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黎明教会資料研修館 「開館5周年記念リクエスト展」 はじめての美術館54 

reimei

京都・吉田山近辺にある黎明教会資料研修館に初めてお邪魔しました。
10月18日まで同館では 「開館5周年記念リクエスト展」を開催中です。

京都には何度も行っていますが、開館5周年という同館の存在はごく最近知ったばかり。どこで耳にしたのか記憶が曖昧で、ネット上だったとは思うのですが。。。

こちらの美術館の所蔵作品の特徴は、「琳派」の名品の数々!
所蔵品の一部画像はこちらで見ることができます。

この琳派所蔵品の中から、開館5周年記念でとりわけ人気のある作品が沢山本展では出品されていました。「開館5周年記念リクエスト展」に相応しい内容です。
主な展示内容、作品名は次の通り。感想と共に展示内容を辿ります。今回は学芸担当の方から作品についてご説明をいただきました。展示作品画像は同館HPよりご覧になれます⇒こちら

第1室(琳派・屏風と器物)
燕子花図屏風・桔梗図屏風・春日山螺鈿蒔絵手箱・鹿蒔絵小箱・蜻蛉重香合・色絵蔦図香合・山水
図角皿・色絵芥子図徳利

第1室の見ものは、落款「青々光琳」、印は「方祝」朱文角印の≪燕子花図屏風・桔梗図屏風≫。
高さは低めの屏風ですが、かの有名な根津美術館の≪燕子花図≫以前の作品と言われているそう。私の好みは桔梗の方かな。季節は初夏(燕子花)と秋(桔梗)を表現。リズム感のある燕子花と桔梗の配置が光琳らしい表現。

・≪鹿蒔絵小箱≫
光琳作だったか。小さな蒔絵の箱にこれまた小さな鹿が1頭。愛らし過ぎる。

・≪色絵芥子図徳利≫野々村仁清、特に仁清の徳利は、形がとても美しい上に、白いとっぷりとした色が気に入った。更に、芥子の花が茶であっさりとシンプルに描かれているのも品が良い。

第2室(宗達)
源氏物語図(若菜)・蓮池白鷺図・蓮花図・冨士図

全て俵屋宗達作と言われていますが、伝宗達もあったかも。
・≪源氏物語図≫(若菜)
人物の描き方はどこか岩佐又兵衛風。印、落款はないが、元々屏風だったものを切り離して掛軸に仕立て上げたものらしい。

・≪蓮池白鷺図≫
蓮の葉脈がたらしこみの上から金線で、しっかり入っている。

第3室(光琳―動植物)
梅ねずみ図・雲龍図・朝顔図・鶴図

・≪朝顔図≫ 尾形光琳
光琳最晩年作。朝顔の花よりも主体となっているのは蔓や葉っぱの方。光琳の独創性を感じた。

第4室(光琳―草花図)
扇面白菊図・扇面赤菊図・団扇仏桑華図・梅図

・≪梅図≫ 尾形光琳
かつて芸術新潮にも掲載された逸品。

・≪扇面白菊図≫ 尾形光琳
胡粉が白く菊の花びらを厚くかたどる。菊花の中央は黄色のめしべ。金粉が散らされている扇面は華麗。まさに琳派のイメージ。

・≪団扇仏桑華図≫ 尾形光琳
仏桑華図は、今で言うハイビスカスのこと。ハイビスカスは既に江戸時代にはあった。光琳はいつどこでハイビスカスを見かけたのだろう?

第5室(光悦から光琳乾山へ)
薊図屏風・林和靖図・小大君図・梅図・和歌巻断簡 西行法師・和歌巻断簡 持統天皇

薊図屏風・林和靖図・小大君図(白描)は、光琳作品と言われている。薊図屏風は風呂先屏風としては背が低いので、元々あったものを直した可能性があるそうだ。

・≪和歌巻断簡> (西行法師、持統天皇) 各1点 本阿弥光悦
光悦最晩年の筆。西行法師の下絵になっているススキと料紙の色のマッチが美しい。文字のバランスは強弱で付けている。

第6室(白鳳から桃山へ)
塼仏・百万塔・水瓶・金銅鍍金華瓶・瀬戸黒茶碗・楽茶碗

白鳳期の塼仏や法隆寺の百万塔、桃山時代の瀬戸黒、楽茶碗は一入作品。

第7室(古美術拓本)
東大寺音声菩薩像・薬師寺聖観音前部・聖観音横顔部・法隆寺百済観音装飾

今回御一緒させていただいたのは遊行七恵さま。七恵様はこのお部屋に感嘆しておられました。
こちらはかの有名な法隆寺百済観音の拓本など、今では取得不可能な著名な仏像の拓本が展示されていた。拓本といくことは、あの百済観音にインクか墨を付けたということか。。。想像するだけで気が遠くなった。そんなことして良かった時代もあるとは!

第8室(光琳百図)
「光琳百図」木版刷
酒井抱一の光琳百図を元にした木版画。

ここに、こんなにも琳派作品がそろっているとは~。前述の遊行七恵さんも同館を訪問したのは初めてだったそう。過去見たことのない作品ばかりで、とても楽しめた。予想外の充実度であった。
これだけの内容で入館料無料!
琳派好きの方であれば、京都に行かれた際にはぜひお立ち寄りください。

ご案内いただいた遊行七恵様にこの場を借りて深くお礼申しあげます。おかげで歩いているだけで、美術館に着きました(何も考えずについていくだけ~な私)。

*10月18日まで開催中。次回展覧会は、秋季美術品展(2009年11月3日~12月13日)です。
■ 開館時間:午前10時~午後4時
■火・水曜日(ただし祝休日の場合は開館)および 展示替の期間。開館予定日はこちら
■京都市バス 銀閣寺道下車 徒歩10分 浄土寺 下車 徒歩7分 

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kazupon様

こんばんは。
こちらの琳派コレクションは思いもよらぬ質と量で驚きました。
同じく京都で琳派のコレクションを持つ細見美術館より光琳は
沢山所蔵されているのではと思いました。
次回の企画展も光悦など琳派中心の展開のようなので
若冲ワンダーと合わせて見に行きたいと思っています。

No title

こんにちは。こんな美術館があるんですね。しかも、いろいろ所蔵しているのですね。今度いって見ますね。情報ありがとうございました。
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