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「堂島リバービエンナーレ2009」 堂島リバーフォーラム 

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大阪・堂島リバーフォーラムを会場に隔年で開催する現代アート祭典第1回「堂島リバービエンナーレ2009」を見て来ました。
いつ来ても感心する大阪の川の流れ。まさに水都大阪の名に相応しい都市だと思っています。

堂島川の川沿いの道もお散歩にもってこいな感じ。何度も堂島近辺には来ていますが、堂島リバーフォーラムという建物を意識したことはありませんでした。

第1回「堂島リバービエンナーレ」のテーマは「リフレクション:アートに見る世界の今」。
今になって、このテーマに納得しました。
本展では南條史生(森美術館館長)がアートディレクターを務めた「シンガポールビエンナーレ」(第1回展2006年、第2回展2008年)の出品作品の中から、政治的、社会的、文化的な問題提起を行う選りすぐった作品26点を紹介します。
「世界の今」をリフレクトする現代アートを基軸に、アートを通して、私たちの生き方について改めて考える機会となればというのが主催者側の意図した所です。

参加アーティストは以下の面々。
会田 誠(日本)、アルフレド&イサベル・アキリザン(フィリピン)、アクタン・アブディカリコフ(キルギス)、ジェーン・アレキサンダー(南アフリカ)、イーラン・イー(マレーシア)、トマス・オチョア(エクアドル)、ホセイン・ゴルバ(イラン)、シュー・ビン(中国)、スーハ・ショーマン(パレスチナ)、ツェ・スーメイ(ルクセンブルグ)、レオニド・ティシコフ(ロシア)、ドリック・ピクチャー・ライブラリー(バングラディッシュ)、チャーリー・ニジンソン(アルゼンチン)、福田 龍郎(日本)、セルジオ・プレゴ(スペイン)、イサック・ベルビック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ツーニェン・ホー(シンガポール)、松蔭 浩之(日本)、ファハド・モシリ&シリン・アリアバディ(イラン)、フリオ・セサール・モラレス(メキシコ)、アイザック・モントーヤ(スペイン)、クレア・ランガン(アイルランド)、ディン・Q・リー(ベトナム)、リー・キーボン(韓国)、クリスティナ・ルーカス(スペイン)、ジョシュア・ヤン(シンガポール) (順不同、五十音順)

映像作品が3分の1以上、特に社会問題、宗教、政治的問題を取り扱った作品が目立ち、これらは個人的にはかなり苦手。
長時間見続けることは厳しかった。
アートで政治的、社会的、文化的問題を問うというのも、無論あっても良いと思うが、あまりにも直接的表現、特に映像や写真作品になると重すぎる。

以下好印象作品です。

・リー・キーボン 「バチェラー 二重の理論」(韓国)
本展マイベスト。至極単純な作品なのに美しく完成されている。思想を忘れてただただ真っ青な水槽に浮遊する1冊の本を眺める。白く羽ばたく鳥のようにも見える、まるで生物のようだ。
この作品をどこかの待ち合わせ場所に置いたら、楽しいと思う。待っている間の時間を飽きさせない。
作品映像はこちらのブログにアップされています。

・レオニド・ディシコフ 「プライベート・ムーン」 (ロシア)
屋外に本物?のプライベート・ムーン(三日月)のオブジェがあり、窓から降りてきた月と男性が暮らす物語を写真にした作品が室内に展示されている。
作家のディシコフはロシアの作家。現実逃避のようにも思えるが、そこまで考えずとも見ているだけでロマンティックでファンタジックな作品だった。

・チャーリー・ニジンソン 「漂流する人々」(アルゼンチン)
映像作品の中ではマイベスト。
3面大型スクリーンで見る広大な氷河(かと最初思った)に立つ人々の姿が様々なシーンで映し出されていく。
氷河かと思いきや背景は塩原であるそうだ。塩原と空の境目のあいまいな世界。地球にこんな風景画あったのか。
スケールの大きさ、映像の美しさは抜群。何か社会問題を反映しているのかもしれないが、鑑賞者に直接的に働きかけないのが良かった。単純に感動できる。
こちらのブログで映像の一部を見ることが出来ます。

・クレア・ランガン 「メタモルフォシス」(アイルランド)
風景中心の映像作品。水墨画を映像化したらこうなるのかなと感じる。アイルランドの風景なのだろうが次の展開が見えない不思議な映像世界だった。

・ジェーン・アレキサンダー 「真理と信義、そして正義」(南アフリカ)
インスタレーションであるが、その言いようのない不穏さと不安さが忘れられない。

・スーハ・ショーマン 「神の御名において止めよ」(パレスチナ)
BGMは大好きなバッハ。しかしそこに流れている映像はあまりに凄まじかった。

全体の印象としては、どこか物足りなかった。映像が多かったという理由だけでなく、強烈にインパクトを残した作品がなかったというのが最大の理由。
敢えて比較すると、映像の展覧会では今年の東近美「ヴィデオを待ちながら」の方が面白かったし、飽きなかった。

*9月6日まで開催中。

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