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「現代工芸への視点-装飾の力」 東京国立近代美術館工芸館

soushoku

東京国立近代美術館工芸館で開催中の「現代工芸への視点-装飾の力」に行って来ました。

本展では「装飾」をひとつのキーワードとして、現代に生きる工芸家に受け継がれた日本人の美意識をあらためて感じ取りながら、21世紀における工芸制作と表現活動の可能性を探る。

特筆すべきは出品作家(以下)の若さ。
青木克世/青野千穂/礒真理子/十四代今泉今右衛門/植木寛子/上田順平/植葉香澄/大槻智子/大原れいら/梶木奈穂/川端健太郎/北村純子/越川久美子/齋藤大輔/佐合道子/篠崎裕美子/鈴木秀昭/染谷聡/高石次郎/高村宜志/田中知美/徳丸鏡子/富田美樹子/中村牧子/服部真紀子/花塚愛/桝本佳子/村上愛/森野彰人(五十音順)

1947年生まれの高村宜志がもっとも高齢(いまどき60代は高齢とは言えないと思うが)で、最若年は1987年生まれの篠崎裕美子。1970年代、1980年代の作家が中心になっている。

もうひとつ気になったのは「装飾」というテーマだが、技法としては陶磁が中心で、他にはガラス作家が3名、染谷聡だけが漆作家として参加していた。

技法の偏りのせいか、染谷の漆作品が一番印象に残っている。
あちこちのアートフェアで染谷の作品は見かけるが、今回はかなり大型の作品が登場していて楽しませてくれた。
特に、新年らしい華やかさを持っていたのが「冨鹿」(ふじか)2009年。
いちいち芸が細かいというか、鹿を漆で作成しているのだが、なぜか舌を出していて、この舌ベロにジルコニアらしき小さなラインストーンが付いている。
更に鹿の耳には小さな仏像がくっついていて、これぞまさしく過剰ともいえる装飾的鹿のオブジェ。
他にも「おすましる代」「御椀獣三郎」などタイトルで遊んでいる作品はじめ4点が2009年の新作。「Praying for Rain]だけが2005年の作品だった。
乗ってる作家さんだなという印象を受ける。

他に伝統技術の若き継承者と思われる十四代今泉今右衛門の陶磁「色絵薄墨墨はじき雪紋鉢」などの陶芸は造形的にも新しい挑戦をしようという心意気が感じられた。

ガラス作家では植木寛子の作品が圧倒的だった。
元々、シンデレラの靴に憧れてそんなガラスの靴を作成してみたいと思った植木の作品は、シンデレラの靴というより、生きもののようであった。チラシ左上の先がピンクになっているヒール靴が彼女の作品の一つ。
過去の作品より近作の「物語を秘めた存在」2008年「気品に満ちた佇まい」2009年のような靴をモチーフとしたオブジェは女性像のようでもあり、艶めかしさを湛えている。

和室を使用して、陶磁とは思えぬ作品を展開していたのが磯崎真理子。
赤色オンリーの作品は遠目から見るとクッションのような布の質感を思わせるが、実は陶磁製品というから驚く。
タイトルは「Big flower」とFlowerシリーズとして2008年~2009年にかけて制作された作品。
でも、花にも見えなかった。

他には九谷焼の技法を使用した鈴木秀昭、北村順子など出品作家の中ではベテラン組にまじり、最後の服部真紀子「徴」の陶肌感が気になった。

*1月31日まで開催中。

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