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「慶應義塾をめぐる芸術家たち」 国立国際美術館

keio

昨日アップした「やなぎみわ 婆々娘々!」の隣で行われていた「慶應義塾をめぐる芸術家たち」が本日のお題です。
私にとってはこちらの方が面白かったかも。

本展は、慶應義塾ゆかりの美術家および詩人6名の作品を国立国際美術館の所蔵品によって、紹介するものです。6人の表現世界を彼らの作品と共に、慶應義塾所管の関連資料を含めて展示します。

さて、選ばれた6名は次の通り。
・西脇順三郎 ⇒ シュルレアリスムの詩人であり、英文学者であり、自ら絵画も描いた。
・瀧口修造 ⇒ 西脇の教えを受け詩人・批評家として戦後美術の牽引者として活躍
・飯田善國 ⇒ 西脇を慕い共同制作も行った彫刻家
・駒井哲郎 ⇒ 版画としてあまりにも有名
・谷口吉郎 ⇒ 慶應義塾の建築を数多く手がける。
・イサムノグチ ⇒ 谷口吉郎とコラボレーションし「新萬莱舎」を手がけた世界的な彫刻家

ここで、大きな問題が立ちはだかった。
6名のうち、西脇と飯田を私は知らなかったのである。
飯田は作品を見たことはあると思うのだが、作品と作家名が一致した記憶としてない。
更に、瀧口、飯田の師である西脇を知らないというのは致命的であった。
今回ご一緒した遊行七恵様を呆れさせたことは申し上げるまでもない。

展示構成は、
1.西脇順三郎/瀧口修造/飯田善國
2.谷口吉郎とイサム・ノグチ
3.駒井哲郎
の3つのコーナーに分かれていた。

最初の部屋がもっとも新鮮で刺激的。
それもそのはず、私は西脇を知らず、まして彼が絵を描いたなど知る由もない。
冒頭に並んでいた西脇の絵が良いのだ。
・「残光」 
・「裸婦」
いずれも1950年代の作品。これに続いて1960年代の水彩「秋日-仁和寺の塔」これがまた素晴らしかった。
絵を描く詩人は西脇に限らず非常に多い。私の手元に「詩人たちの絵」窪島誠一郎著があるが、同著では5名の詩人であり画家が紹介されている。
残念ながらその中に、西脇は入っていないが、画家として充分な力量だと感じた。

瀧口修造は、富山県立近代美術館に彼にちなんだ展示室がひとつあり、そこを訪問してから好きになった。今回もドローイングや「デカルコマニー」などの版画類がクールでかっこいい。

本展チラシ(表面)に掲載されている飯田と西脇のコラボ版画集『』Chromatopoiema」(クロマトポイエマ)1972年は、言葉と色彩の融合を試みた見ているとリズムが感じられるようなデザインと色。
1970年代前半の作品にはとても見えない。今見ても新しい感じがする。

谷口やイサム・ノグチ関連の資料について特に目新しいものはなかったので省略。

最後、お馴染の駒井哲郎の版画作品がわずかに並んでいた。
ここでは『三田評論』(慶應義塾の機関紙)の挿絵などのブックワークが出ていた。
もう少し展示作品数が欲しかった。ファンとしてはちょっと物足りない作品数。

本展最大の収穫は、西脇順三郎を知ったこと。これに尽きる!

*9月23日まで開催中。

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遊行七恵さま

七恵様が朗々と詩を発せられた時、私は心底尊敬いたしました。
なぜか、その時私の頭に浮かんだのは「祇園精舎の鐘の音・・・」。
そういえば、小学校だったかで習って覚えてる唯一の詩は三好達治です。
「雨が瀟瀟と降っている」で始まっていた「馬」というタイトルだったような。

美術館、頑張って閉館しないで欲しいです。

歌なら

こんばんは
「練馬・忘れ傘ブルース」に続く第二弾に、
詩の朗読と言うのもいいかもしれませんね。

芦屋、遠かったでしょう。ご苦労様です。
あそこは一時、閉館の方向だったのです・・・

遊行七恵様

そういえば、重大なことを本文中に書き忘れました。
絵を観賞している横で、七恵様が西脇の詩を諳んじられていたことを。
朗々としたお声で読まれた詩はまるで音楽のようで、絵画鑑賞のBGM
にはぴったりだったのでした。

わははははは

こんばんは
西脇ファンのわたしとしては「ななななんやとーーーっ」でしたね(笑)。
なんでも小千谷の方に彼の記念室があるので、水彩画が色々あるようです。
わたしは西脇とヘッセは魂のトモダチのようだと思っています。
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