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「黄庭堅・伏波神嗣詩巻~中国大書家の気に触れる~」 永青文庫

omote

eiseiura

永青文庫で開催中の「黄庭堅・伏波神嗣詩巻」に行って来ました。

冒頭チラシをご覧になってお分かりのように、今回の永青文庫は中国の書に関する展覧会です。
中国の書家は数多くいますが、今回は宋代の四大家の一人に数えられる黄庭堅の作品がメイン。

最大の目玉は、黄庭堅の真蹟である重要文化財「伏波神嗣詩巻」(ふくはしんししかん)1101年の展示でしょう。
「伏波神嗣詩巻」とは、水難の守護神として祭られた後漢の伏波将軍・馬援の廟堂に唐代の劉禹錫上(りゅうしゃく)が詣でた際に詠じた詩だそうですが、毛頭漢詩を解せない私にとっては、その内容よりもひとえに文字が見たかった。

展覧会チラシ表面を飾るちょっと青みを帯びた墨色と流麗であり、しかも伸びやかさや流れのある文字が非常に好きでした。
私は同じ宋の四大家の米芾の書も好きですが、黄庭堅の書もこと、「伏波神嗣詩巻」に関して言えば非常に好きです。
見ていて惚れ惚れとしてしまいました。
実際に臨書することはできないので、ガラスケースの書を見ながら、空中に指で同じように文字を書いてみましたが、なかなかあのような筆の運びはできそうにありません。
はらい、はね、とめ、字間、字の大小とバランス。どこをとっても素晴らしいの一言です。

この作品は、今私がもっとも気に入って毎日眺めている2006年東博開催の「書の至宝展」にも出展されていました。
やはり、「書の至宝展」はこれ以上のものは開催されないのではと思う程書の名品の全てを集めた、歴史に残る展覧会であったことが分かります。

本展では同じく黄庭堅書「幽蘭賦」(拓本)宋時代や、楚石梵筆「心華室銘」元時代(重要文化財)、清拙正澄筆「与鉗大冶蔵主法語」元時代(重要文化財)など他にも中国書が展示されていましたが、重文でも私の好みではありませんでした。

むしろ、大好きな米芾筆「行草書易説巻」や趙毛頫筆「漢汲黯伝冊」の方が良かったです。

書だけではなく、文房四宝も同時に展示され、硯、筆、更にはこだわりのある紙まで展示されており、書の展示との組み合わせは楽しめました。

なお、来年4月20日~6月6日に「細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」が開催されます。
細川護立収集の選りすぐりの名品が展示されるようなので、こちらも今から楽しみです。

*12月27日まで開催中。

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ハニ様

確かに、関西方面で中国の書を見られる所は浮かびません。
大阪市美なら持ってそうですが、これぞ!というのは
やはり東博や書道美術館、文房具なら静嘉堂美術館
五島あたりにもありそう。

永青文庫の特別展の巡回。。。不明なので、調べておきます。

私も自分の字が大嫌いで、それがきっかけで美しい字を
見たくなるのです。
かな文字のちらし書きより中国書の方が好きなのは、
即使えそう、真似できそうだからだと思っています。

No title

こんばんは
書や筆などワタシも大好きです。

ワタシ字がきたないんですけど、
墨蹟展で豪快に?心の向くままに?表現された字を観て
大きな字が少しかけるようになりました^^

こちらで書とか墨蹟展あまりないんです。
巡回情報期待してます^^

遊戯人様

こんばんは。コメント有難うございます。
二年前ですと、私はまだ名古屋にいて永青文庫には
足を踏み入れたことのない状態でした。
書が好きになったのも徐々にで、今は台東区書道
博物館に定期的に行く程度です。
やはり、東博東洋館の休館は痛い。

中国の書(しかも名筆)を見られる所って、なかなかないですよね。

No title

伏波神嗣詩巻は丁度二年前の「細川護立の閃き」でも展示されましたね。
黄庭堅は江戸博の「書の名宝展」での諸上座帖もとても印象的でした。

紹介頂いたように他にも面白いものがあるようなので、足を運びたくなりました。
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