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「伊藤公象 WORKS 1974-2009」 東京都現代美術館

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東京都現代美術館で開催中の「伊藤公象 WORKS 1974-2009」を見て来ました。

美術館に到着したのは、日曜閉館前の17時ちょっと前。
美術館方面から来る人の数がやけに多いなぁ、何かあるのかしらと思っていたら、忘れてました。
同館で「伊藤公象 WORKS 1974-2009」と同時開催されている「メアリー・ブレア展」を見て来たお客さんだったのです。

幸いチケットは待ちなしで購入できました。
まず、先に向かったのは、「伊藤公象 WORKS 1974-2009」。
伊藤公象の作品は、あちこちで見かけていますが、本展のように初期作品から現在の作品まで網羅する内容の展覧会は初めて。

伊藤公象は、現在77歳、土を素材にした陶造形で知られる作家です。本展では、全17点の作品で、伊藤公象の世界「秩序とカオス」を紹介します。

まずは、お馴染の「多軟面体」シリーズ。
今回強く感じたのは、陶作品が布のように見えたこと。
陶芸と言えば、かたいものというイメージがあるが、彼の作品を構成する粘土を手で丸めたものは、固さなど全くないように見える。
触ってみたら、ぐんにゃりするのでは?と感じさせる。

そして、どの作品にも共通して言えることだが、可変性があるという魅力は大きい。
「多何面体」は置き方や数を変えれば、どんな場所でも展示でき、その場所に応じた表情・形を見せる。

東京都現代美術館という箱の中に展示された今回の作品は、どれも見事に会場にマッチしていたと思う。
展示方法も良かったので、作品が一層映えた。相乗効果。

屋外にあった「長石による襞No.2」2000年は、舟形の中にあるピンクの顔料入り長石が柔らかい印象を醸し出していて、ちょっと宇宙的なもの、サンゴのような海中生物を思わせた。

今回一番の大作は「アルミナのエロス(白い固形は・・・)」1984/2009年。
真っ白な無数の固形。1984年に制作したものに今回新たに作成したものを追加しての展示。

同じような白さを持つ「木の肉・土の刃」1991年は、文字通り刃のように先端がとがっている。
この細さが、作品に緊張感と純白が持つ厳しさが混ぜ合わさった、どこか怖いような作品。

総じて、どの作品も見ていてとても楽しめた。
単体で見るより、こうしてまとめて見せていただいたことで、改めて伊藤公象の作り出す別の世界を見たような気がした。

なお、同時開催の「メアリー・ブレア展」は閉館1時間前を切った時間に展示室に入ったが、途中で全く進まない状態(観客芋虫状態)に出会い、そこからはざっと見て出て来た。
グッズの販売を1階展示室を使用して行っていたが、そこは更なる大混雑。レジの数が不足していて、閉館時間になってもレジ待ちの長蛇の列には驚いた。
あれだけ広い回廊があるのだから、もう少し分散させればよいものを。

常設展は「MOTコレクション 夏の遊び場ーしりとり、ままごと、なぞなぞ、ぶらんこ」で、思いがけずエルネスト・ネトの巨大作品に出会えて嬉しかった。入った途端、スパイスの香りが強く漂って、あれだけの大きさの作品であれば、相当沢山の香辛料が中に入っているに違いない。

同時企画として:伊藤存+金氏徹平「10=指、超ただ住まいな子羊勘ぐり寝ずに食む」が開催されていて、通りで伊藤存と金氏徹平の作品が多かったわけだと、このブログを書いていて分かった。
こちらも、ファンの方なら楽しめると思う。

*伊藤公象展は、10月4日まで開催中。
注1:メアリー・ブレア展とMOTコレクションは10月5日(月)まで会期延長となりました。
注2:下記日程は「メアリー・ブレア展」「MOTコレクション 夏の遊び場」の2つの展覧会に限り20時まで展覧会観賞可能(チケット販売は19:30まで)。
9月25日(金)、9月26日(土)、10月2日(金)、10月3日(土)、10月4日(日)
*「伊藤公象展」および美術図書室・カフェは通常どおり18時まで。

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東京都現代美術館「伊藤公象 WORKS 1974-2009」を観てきました。

メアリー・ブレアを楽しんだ後は 「伊藤公象 WORKS 1974-2009」に移動します。 入場時に係員さんから厳重注意。 「とても壊れやすい作品...

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せいな様

メアリー・ブレア展の混雑ぶりに比べると、確かに日曜も人は少なめ。
よって、静かに作品と向き合えました。

一点だけ見るより、今回のようにまとめて見せていただけると、
より迫力や作品全部に流れる意図を感じられ、とても良い内容でした。

No title

こちら先日息子のお友達親子と4人で行きました!
メアリー・ブレアには溢れるほどいた子供連れが
こちらの伊藤公像さんには殆どいませんでした。

こういう抽象的で大きな作品って
子供と一緒にアンテナの感度を上げたら楽しいのになあと
少し残念な気持ちになりました。
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