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市民コレクション 「クロード・ワイズバッシュ」展 芦屋市立美術博物館 はじめての美術館46

ashiya

芦屋市立美術博物館で開催中の「クロード・ワイズバッシュ」展に行って来た。
芦屋と聞いてイメージするのは、関西の高級住宅街のひとつということだった。そんなハイソで閑静な高級住宅街の街にある美術博物館というのは一体どんなだろう?とちょっと興味があった。

芦屋には過去降り立ったことがなく、私にとって神戸以西への通過点に過ぎなかったが、今回はふと手にした本展チラシの作品に惹かれ初訪問となった。

事前に伺ってはいたが、こちらの美術館最寄の阪神電車芦屋駅からのアクセスがいまひとつ。
バスの本数が1時間に2本程度しかない。徒歩だと約15分。
真夏の関西で15分も歩くのは、ちょっと勘弁という感じ。今回は急いでいたので、行きは結局タクシー(1メーター)帰りはバスを利用した。

建物自体はかなり立派なもの、お隣に谷崎潤一郎記念館や図書館などもあり芦屋市の文化施設が集中している。
さて、受付をすませ2階が企画展示室1階は常設で博物館関係の展示をしていた。

目指すは「クロード・ワイズバッシュ」展。

クロード・ワイズバッシュって誰?私も知らなかったが、チラシによれば、フランス中東部ドイツ国境に近いディオンビルで1927年に生まれ、現在パリ在住。
彼の作品は、パリ国立現代美術センター、パリ国立美術館、ブリュッセルの王立アカデミー、NYのMOMA、日本では山形美術館に作品が収蔵されている。現在ワイズバッシュはヨーロッパ具象絵画を代表する画家のひとりとして世界でも高く評価され、一方で知識人としても幅広く活動し、サン・テティエンヌ美術学校ではグラビュール担当教授として後進の育成にあたった。

今回は市民コレクションから29点をお借りしての展覧会。

徹頭徹尾、同じようなセピア色の作品が並ぶ。
コレクターのご趣味なのかどうかはわからないが、音楽をテーマとした作品が大半。
作品名からもすぐそれとわかる。
例えば、≪コントラバス奏者≫≪チェロ合奏者≫≪フルート≫≪グランドオーケストラ≫≪ヴァイオリニストⅠ≫≪三重奏≫≪コンパルシータ≫などなど。
演奏家が演奏する姿を描く。
同じ音楽を扱う画家で浮かぶのはラウル・デュフィだが、デュフィとは違い、もっと具象的。
彼の作品を評して、ロートレック風と言われることもあるそうだが、ロートレックともまた違うような。
もっと線が細く描写はこまかい。
どちらかと言えば、激しさを感じる。

音楽関係の主題以外では、チラシに採用されている≪騎手≫(上図)や≪天使の復讐≫など馬を描いた作品がチラホラ。
やはり、圧倒的に音楽的なモチーフが多かった。

本展と同時開催されている「コレクション展2/もっと知りたい!」では、地元芦屋で活躍した具体美術協会のメンバーの作品が展示されていた。
特に今回は、「幻の田中敦子1964-1971」と題した特集展示を行っており、大がかりな大作≪Spring 1966≫(下)を見ることができた。この作品、実際に油彩の円形絵画がモーターで回転するのだ。
atsuko

コレクション展の中では、ハナヤ勘兵衛≪ナンデェ!!≫1937年の写真がとても印象深かった。ハナヤ勘兵衛の写真は、いかにも関西在住の写真家らしい1枚。ハナヤ勘兵衛はアーティスト名で、本名は桑田和雄。芦屋カメラクラブのメンバーとして、1930年代に新しい写真作品を沢山撮ったと作品解説カードで知る。
今回は1枚しか展示がなかったが、この名前記憶にとどめておきたい。

そして、1階にお目当ての小出楢重の作品が4点置いてあった。小出作品だけスペースの都合なのか、博物館の郷土関連資料と一緒に展示されているのに違和感があったが、≪海辺風景≫1930年は良い絵だった。
やはり、絵画は絵画でまとめて欲しい。

解説や作品リストは丁寧に作られているのに、ちょっと惜しい美術館だった。

*9月27日まで開催中。

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