スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「大橋歩展 平凡パンチからアルネまで」 三重県立美術館

AYUMI

三重県立美術館で開催中の「大橋歩展」-平凡パンチからアルネまで アート・ファッション・ライフスタイル1964年~2009年-に行って来ました。

実はこの展覧会前回同館で開催された「菊池契月展」に行った時からチラシは目にしていたが、見に行くことはないなと考えていた。
ところが、突然三重まで出向くことにしたのはフクヘンさんのブログで見た本展の図録(以下)にすっかりイチコロになってしまったから。
ZUROKUHAKO
*図録の化粧箱。ラブリーなイラスト

NAKAMIHOKA
*中身の図録(白)とポスター一部

poster
*『平凡パンチ』表紙ポスター

こんな素敵な図録がある展覧会は、きっと素晴らしい内容に違いない!直感的にそう思った。
そして、この図録が急に欲しくなってしまったのだ。
もちろん、郵送でも購入可能だが、やはり展覧会を見てこその図録である方が良いに決まっている。

幸い名古屋から津まではJR快速みえ号を使えば約50分。
津駅からも徒歩10分と左程遠くもないため、即決行。

展覧会の概要は、イラストレーターであり、デザイナー、エッセイストなど多彩な活動を行っている大橋歩の学生時代の作品からインスタレーションなどのアーティスティックな活動と、雑誌アルネや大橋歩みが関わったグッズや書籍(表紙、装丁をてがけたものや著書)を一堂に約350点を展示するもの。
大橋さんは元々三重県津市で生まれ、四日市高校に入学、その後上京し多摩美術大学入学を果たし、1963年に雑誌「メンズクラブ」の挿絵の仕事でデビュー。
1964年に同じく雑誌「平凡パンチ」の表紙を手がけ、この頃から大橋歩のペンネームを使用する。
2002年には雑誌「アルネ」を創刊し、今回の30号を持って雑誌「アルネ」は最終号となります。また、本展を記念して制作された「別冊アルネ」は津市を中心に三重県の情報が満載されてたったの525円。これは買い。

ARU

会場展示風景画像と展覧会の構成は美術館HPに詳しく掲載されています。
ぜひともご覧ください。⇒こちら
懐かしい作品が一杯です。 

本展人気のようで、開館前から既に10人程度の人が今か今かと待っていました。
最初の展示室は最初からやや混み。
ということで、私は一番離れた『平凡パンチ』の表紙原画と印刷された表紙が一挙に展示されている展示室から見て行くことにしました。
これが凄い、凄かったです。本当に。
ちなみに、この『平凡パンチ』表紙の全てをポスターにしたものが、図録を購入するともれなくついて来ます。
このポスターがまたカッコイイの何のって。
大橋さんが手がけたパンチの表紙絵は以下サイトからもご覧になれます。
http://kuroneko.web.infoseek.co.jp/special/punch.html
~古本くろねこ堂HPより~
部屋に貼ります。賃貸住宅の壁にポスターってどう貼るのが良いのかしら。

週刊『平凡パンチ』は私が生まれる前、1964年に創刊し、その創刊号表紙を飾ったのが大橋さんのイラスト(上チラシのイラスト)。
大橋さんのイラストでは、現在の作風よりこの1960年代の作品が一番好きだった。
この頃の作品は、どこか宇野亜喜良さんのイラストにどこか似ている。アイシャドウがバッチリの目もとが特に。

『平凡パンチ』の表紙は、色遣いやデザイン、登場人物のファッションなどどれを見てもおしゃれで時代をあまり感じさせない。
時々はっとするほど艶っぽい女性が登場するし。かっちょいい。
今回の展覧会ではポスターにしたが、別に表紙作品集として出版もされた。
関心おありの方はぜひ!

やはり原画と印刷したもの両方を上下になるよう展示していたが、原画の魅力は計り知れない。
印刷では分からないパステルの使い方や線、表紙は少し加工が施されている場合もあったりと、見ていて興味は尽きなかった。
中に、私の生年月日に発売された号と別冊の2冊があって、これが私の生まれた日に発刊された雑誌かと感慨に耽る。

広い展示室で表紙原画を堪能した後、展覧会の鑑賞順に従って大橋さんの業績を追っていく。
最初は『メンズノンノ』のイラストから入っているせいか、一貫してファッションセンス溢れる表紙である。
無論ファッションには好みがそれぞれあるため、好き嫌いいろいろあると思う。
かくいう私も初期の作品のセンスは好きだが、ピンクハウス広告デザインのイラストは、イカリ型に細く釣り上った目、きゅっとしぼられたウェストとか、これらは苦手。

様々な作品を拝見していると、自分の姿がみすぼらしく思えてきて、もうちょっとお洒落しないとなぁと反省した。
ちょうどそんな時、小柄な黒っぽい洋服を着たおかっぱヘアの女性が展示室に朝の挨拶をしながら登場。
すぐに大橋歩さんご本人と分かった。
あっという間にどこかへ消えてしまわれ、係の方に「今いらっしゃったのは大橋さんでは?」と伺った所、その通り。
前日の土曜日に糸井重里さんとのトークがあったので、日曜にも会場にいらっしゃったようだ。

続く展示室では様々な著書(ご自身で文章を書いている本)や表紙絵などの単行本が並んでいた。
かの有名な宮部みゆきの「模倣犯」の表紙イラストも大橋さんの作品だったとは。確かに言われてみれば大橋さんの作品に違いないのに、小説を読んだ時にはまるで意識しなかった。
私は大橋さんの表紙絵本で育ってきたのだ。

最後の展示室では、巨大なインスタレーション作品が展示されている。
絵画だけでなく、立体作品も制作。
今回は、地元の皆様のご協力の下、針仕事をして、なが~いピンクの詰め物を制作し、人体から伸ばしていた。
こういったインスタレーションも、大橋さんの創造エネルギーを昇華するためには必要不可欠なのだろう。

今まで知らなかった大橋歩像が私の中に生まれた。
会期終了まであとわずかだが、ぜひご覧にいただきたい。
とにかくカラフルでセンスがあって楽しい展覧会です。

*12月6日まで開催中。

コメントの投稿

非公開コメント

よし様」

こんばんは。
数々のイラストを見ていたら、自分の
あまりにも構わない装いが悲しくなりました。
「おしゃれ」するということを放棄している自分が
悲しかったです。
元気溌剌とされた大橋さんご自身にお目にかかれたことも
良かったです。

関西方面の美術館・博物館をいくつか回ったのですが
本業(OL稼業)があまりに忙しく記事を書く時間が取れません。
しばらくお待ちいただければ幸いです。

楽しまれましたか

こんにちわ~ 京都編から見させていただいております。関西てくてく楽しまれましたか。 歩さん、エッセイ読んでました。ファションより、暮らしにまつわる話しがよくて、よく立ち読みしてました。ピンクハウスのイメージ大きいですねーあの眼力が。高橋靖子さんにも重なりますが、女性が家庭生活を保ちながらこんな研ぎ澄まされた仕事をされてこられたことに感動します。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。