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「江戸のMODE-浮世絵美人の総合ファッションガイド-」前期 那珂川町馬頭広重美術館 はじめての美術館52

batou

先週末は、JR東日本の土日きっぷを利用して、遠距離日帰り旅行、旅のテーマは「アートと温泉と建築」と銘打ち、既にアップ済みの長野県小布施と今日からアップする栃木、福島県郡山市を回って来た。
順序としては、日曜に郡山市立美術館を皮切りに那須塩原で駅レンタカーを借りて、今日のお題の栃木県那珂川町馬頭広重美術館へ行った。

那珂川町馬頭広重美術館は、明日リニューアルオープンする東京・青山の根津美術館のリノベーション設計者でもある隈研吾氏が2000年に手がけた初の美術館(Wikipediaでの調べだから間違ってるかも)。
彼はこの美術館で「2001年 第14回 村野藤吾賞」も受賞している。
参考:Wikipedia-隈研吾

なぜこの美術館にはるばる出向いたかと言えば、「藤森照信の美術館三昧」に紹介されている美術館のひとつであったから。同著では「軽い美術館」と冒頭に題されている。
最初の印象は、「またルーバーか」であった。
同じく隈研吾が手がけたサントリー美術館も同様にルーバーが使用されている。
こちらは、屋根も外との境界となる外壁と言って良いのか?もルーバーで美術館全体を覆っていた。
が、問題は2000年に完成した建物が9年後にはどうなっていたか。
地元の八溝杉ルーバーは、相当傷みが出ている。
経年劣化も美しく朽ちて行けば、美しいのだが、いかんせんこのままだと美しさは損なわれてしまうのではないかと少々心配になった。
外観は平屋建てで横に長い建物、長屋を思い出す。

中に入れば、展示室入口には案の定、和紙(地元産烏山和紙)を使用。やはりサントリーと共通。これが隈研吾美術館の原点なんだろうか。
床材は芦野石(白河石)と木材、床材、壁に地元の素材を使用するこだわり。

建物の話はここまで。

今回は秋の特別展として「江戸のMODE-浮世絵美人の総合ファッションガイド-」が開催中。
江戸時代のファッションを浮世絵81点を通して概観するというもの。

展示品はポーラ文化研究所、千葉市美、川崎・砂子の里資料館が所蔵しているものがほとんど。
川崎・砂子の里資料館の名を聞いたのが今回初。なかなか、状態の良い浮世絵を出されていたので
、京急で川崎近辺に行くことがあれば入館無料だし行ってみようと思った。

印象に残った浮世絵は、やはり前述の砂子の里資料館蔵の喜多川歌麿「青楼十二時」シリーズ。
全部で子の刻から巳の刻まで6点。
やっぱり歌麿のこのシリーズは好きだ。

テーマとは別に、お気に入りの作家の浮世絵に目が行ってしまう。
歌川国芳の大判錦絵三枚続「三定例之内 婚礼之図」「婚礼色直し之図」「婦人諸礼鑑之内 婚礼」と婚礼の図シリーズは初見で興味深かった。
国芳も扱う題材が本当に幅広い。
今回も、これが国芳!と驚いた。国芳と婚礼ってイメージが全くなかった。

今回の展示の特徴は浮世絵だけでなく、江戸時代の女性が使用していたお化粧品や道具、「お歯黒道具一式」や島田髷、兵庫髷など女性の髪形(かつら)、かんざし、櫛などの実物展示もあること。
御洒落と言えば様々な種類の「古裂地」も展示されていて、刺繍の妙を堪能する。

明治期の浮世絵が最後に展示されていたが、「大日本婦人束髪図解」松斎吟光、「婦人束髪鬘附」五代歌川国政などが面白い。
特に後者は鬘(髪形)部分を切り取って、描かれている婦人に付け替え遊びができる。
ちょっとした着せ替えアイテムになっていた。

僅かだが、鳥文斎栄之や菊川英山、歌川豊国、広重らの肉筆浮世絵もあり。


美術館にはカフェも併設されていたが、こちらには入らず、同じ那珂川町にある馬頭温泉に向かった。
町営ゆりがねの湯」は日帰り天然温泉で露天風呂付。
この露天風呂は石作りで、入浴場所を選べば入浴しながら、眼下の那珂川の眺めを一望できる。
お湯は「美人の湯」と言われるように、お肌はつるつるすべすべ。お湯に入ると湯の柔らかさが分かります。
馬頭温泉は約250年前に水戸のお殿様が見つけたのだとか。
ただ、塩素消毒は行われていて、源泉かけ流しではありませんので、こだわりのある方はご注意を。

*前期展示は10月18日まで開催中。後期展示:10月23日(金)~11月23日(月・祝)
那珂川町馬頭広重美術館
〒324-0613
栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
電話番号:0287-92-1199 
開館時間 :9:30~17:00(入館16:30まで)  月曜、年末年始休館

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テツ様

> 隈研吾の建築、素材やルーバーなどの表層的なデザインに腐心するばかりで
> 空間そのもののダイナミズム・構成美はあまり感じられません。

⇒ おっしゃる通りですね。
  むしろ私は同じ時期に設計された那須の石の美術館が気になります。
  ここもルーバー天国だったら怖いですが、見に行ってみたいと思ってます。

根津は皆さんが記事あげてらっしゃるようですが、自分が行かないうちは読まない
見ない主義なんで、興味津々です。

No title

隈研吾の建築、素材やルーバーなどの表層的なデザインに腐心するばかりで
空間そのもののダイナミズム・構成美はあまり感じられません。
彼の建築がもてはやされるのは、構造的な冒険をしない凡庸さゆえかもしれませんね。

でも根津美術館、気になります。
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