんのカラフルな作品と様子がかなり違う。

最後に旅。
1974年~1981年に、家族(奥様とお子様)とともにパリ郊外アントニーに移住。パリを拠点に各地を旅した。
イラストとエッセイで綴られた名著『パリからの旅』『パリの名所絵地図』(アンアン掲載)など原画がたっぷり出展されている。
パリへ行ったことがある人なら、堀内さんの本を買って持参された方も多いのではなかろうか。

カメラ、画在、カバンなど愛用の品々も並ぶ。
展示数が非常に多いので、じっくり見ていると30分ではとても足りない。

展示作品についてはブルータス副編集長のブログ「フクヘン」に沢山紹介されているので、ご参照ください。
また、遊行七恵さんのブログでも本展の紹介記事が書かれています。

世田谷文学館では常設コーナーにからくり人形師ムットーニの作品が見られる「ムットーニのからくり劇場」が1回展示室にあった。
以一村雨様がおっしゃっていたのはこれなのか。
30分単位で作品を3つ~4つずつ動かしてくれます。しっかり、全作品を見て、併設カフェでお茶もして
企画展も見てと2時間以上の長居をしていた。

*9月6日まで開催中。

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遊行七恵さま

紙芝居!
それで思い出しました。
四谷で紙芝居の展覧会を今月末までやってるんです。
あれにも行かねば。
遊行さんの次回上京時訪問リストに入ってますか?

もうこんな人は出ないでしょう

こんばんは
わたしが見た日には、子供さん向けに堀内さんの作品の紙芝居をされてました。
歓声を聞きながら絵本原画を見ていると、明るい気持ちになりましたよ。

>堀内さんにとってもお世話になって育ったんだな私。
それこそ絵本からファッション誌、そしてアートまで道を開いてくださったんだな~と改めて実感でした。
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