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「DOMANI・明日展 2009」 国立新美術館

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国立新美術館で開催中の「DOMANI・明日展 2009」を観て来ました。

今年度の出品作家は美術の様々な分野から以下の12名の作家が選抜されている。本展は、文化庁の在外研修制度(新進芸術家海外研修制度)により、海外派遣された若手芸術家の成果発表の場として1998年より毎年開催されているが、若手作家の発表の場としつつ、毎年ベテラン作家も混じっている。

<2009年度出品作家>
磯崎真理子(彫刻)、呉亜沙(洋画)、浅見貴子(絵画)、高野浩子(彫刻)、久保田繁雄(繊維造形)、栗本夏樹(漆造形)、伊庭靖子(絵画)、安田佐智種(写真)、吉田暁子(現代美術)、吉仲正直(絵画)、三田村光土里(ビデオ&インスタレーション)、藤原彩人(彫刻)

12名のうち明確に認識しているのは5名で、他の7名の方は過去に作品を拝見しているかもしれないが、お名前や作品に記憶がなかった。

今回印象に残った作家さんについて感想を残しておこうと思う。

・藤原 彩人(彫刻)
この方の作品が目的で見に行ったと言っても過言ではない。以前から気になっていた彫刻家で、彫刻マイブーム中であるため、今回はどんな作品を見せてくれるのだろうと思っていた。
あの広大な国立新美術館の展示空間を見事に使用した、≪Swimming Woman≫などの陶芸彫刻は壁面を泳ぐような天女が壁面を覆い、さながら天女に取り囲まれているかのような感覚さえ覚えた。

藤原氏の作品は小品で見るより、このような大作インスタレーションの方が、より作風を活かせるように思う。
これからも楽しみな作家さん。

・呉 亜紗(洋画)
この方の作品はあまりにかわいらしすぎて、ウサギキャラとか好みではないのだけれど、今回の作品や展示は非常によくできているなと感心した。
特に気に入ったのはNY滞在時に自分に宛てた手紙を絵巻物にした作品(全編英語)は良かったなぁ。現代アート作家で絵巻物を作られる方は過去記憶がない。しかも、中身まで読ませる力を醸し出す何かがあった。彼女の作品やキャラクターのうさぎは絵巻物にするとピタリとはまる。
平面の大きなキャンバスより絵本など手がけても良さそうだけれど、それではあまりにもこじんまりしてしまうかな。
他に立体作品がぶら下がっていたのも気に入った。彼女も自分に与えられたスペースを上手く使いきったている。

・高野浩子
この方は、知らない作家さん。とにかく大きな本棚のオブジェが目を引いた。テラコッタの彫像と本棚のオブジェは全く別の作品だったのだろうか?オブジェは別の作品とのセットで一つの作品だったと思うが、両者の関連性がよく分からず、わざわざタイトルを確かめた記憶がある。

他の方は簡潔に。
・伊庭靖子
大好きな作家さんだが、神奈川県立近美での昨年個展で見せた新作のクッションシリーズと染付シリーズの作品展示なので、新鮮味はない。

・磯崎真理子
この方はちょうど新年の美術館はじめで、最初に行った東近美工芸館の「現代工芸への視点 装飾の力」(1/31まで開催中)の和室空間を使用していた作家さんなので非常に記憶に新しい。
しかも、工芸館で展示されていた作品と同じ赤の彫刻シリーズ。あの時は、鑑賞地点から作品まで距離があったため、作品の材質感まで分からなかったけれど、今回は近寄って見ることができたので、ザラザラしたのやツルツルなのと質感が作品によって異なっていることを確かめることができた。

・浅見貴子
こちらも昨年5月に練馬区立美術館で開催された「現代の水墨画2009 水墨表現の現在地点」展で拝見した作品と同じだったのではないか。

・安田佐智種
尖端恐怖症の方が安田氏の写真コーナーに入ったら、さぞやおののくだろう。本展チラシ表面に採用されている鉛筆のような尖った者たちはビル群。
これは東京なのだろう。作品自体よりどうやって作品化したのかに興味がわいた。

・栗本夏樹
他の方の作品はみなほぼ記憶があるのだが、この方の漆作品はどうしても思い出せない。
漆作品が展示されていた記憶はあるのだけれど、他のブロガーの皆様が書かれている車にまるで覚えがないのはなぜだろう?見落としたのだろうか。気になっている。

*1月24日(日)まで開催中

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@一村雨さま
こんばんは。

> 高野浩子は、書物という「知恵」の集積所に舞い降りた女神と
> いうイメージで眺めていて、いい雰囲気だなぁと勝手に思ってました。
→ ロマンティックですね~。知恵の集積書に舞い降りた女神とは。
  私にもその想像力があれば。。。

@noel様
漆作品情報有難うございます。
壁にかかっていた・・・でおぼろげな記憶がかすかに蘇ったような。
本当に記憶力の欠落のひどさが恐ろしいです。

@せいな様
こんばんは。
「藤原彩人さんはイケメンなおにーさん」に喰い付いてしまいました(はしたない)。
美術館のHPは、イマイチでも内覧会に行かれたブロガーの皆様の記事がありますから!
でも、漆作品の画像はなかったかも。

見応えある展覧会でした。
派遣国と作風が気持ちよくリンクしてるので
観ていて楽しかったです。
藤原 彩人さんとは実際にお話することも出来まして
とてもイケメンなおにーさんでした。

それにしても新美の広報にはもっと頑張って頂きたい。
帰宅後HPで作品を確認と思ったら記述が殆どないことに正直がっかりしました。

こんにちは。想像以上に見応えありましたよね。去年の伊庭展@神奈川を見逃したのが本当に悔やまれます(TT)栗本さんの漆は車そのものでなくボンネットに漆や象嵌が施されて壁に展示されてました。

素敵な展覧会でした。
私はみんな初めて知った作家ばかりでしたので新鮮でした。
高野浩子は、書物という「知恵」の集積所に舞い降りた女神と
いうイメージで眺めていて、いい雰囲気だなぁと勝手に思ってました。
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