スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

石川県立美術館 常設展示

昨日アップした「久隅守景展」の続きです。

石川県立美術館は、平成19年9月より空調設備の改修、収蔵庫増設、バリアフリー化等のため1年間の大規模改修に入り、平成20年9月にリニューアルオープンしちょうど1年となります。
改修前の同館に「香月泰男展」を見に行ったことはありましたが、リニューアル後は初訪問。

さて、「久隅守景展」に合わせて常設展示でも関連した作品の展示を行っていました。
画像や詳細は石川県立美術館HPをご覧ください。
時間がなかったので、前田育徳会尊經閣文庫分館をはじめ、古美術のみ見て来た。

<前田育徳会尊經閣文庫分館>
以前来た時に、この展示室はあっただろうか。係の人にお尋ねしたが、分からずじまい。
前田育徳会は加賀藩主前田家伝来の古書籍、古美術品、刀剣などの文化遺産を保存管理する公益法人。詳細はこちら

実に素晴らしい作品が展示されていて驚きました。
テーマは「久隅守景の背景」と題し、6点の作品が展示されています。

中でも印象深かったのは、
・「 四季山水図」  伝 周文 室町15世紀 6曲1双  重文
・「 秋冬山水図 」 伝 周文 室町15世紀 6曲1隻
・「 四季花鳥図」  伝 雪舟 室町15~16世紀 6曲1双  重文
以上3点です。

いずれも東博常設の室町絵画のコーナーにありそうな作品ばかり。
最後に挙げた「四季花鳥図」は、若冲の動植綵絵≪芦雁図≫とよく似た雁の様子が描かれていると先日の記事に書いた作品です。
2002年の京博開催「雪舟展」に出展されている作品です。図録をお持ちの方は、ご覧になってみてください。

他には、守景の師でもあった狩野探幽の≪達磨渡江図≫も出展されています。
ここにあった作品を守景は研究し自身のものとして学びとったのだと作品と共に実感しました。

第2展示室では「狩野派の誕生」と題して、狩野派画家の作品が並んでいます。
ここでも、力のある狩野派作家がずらり。

・西湖図  狩野元信 室町16世紀
・山水図  伝狩野元信 室町16世紀

元信及び元信周辺画家によるの室町時代の水墨画。守景が、企画展でも冒頭にあった≪四季山水図≫は、元信様式を踏襲しているのがうかがわれる作品と説明があった。

・松樹禽鳥図  狩野永徳 桃山16世紀  県文
荒々しい画風に、もしや永徳と思ったら当たり。

・楠公未来記拝観図  狩野探幽  江戸17世紀
探幽は他にも数点あったが、私はこの作品が一番良かったと思う。

・西湖図  秋月等観  1496年 重文
狩野派ではないが、雪舟の画風をひきついだ禅僧画家。石川県美所蔵品重文の1点。

第1展示室は、国宝色絵雉香炉、重文色絵雌雉香炉(野々村仁清)専用の展示室です。
石川県美に来たら、必見でしょう。久々の再会を果たし懐かしい。かなり、大きい作品で京焼の集大成作品。

残念だったのは、企画展・常設展ともに作品リストの用意がされていなかったこと。
HPにはアップされているの、リストが必要な方はHPのリストを印刷して持参する必要があります。
また、ミュージアムショップは工芸品で2万円以上の高額商品を販売しているのにもかかわらず、現金しか使用できません。売る気があるのかな?と思いました。
僭越ですが、もう少し利用者の立場に立った運営をお願いしたいです。

*第1展示室以外は、10月25日までの展示内容です。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。