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前原冬樹 「いろはにほへどちりぬるを」 YOKOI FINE ART

maehara

既に終了してしまった個展で恐縮だが、前原冬樹「いろはにほへどちりぬるを」を最終日に駆け込みで見て来た。

前原冬樹さんは、2008年のおぶせミュージアムでの展覧会をチラシで初めて知り、見に行きたくて仕方なかったが、どうにも都合がつかず断念。
前原冬樹氏のプロフィールや過去の作品はギャラリーHPでご覧いただけます。
http://www.yokoifineart.jp/jp/artists/fmaehara.html

昨年のアートフェアで扱ギャラリーのYOKOI FINE ARTのブースで1点を拝見しただけ。
漸く今年新作の個展が開催されると知り、更に柴田是真の山下裕二教授×千宗屋氏の対談の最後に、お薦めの現代アート作家として山下教授が推薦かつ強く応援されていたのが前原冬樹氏だった。

で、結局会期末になってしまったが初めて東麻布のYOKOI FINE ARTへ。

展示空間はそれ程広さはなかったが、新作「一刻」シリーズ5点が展示されていた。
*最奥の展示されていた「タイルに蟹」はギャラリストさんによれば2006年の作品とのことだったが、個展ミニパンフだと2010年とある。なぜ違う?

展示作品画像はブログ「ex-chamber museum」様でご覧いただけます。http://ex-chamber.seesaa.net/article/139388461.html
これが全て木彫。
木彫好きの血が騒ぐ。

極めつけだと思ったのは「排気口」「煙草」のセット作品。
特に「排気口」は朴の一木作りだとのこと。
どうやって、これを一木でくり抜いて金網部分だけ掘りあてたのか~。
凄い、凄すぎる。
煙草はもちろんまっさらな新品である筈がなく、吸い殻で、端っこがぺちゃんこに潰れている。
この絶妙なニュアンス。

山下教授曰く「どうでも良いような所にとことんこだわりを見せる作家」。

ちなみに、対談の際に千宗屋氏が推薦されておられたのは、同じく木彫の須田悦弘氏。
究極の木彫相反関係かもしれない。

ただ、須田氏も現在制作されているのは、雑草や椿、薔薇など植物が多いが、卒業制作は「スルメ」だったので、スルメ方向に進んでいたら前原氏と同じような作品を作られていたやもしれない。

前原氏の作品に話を戻す。

作品は超リアル、かつ超絶技巧なだけではない。
全体から立ち上るのは、そこはかとない哀愁。
しおれた吸い殻、錆びた排気口、ワニ革のベルト(トップ画像)、柱に潰れてくっついているカマキリ。
何なのだろう、この切なさは。

切ない気持ちを胸にギャラリーを出たら、冷たい風が頬に気持ち良かった。

*1月30日で終了しています。

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せいな様

せいな様の記事も拝見しました。
ご子息はカニがお気に召されたのですね。

一木の技と哀愁。たまりません。

No title

こちら私達も拝見してきました。
実際観ると本当にぐっと心を掴む作品達でした!
特にベルトの浮いた部分とか近くで観るとドキドキしました。
息子もとても面白かったそうです。
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