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「やなぎみわ 婆々娘々!」 国立国際美術館

nyan

国立国際美術館で開催中の「やなぎみわ 婆々娘々(ポーポーニャンニャン)!」展を見て来ました。
やなぎみわと言えば、今年の6月から11月まで開催されている第53回ヴェネチア・ビエンナーレの日本館代表出品者となっていることは御承知の通りでしょう。

関西では7年ぶりの個展となる本展では、モデルとなる女性が自らの理想とする半世紀後の姿に扮する「マイ・グランドマザーズ」シリーズ全作品26点を一堂に展示するほか、ヴェネチア・ビエンナーレに出品される最新作も現地での発表後日本国内で初公開されています。
やなぎ自身により熟考さえた展示構成も見どころのひとつとなっています。~展覧会チラシを一部引用。

展覧会場の構成は大きく3つに分かれています。
最初の展示室は、マイ・グランマザーズ・シリーズ。
こちらは、今年東京都写真美術館で展示されていた内容とほぼ同じ。記憶違いかもしれませんが、1点だけ大阪の方が多かったかもしれません。
展示順序なども東京展とは違っていましたが、ここはキャプションは読まずさらりと見て行きました。
全体照明はやや落とし気味、天井高は新国立美術館のような高さはなく、それなりにしっくりしていました。
このシリーズもさほど高さのない写真が多いので、天井高があまり高すぎると見栄えがしない筈。
程良い天井高だったと思います。
作品詳細については、東京での観賞記録をご参照ください。

次の展示室は一転して相当暗くしています。中間部を暗くしているのは、先日の野口里佳さんの展覧会と同じ。
この部屋では、2004年~2006年制作の寓話シリーズから13作品出展されていました。
過去に見ている作品も何点かある中、目に留まったのは≪泥の面≫2005年。
全体的にどの作品も怖い印象です。加えて、室内も暗いので怖さ倍増。
グランドマザーズはカラープリントですが、こちらは全点モノクロ。
白黒のモノトーン世界が恐怖をあおってます。

寓話シリーズは少女が世界の寓話や説話などから老若の2役を演じることで、幼いものの持つ無垢さと老女の狡猾さ=男性の視線で描かれた女性像の表裏と同一であることを表現しているらしい。

そして、最後の部屋。
いよいよ最新作登場。ウィンドスウェプト・ウィメン・シリーズ(Windswept Women Series」です。
チラシ画像でお分かりのように、荒野に立ちはだかり、はちきれんばかりの胸をゆらしながら、体を揺らす老女の姿。そんな老女、いや強女、狂女なのか?の特大写真(4m×3m)が全部で5点。
天井高くまで様々にポーズをとる女性像が5点。

女の私が言うのもなんですが、これ美しくありません。
もっと言ってしまうと、かなり気持ち悪いです。
しわしわ、たれたれの乳房しかも作り物のそれなどあまり見たいものではない。
どうしても醜さばかりに目が向いてしまいます。

更にどうかと思ったのが最後にあった映像作品≪The Old Girls’Troupe≫(10分)でしょう。
小さな高さの低いテントが会場に設営されていて、中に一台のTVが置いてあります。
観賞者はテントの隙間から覗きこむように映像を見るしかない。
私たちの姿勢は自然に、死語かもしれませんが、いわゆるヤンキー座りとならざるを得ず。
足首が柔らかければそれでも何とか我慢出来ますが、10分の映像ではちと辛い。
最後の方は諦めて、床に体操座りしてました。

映像の内容は、写真のモデルとなっている5人の老女達がテントをかついで、砂漠から現れます。
そして、途中、テントを置き、中から抜け出し、舞い踊ります。
そばにある写真はその舞っている姿の一場面を撮影したという構成なのでしょう。

解説によれば、異なる世代の女性たちの集いを家族写真のように見立て、老若、虚実、生と死の社会通念をかく乱させようと試みているとか。

社会通念までかく乱させているとは残念ながら私の脳は感知できなかった。

実は元々やなぎみわの写真は苦手で、マイグランドマザーズで私の中での評価は上がったが、この新作でまた元に戻ってしまった。
強烈ではありますが、私個人の嗜好からは外れていました。

*9月23日(水・祝)まで開催中です。

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遊行七恵様

こんばんは、。
七恵様はあの最初のカラー「グランドマザーシリーズ」も
イマイチだったのでしたね。
私はあちらは良かったのですが、どうも最新作は入り込めずでした。

せいな様

こんばんは。
いつもご子息の感想は興味深いですね。
確かに、被写体の皆さまは楽しそうでした。
でも、観ている方はちょっと楽しめず。
あくまで個人の好き好きですから。
お気になさらず。
多分御子息は大喜びしそうな内容ですよ。

No title

こんばんは
あの巨大なムネの人、撮影に至るまでのプロセスとか見ましたが、やっばわたしもニガテです。
「寓話」シリーズは好きなんですが、近年の作はちょっと理屈が先行しすぎてるような・・・

No title

こんばんは。

息子はなぜかやなぎみわさんの写真がものすごく好きなんです。
今回の展覧会の特集を日曜美術館の録画で一緒に見たのですが
「ぼくこれみたいよ!すごくいいよ!」
と何度も話していました。
正直見た目的にはぎょっとしますので「どんなところがすきなの?」
と聞いてみました。すると
「だってやさしくとってるもの。とられてる人も楽しそうだもの」
ちなみに「やさしくとっていない」のはアラーキーだそうです。
分かったような分からないような。。。
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