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「ゴッホ展・燃燒的靈魂」 國立歴史博物館・台北

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先週金曜の夜から日曜の昼まで、実質土曜日まる1日台北に行って来た。
土曜日は故宮博物院が夜8時まで開館しているため、敢えて土曜日を狙っての旅。見て来たものはポツポツ記事にあげていく。先日は汝窯青磁について大阪市立東洋陶磁美術館の展覧会とからめて書いた。

2回目は台北の國立歴史博物館で3月28日まで開催されている「ゴッホ展・燃燒的靈魂」を見て来たのでご報告。
それにしても、展覧会タイトルが激しい「燃燒的靈魂」だもの。ちなみに中国語(北京語)でゴッホは梵谷と書くので、展覧会の正式タイトルは「燃燒的靈魂‧梵谷特展」
展覧会の公式HPは以下(展示作品画像を見ることができます)。このHPがゴッホの部屋なのか窓から雪が降り込んでいるあたりに工夫があって面白い。
http://vangogh.ishow.gmg.tw/

公式HPをご覧いただければお分かりのように、展覧会タイトルの文字が本当に炎を放って燃えている。
以前、台北の国会中継をTVニュースで見ていたら、すごい乱闘になっていた。
たまたまかもしれないが、激しいお国柄なのかもしれない。

展覧会は、オランダのクレーラー・ミュラー美術館所蔵作品、ゴッホの≪自画像≫を含む20点の油彩画と77点のドローイング、デッサン等で構成されているが、別に1点だけ日本のポーラ美術館所蔵の油彩作品≪アザミの花≫が出展されていた。

冒頭に記載した通り油彩より素描がメイン、しかも制作年代が画家として活動を開始した初期の1880年~1885年の作品を多数集めていて、いつものゴッホ作品のイメージとはかなり違う。

初期作品はひたすら鬱屈として暗い色調で、、ミレーの影響を強く感じる作品が多い。
農民や労働者の姿をモチーフにした作品が多いのも特徴。

本展出展作品の所蔵先であるクレーラー・ミュラー美術館に一昨年に行った際も初期作品は何点も見たが、70点もの素描は出ていなかったと記憶している。
確かにゴッホの有名な作品「ひまわり」シリーズや「星月夜」など晩年の2年半に描かれたものが大半だが、初期の素描作品を見ていると、ゴッホが何を描きたかったのかや身近な人々を見つめる視線、しっかりした線描など、この展覧会はこれまで知らなかったゴッホの一面を知るには十分な内容だった。

木々の表現など、後の糸杉シリーズに移行していく過程のひとつとして見て行くと大変興味深い。

ここまで初期作品にしぼりこんだゴッホ展はある意潔く、来て良かったと思わせる内容。
確かに傑作とされる油彩画は少なかったかもしれないが、初期の油彩画や素描も日本ではなかなか見られない作品なので有意義な時間だった。

会場内ではゴッホに関する3D映像まで流れていて、3D映像って通常の展覧会場ではかつて見たことがなく、目を引く。更に展覧会場までのアプローチも凝っていて天井が星月夜風にライトアップされていたり、期待を高めるような演出が楽しい。

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日本でも今年の10月1日(金)~12月20日(月)まで国立新美術館で「ゴッホ展-こうして私はゴッホになった-」が開催されるが、日本での展覧会HPを見るとゴッホ作品は油彩画35点、素描約30点で、他はハーグ派のモーヴやモネ、ロートレック、スーラなどの油彩画が約30点とかなり内容は異なるようである。

それにしても、台北のゴッホ展は団体客で大盛況だった。
元々それほど素描はそれほど大きな作品ではないし、大半の人が音声ガイドを借りていて、なかなか移動しない。
あと日本の展覧会と大きく違うなと思ったのは、図録とは別に600円くらいの展覧会ガイド(A4サイズ冊子)を販売していて、かなりの人がそれを購入していた。
日本のいわゆる分厚い図録は別に作成されていて、大変充実した内容で印刷も美しいがお値段も日本より若干高め。
もう一つ、いわゆる展覧会チラシは全く見かけなかった。多分リーフレットがあったような記憶はあるけれど、パンフレット立てもなく、リーフレット本当に見かけたのだろうか私は?

展覧会入場料は、日本よりやや安いと思う。台湾ドルで大人一般300$だった(現在1台北ドル:約3.2円前後)。

展覧会グッズ販売は、日本とほぼ同程度かそれ以上の賑わいぶり。
いろんなものが溢れかえっていた。
昨年イギリスで見た展覧会「ビザンチン」のグッズ販売は寂しい感じだったのに、開催国によって違うなぁと感じた。
台北での展覧会は日本に近い雰囲気があった。

台北にこれから行かれる方があれば、ゴッホ展も良いかもしれない。
台湾でゴッホも面白いです。

なお、ゴッホを見た後、國立歴史博物館の常設展示を見たが、これまたとても面白かったので、また次回。

*3月28日まで開催中。

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せいな様

台北初訪問でしたが、思った以上に美術館の内容が
充実していました。
次回は現代美術館にも行ってみたいです。

金沢のオラファー、ぜひ楽しんでいらしてくださいね!

どなたか分かりませんが

こんばんは。
販売されていたグッズ種類は、むしろ日本より多いくらいでした。
そして、販売されていたグッズのHPが展覧会公式HPからリンクされているのを
見つけました。以下のようなものがございました。
http://shopping.pchome.com.tw/?mod=area&func=style_show&RG_NO=DEAU&BB=life

No title

おお!台湾までなんてなんて素敵なんでしょう!
タイトルが強烈ですね。

来週金沢でオラファー体感してきます。
母、私、息子の三世代で。どんな鑑賞になるか楽しみです。

台北

memeさまこんばんは、まあ、台北にいらっしゃるのですね。
このゴッホ展のこと、昨年の今頃、台北に出張した折に、現地で知った怪しい(押しが強いだけ?)人に、「私たちはゴッホ展を来年するんだ。今クレラー・ミュラー美術館に調査に行ってきた」と言われ、たじたじとした記憶があります。
グッズ制作の会社でした。どんなグッズがあったのでしょうか??

遊行七恵さま

梵谷は「梵」=ヴァンで「谷」=ゴッホ???
確かにゴーギャンはどうなるんでしょうね。

3D映像って日本国内の展覧会で見たことないですね。
東博のTOPPANミュージアムシアターはバーチャルでは
あるけれど3Dではない。
3D映像は日本でも取り入れて欲しいと思いました。



よし様

こんばんは。
確かに朝一番には濃かったですね。
ごめんなさい。
私はこの展覧会、台北到着の翌日朝一番で見たのです。
思えば濃いというか重い朝の始まりでした。

梵谷でファン・ゴッホならゴーギャンは・・・

こんにちは
やっぱりあのタイトルがキてますねー!
妙にかっこいいです。
台湾はわたしも大好きな国なので楽しみです。
それにしてもあの3Dきれいです。

アーモンドの木

ゴッホはアーモンドの絵が一番好きです。 自画像はもはや青い炎に包まれた己の絵が苦し過ぎて。  それと並行した彼が弟テオに宛てた手紙が絵以上に....    彼の半分が狂人である半分を葬ったといわれてますね。  朝から、濃かったです。
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