スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「狩野派-400年の栄華-」 栃木県立博物館

kanouha

既に、あちこちのブログで話題になっている展覧会。
当初、狩野派と言えばこの方、安村敏信先生の講演会に電話予約までしていたのに、急遽関西行きとなりキャンセル。
予定の見直しをしたら、ちょうど今日から宇都宮美術館で「杉浦非水の眼と手」が開催。これを待って、宇都宮行きを決行することにした。

しかし、本展の会期は明日23日まで。
図録1200円はお値打ちでかつ出来が良いと聞いている。板橋の英一蝶展も最終日には図録は完売していた。
ということで、2週間前に図録だけ取り置きを電話でお願いしておいたら、案の定、昨日で図録完売になったとのこと。良かった~予約しておいて。

さて、狩野派展と言えば、この秋静岡県立美術館でも「狩野派の世界」と題した展覧会を開催していた。
しかし、栃木県立博物館の狩野派展との違いは明確だった。栃木では、主に東国のちとゆかりの深い狩野派画人の作品に焦点をあて、その400年の歴史を紹介するもの。
展示替えを含み約100点もの作品が出品される大規模な内容だった。

てっきり、60点程度の出展かと思いきやさにあらず。
行けども行けども終りが見えず。思っていたより作品数も多く見ごたえのある作品ばかり。
気が付けば、あっという間に1時間半が経過していた。

展覧会は4部構成。
?.狩野派誕生
?.探幽の登場
?.江戸の狩野派
?.そして近代へ

一番驚いたのは、栃木県立博物館にこれほど多くの狩野派作品があったのかということ。
板橋区立美術館からも相当作品を借りているが、それでも栃木県博所蔵作品が大半。これは凄い。

*所蔵先が記載されていないのは、栃木県立博物館蔵
・≪観瀑図≫ 狩野正信 室町時代 長林寺
・≪花鳥図屏風≫ 伝狩野元信筆 室町時代
やっぱり伝だろうが、伝なしだろうが正信、元信の狩野派始祖ペアの作品は水墨は忠実に、着彩は華美になっている。

・≪洛外名所遊楽図屏風≫ 狩野永徳 室町時代
まだ若き永徳の洛外名所遊楽図。かの有名な洛中洛外図屏風を思わせるような緻密さ。人間一人ひとりの様子が実に丁寧に描かれている。
こちらの方が近くまで寄れて見やすい。

狩野探幽の画技の上手さが如何なく照明されていた。
・≪陶淵明菊梅図≫ 狩野探幽
華麗の一言につきる。
・≪富士三保清見寺図≫
3幅対で広大な富士の裾野と大地絵を描く。

以前東博で見た伊勢物語の主人公を変わった構図で描いた作品の再会は嬉しい。
家余っく何を描かせても一流だ。

後半は江戸狩野中心の展開。

ここでは狩野一信の凄さを誰もが感じたに違いない。私は、増上寺の五百羅漢図もさることながら、板橋区立美術館の≪源平合戦図屏風≫にKOされた。
この毒々しい色彩、綿密な構図はわすれようにもなかなか忘れ難い。

最後に、お馴染狩野芳崖、橋本雅邦はじめ下村観山まで網羅されているのが凄い。

概して静岡県美は京狩野派をピックアップ、栃木では関東狩野派に絞った点が良かった。

*11月23日!明日まで開催。まだ間に合います。お見逃しなく~。

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「狩野派 - 400年の栄華」 栃木県立博物館

栃木県立博物館(宇都宮市睦町2-2) 「狩野派 - 400年の栄華」 10/10-11/23 下野(現在の栃木県)方面の出身ともされる狩野派の祖、元信に続く狩野派の系譜を、主に東国に縁の深い絵師を中心に概観します。栃木県立博物館で開催中の「狩野派 - 400年の栄華」へ行ってき...

栃木県立博物館「狩野派-400年の栄華-」展

栃木県立博物館で開催されている「狩野派-400年の栄華-」展に行ってきました。 [[attached(1,center)]] 今週はあれこれ予定が入って、美術館を訪問できるのは火曜日だけ。 行きたい展覧会はたくさんあるけれど、どれか一つしか選べない。 東京国立博物館の「皇

「狩野派-400年の栄華-」

栃木県立博物館で開催中の 平成21年度秋季企画展「狩野派-400年の栄華-」に行って来ました。 日曜日午前11時。開店前の目黒屋(ラーメン屋)に、はろるどさんと列をなし、極美味つけ麺とチャーシュー飯をたいらげ、さて何処へ?何を血迷ったか「栃木まで行っち

コメントの投稿

非公開コメント

Minnet様

この展覧会と宇都宮美術館の杉浦非水に時間を取られ
再興院展まで行けませんでした。
私もやっぱり再興院展は再訪したいのですが。
どうにも時間が作れそうにないのです(涙)。

No title

こんばんは。
最初から気合いを入れて観ると、相当な時間が必要でしたね。
私はとくに正信、永徳、一信をかじりつくように見たので、2時間近くかかりました。
静岡県美の狩野派展も見てみたかったです。
栃木県美の「大正期、再興院展の輝き」は、後期にもう一度行く予定です。

Tak様

本当に昨日はお疲れさまでした。
ご一緒できて、寒さも少し和らぎました。

この記事半分寝ながら書いたのでボロボロですが、
永徳やら探幽の名品やら一信やら佐野吉澤記念の雅邦とか
ボリューム満点でした。
同じ狩野派でも静岡の狩野派展とかぶりは、ほとんどなく
どちらも行って本当に良かったです。

No title

こんばんは。

お疲れさまでした。寒かったですねーー

>栃木では関東狩野派に絞った点が良かった。
まさにその通り!狩野派といっても
とーっても幅広く散漫になってしまいますからね。
こうして的絞ってもらえると助かります。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。