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「生活の中の美 北大路魯山人展」 何必館・京都現代美術館

rosanjin

何必館・京都現代美術館で開催中の「生活の中の美 北大路魯山人展」に行って来ました。

本展は、北大路魯山人の没後50年を記念し、同館所蔵の魯山人作品を全館を使用して展観するものです。「陶」「書」「刻」「茶」「花」「食」「季」の7つのテーマに分け初公開の作品を多数含め代表作120点を紹介しています。

何必館では、魯山人作品の美を堪能できる展示方法をとっていました。

同館では珍しく1階ホールも展示空間として使用。
魯山人の多種多彩な器(割と大型)の作品が並んでいます。そして、鉢には水が実際に張られ、花器には生花ではないが、枯れ枝などが挿してあり「こうやって花器を使ったらどう?」という提案されているかのように展示されている。ガラスケースは1階展示には一切なかった。
銀彩の角型平皿など、えっこれも魯山人と、私の中にあった魯山人の器のイメージを覆すような作品もいくつかあった。

「備前旅枕花入」1958年(記憶)は実際壁に生花(椿)を挿して飾られ、展覧会チラシ裏面には「花で絵を描くのが生花」と記されたその通りの風景。
こんな展示の仕方をされると、ただでさえ、素晴らしい作品がより一層その魅力を私たちに伝えてくれる。

「刻」のテーマで、一番印象深かったのは「赤壁賦」刻字屏風1914年、魯山人31歳の作品。
うっすらと青地の背景に白文字が浮かび上がる。二つ折りの高さのある屏風。崩してないきっちりとした文字だった。これは欲しい。
「刻」とあわせて「書」も何点か出ていたが、上記「赤壁賦」のインパクトが強すぎて、印象に残らなかった。

「季」を代表するのは、有名な「つばき鉢」1938年(上画像)、「雲綿鉢」1938年だろう。写真では分からないが、その大きさは私が顔を突っ込んでもなお余りある大鉢。実際にこの鉢はどうやって使うのだろう?
観賞用?

「茶」を代表して、数点の茶碗もあり。黄瀬戸や織部などが並ぶ。

1959年の絶作「織部蟹江平鉢」。
愛らしい力の抜けた蟹が白地に下部が織部の緑をした平鉢(鉢となっているが皿のように底は浅い)の中央に描かれている。今にも自由に動き出しそう。
この絵を見ていると、魯山人が自身の死を予想していたとは到底考えられない。たにしを食し、ジストマによる肝硬変で1959年死去。

他に、これも織部なの?と思わせる、緑茶白の織部と言えばこの三色が浮かぶけれど、緑からあふれ出したような「青」の色が出ていた平皿も忘れられない。

「使う」ことで一層の輝きを増す魯山人の作品の数々に触れられる貴重な機会でした。特に器を載せる台に使用されていた根来塗のお盆の数々、古板の使用方法がとても上手い。私なら、これを載せてなど想像するのも楽しい。

祇園交差点から徒歩2分程度。京都に行かれる方はぜひ立ち寄ってみられてはどうでしょう。

*11月29日(日)まで開催中。

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よし様

こんばんは。
私も器や書の善し悪しなど、皆目分かりません。
鑑賞の心得が書かれている本を読んだ所、まず良いと
言われるものを片っぱしから見なさいと書いてありました。

魯山人の器も書も、私は好きです。

何必館

一度、行ってみたいと思いつつ。 彼はたいへんな賛と否を持たれてますよね、だからこそみてみたーい。 と言って、見てもわかりませんが。
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