スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

関西地方の大学付属博物館鑑賞記録 2009年11月28日

このまま放置していると、いつになっても記事にできそうにないので、先週関西へ出向いた際に行った大学付属博物館で開催されていた展覧会の感想をいくつか。
既に会期が終了しているものがありますので、ご容赦とご留意くださいませ。

1.花園大学歴史博物館 2009年度秋季企画展 「上方ゆかりの絵師たち」 12/26(土)まで開催中。
hanazono

花園大学歴史博物館は今回初訪問。「太子道」の市バスのバス停から徒歩5分だった。
前期後期とで大半の作品に展示替えがあり、私が行ったのは前期最終日。
・呉春「雪中人物図」
・森寛斎 「狗子図」
・米山人・岡田半江 「岩に百合図」
・竹内栖鳳 「遊妓図屏風」
森派の作品が多かった。これ以外に雑誌「大阪パック」14冊も展示されている。
「大阪パック」は現存数が極めて少なく幻の漫画雑誌と言われている。確かに「東京パック」は聞いたことあったが、「大阪パック」もあったのね。「東京パック」を見る前に「大阪パック」を先に見た。

悲しいかな総展示作品数が雑誌を除き20点弱と少ないので、ちょっとものたりなく感じた。

2.大阪青山歴史文学博物館 「開館十周年記念所蔵名品展」 12/6に終了
aoyama

ここも初訪問。阪急宝塚線で「川西能勢口」駅でのりかえ、能勢電鉄「一の鳥居」駅下車徒歩数分。
驚いたことに、お城が博物館になっていた!
展覧会チラシによれば、同大学が長年収集してきた文化財は約5000点、うち国宝1点、重要文化財14件、重要美術品41件にのぼる。
今回はこのお城の博物館開設10周年を記念しての名品展。こちらも、前期後期と全ての作品が展示替えとなっていたが、私が行った時は後期展示だった。
メインは、「宸翰・書跡」と「典籍」類が中心で絵画作品は少ない。
後期は、この古典籍に交じり、なぜか「ベートーヴェン自筆書簡」、「シューベルト自筆楽譜」や「ウルガタ聖書」「ラテン語時祷書」などワンダーランドと化していた。
特に印象深かったのは「リチャード・ゴードン・スミス日記」と「リチャード・ゴードン・スミス日本昔話民間伝説集」でいあうzれも絵入で非常に大きな本であった。
リチャード・ゴードン・スミスは明治時代に日本に滞在し日本での生活を日記に書き、民間伝説を研究していたようだ。

絵画では、「浄瑠璃姫物語絵巻」(室町時代)「太平記図屏風」江戸時代に見ごたえがあった。

古筆切れはほぼ全て文化財指定を受けているものばかり。
「大江切」「広沢切」「安加多切」などあり。
典籍は「前十五番歌合」「夜寝覚抜書」特に後者は素晴らしい書作品であった。本展のマイベスト。

3.大谷大学博物館 「祈りと造形 韓国仏教美術の名品」 11/28に終了
ootani

約60点で、Ⅰ.三国時代~統一新羅時代、Ⅱ.高麗時代、Ⅲ.朝鮮時代と時代を追って東國大學校博物館所蔵作品を中心に韓国仏教美術品をたどる展覧会。
韓国仏教美術品だけを集めた展覧会はなかなかないので、今回は貴重な機会だった。
展示風景は博物館HPより、動画で見ることができます。⇒こちら

仏教美術の作品といえば、仏像、仏画が挙げられる。以下所蔵先のない作品は東國大學校博物館所蔵。
私は韓国の仏像のちょっと柔和な表情が好きなので、今回もお気に入りを見つけることができた。
・「誕生仏立像」 三国時代 頭でっかちな、アンバランスさが逆に魅力になっていた。顔の表情も素朴。
・「阿弥陀三尊仏龕」高麗美術館 朝鮮時代 ぐっと時代は下り1600年代だが、ふくよかな顔が良かった。

仏画は、高麗時代のものに名品が多かった。
・「阿弥陀如来図」高麗時代 禅林寺
・「阿弥三尊図」高麗時代 禅林寺
・「水月観音図」 高麗時代 奈良国立博物館 
・「水月観音図」 高麗時代 泉屋博古館
水月観音図は優美なのだが、やや損傷がひどいのが残念。

この他、「慶州奉徳寺鐘」拓本 統一新羅時代 大谷大学博物館
他にも拓本が数点あったが、拓本は東アジアの石碑や中国の書の拓本などで見られるように、日本よりむしろ大陸で盛んだったのだろう。韓国も中国の影響を大きく受けていると感じた。
日本の仏教美術の展示で大きな拓本を見ることはあまりない。最近だと同じ京都で見た法隆寺の仏像の拓本(黎明教会の名品展)くらいだ。

経典では、「御製仏賦・栓源歌」(南禅寺-一切経・高麗版初雕本)<重文>の見返しに描かれた絵の細かさ、「大宝積経」巻三十二 京都国立博物館蔵<重文>紺地に金泥も鮮やかな日本の経典とどこが違うのか?と思う程同じ。
そもそも経典は、大陸から僧が持ち帰ったものを範としているのだから、似ていて当然か。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。